施術事例①高血圧とEDの関係性
30代からの高血圧 → 男性機能をどう考える?か
若い頃から高血圧を指摘され、現在も降圧薬を服用されているお客様のケースです。
男性機能については、
「以前より反応しにくくなった」
「途中で維持しづらくなる」
という変化を感じておられました。
こうしたお悩みを聞くと、どうしても最初に出てくるのが、「もう年齢だから仕方ない」
という言葉です。
私は施術事例を振り返るとき、年齢だけで片づけず
「この方の身体では、何が起きている可能性があるのか?」という視点から考えてみたいと思います。
① 注目したのは「30代からの高血圧」
ご家族にも高血圧の方がおられ、ご本人も30代という比較的若い頃から高血圧を指摘されていました。
高血圧には遺伝的になることがあります。
そして今回、私が注目したのは「高血圧になった年齢」だけではなく血管が高い血圧にさらされてきた“期間”です。
たとえば現在60歳の方が30代から高血圧だったとすれば、約30年間にわたって血圧と付き合ってきたことになります。
長期間の高血圧は、
血管内皮の機能低下や動脈硬化と関連してきます。
ここが男性機能を考えるうえでも重要です。
② 男性の反応には「血流」が必要
男性の反応は、気持ちだけで起こるものではありません。性的な刺激が加わると神経からの信号が伝わり、一酸化窒素(NO)などが関与して陰茎の血管・平滑筋がゆるみ、海綿体への血流が増えていきます。
つまり、男性機能は「神経」と「血管」の共同作業!
血管が十分に拡張し、必要な血液が流れ込める状態が重要になります。
そのため長年高血圧が続いている方では、
「年齢のせいかな?」だけではなく、
これまでの血圧や血管の状態も含めて考える必要があると私は考えています。
③ そして、もう一つ見るのが「自律神経」
血流だけを見ても十分ではないんです。
男性の反応には自律神経も深く関わっています。
身体が緊張している。
仕事のストレスが強い。
眠りが浅い。
頭の中がずっと休まらない。
こうした状態では交感神経の活動が高まりやすく、身体がリラックスモードへ切り替わりにくくなることがあります。
そこで今回の施術では、
「無理に反応させる」のではなく、まず身体が緩みやすい環境をつくることを大切にしました。
頭部・背部へのアプローチや呼吸を通して、緊張が抜け、リラックスしやすい状態を目指して施術を行いました。
④ 施術後に見られた変化
ここで大切なのは、施術中に性的な刺激を行っているわけではないということです。
施術では身体を整えることに集中します。
その後、別の場面で性的刺激が加わった際に、
ご本人様から
「いつもより反応が良く、途中で維持しづらかった状態にも凄く変化を感じた!こんなに最後まで反応したのは数年振り」と喜ばれておりました。
もちろん、一度の変化だけで「高血圧による男性機能の問題が改善した」「施術によって治療できた」と結論づけることはできません。
ここは非常に大切なところです。
では、なぜ変化を感じられたのか。
血管の状態、心理的な緊張、自律神経、睡眠、体調、服用している薬など、男性機能には多くの要因が関係します。
今回の施術によってリラックスしやすい身体環境がつくられたことも、その中の一つの要素として考えることができるのではないか?
私はそう捉えています。
⑤ 「年齢だから」で終わらせない
今回の事例から改めて感じたことがあります。
男性機能の変化を、「歳だから仕方ない」
その一言だけで終わらせてしまうと、身体から出ているサインを見落としてしまうことがあります。
一人ひとり背景は違います。
身体を知ることは、諦めないための第一歩です。
私はこれからも、一人ひとりの施術を「その場で終わった結果」にせず、振り返り、考え、次の施術へつなげていきたいと思います。
