見出し画像

島暮らし、豊かに流れる時間

屋久島に行った。ひとことでいうと、この島は「湿度」だ。近くにあるAコープはまるで平成に戻ったかのような価格帯で、73円のサンガリアのお茶や105円のジュースに感動していた。しかも、4個セットのヨーグルトは心なしか大きいような気がして何度も見た。お寿司のパックには雲丹の軍艦が入っていた。

空になったアイスボックスを持ってレジに並んでいたら、店員さんが「捨てましょうか」と声をかけてくれた。

周りにAコープしかなかったから、毎日のように通っていた。だんだん回り道をして正面まで行くのが面倒になってきて、裏口みたいなところからしれっと入り口に向かったりした。じゃりぱんをひとつ買った日、ペイペイでと伝えるとおばちゃんが「1005円になります」と言った。わたしが無心で「はーい」と答えたら「いや105円でした!」と大きな声が返ってきた。「全然気づかなかったです」「はーいって言うもんだから、え?!って」「高いですよ〜あははははは」「あははははは」おばちゃんと笑った夏。あったかくて愉快。

最終日にはチョコクリームをたべた


𓂅𓂅𓂅


4時半に宿に迎えにきてくれた哲ちゃん。帰りに食べるお菓子とか、昼食に配る味噌汁をリュックにつめてきた哲ちゃん。ハンディファンを6つくらい持ってきていて、貸してくれたおかげで体力の消耗が遅くなっている感じがした。宿に送ることが仕事なのに、途中でレンタル品を返すところまで付き合ってくれた哲ちゃん。車を降りて見えなくなるまで手を振っていたら、うれしそうにクラクションを鳴らした哲ちゃん。縄文杉ガイドの哲ちゃん。お元気で。

過酷だったけどやり遂げた!


𓂅𓂅𓂅


飛魚の唐揚げしか食べてないのに、お刺身とお寿司までサービスしてくれた若大将。20歳くらい?って言われた。若く言われるとうれしい。歳とったなあ。

骨以外ぜんぶ食べられるのです


𓂅𓂅𓂅


二千円札・五千円札・一万円札、新紙幣は両替できないバス。ICカードも使えない。車庫近くでスーツ姿の社員さんが待機していて、いったん下車して両替をする。友達と合算して毎度きっかりで出していると「ぴったり助かります」と微笑んでもらえて、わたしたちもにっこりした。毎度きっかりで出していたわたしたちは優等生だったはず。座席のカバーは破れ、山道で揺れるたびにとんでもない音を出すバスとは裏腹に、観光客にやさしくて丁寧なバスの運転手さん。


𓂅𓂅𓂅


ゆったりと流れる島暮らし。住民に余裕がある感じがした。豊かなこころを育むとはこういうことだよねと友達と話していた。たんかんジュースをたくさん飲んだ。見るたびに屋久島のことを思い出すとおもう。


いいなと思ったら応援しよう!