四人展ふりかえり&作品紹介
2021年になりましたね。いつもお世話になっているみなさん、昨年はありがとうございました。今年もよろしくお願いいたします。
四人展をふりかえって

2020年11月、熊本県のカフェレストラン「田舎茶房 野の花」さんにて「四人展」が開催されました。快く作品を置かせてくださった野の花さんや足を運んでくださった方をはじめ、準備を手伝ったり応援してくれた友人、一緒に展示を行ってくれた3人に改めて心より感謝いたします。ありがとうございました。
個人的には初となる展示で、緊張とワクワクといろんな思いが入り交じった濃い思い出になりました。この状況下でどうしても大きな声で「来てね!」とはなかなか言えず、私自身も会場へ行くことはできませんでしたが、実際に作品を見たり手にとってくださった方からメッセージをいただけてとても嬉しかったです。届いてます、ありがとうございます。
展示に参加するにあたってどんな作品を並べたいか考えたとき、自己紹介のようなものにしたいなとぼんやり構想していました。
多かれ少なかれ、作品には作者の人となりが滲み出るものだという持論があります。絵を描くことは自分と向き合うことで、絵を見せることは自分の内側を人に晒すこと。その割合は作品によって違うし無意識であることも多いけれど、どの絵もそうなのだと思います。
私の作品はこれといって掴みどころが無いというか、自分で気づかないだけなのかもしれませんが「特徴がない」というのが特徴です。伝えたいメッセージはないし、一貫したテーマもありません。絵柄もわりと不安定で、その時になんとなく描きたいと思ったものを描くだけです。独自の世界観を持った人たちの絵をとてもうらやましく思ってしまいます。
私らしさとはなんなのか、それに改めて向き合うところから制作がスタートしました。
私は自分の絵が好きです。絵を描くのは自分が楽しいからです。
誰かのために描くことはあんまりなくて(それも好きだし素敵なことだよね)、人気者になりたいとかバズりたいとかの野望もあんまりなくて(それも以下略)、ただただ自分のために描き続けてきました。それでもやっぱり、誰かの心に自分の作品が届くことはこの上なく幸せです。
もし描いた絵を本当に誰にも見せることなく100%自分の中だけで完結できるのなら、TwitterもTumblrもわざわざやらないでしょう。ましてや埼玉にいる人間が熊本で展示をするなんて、ねえ。
見てくれる人がいて初めて私の絵が生きるのだと思います。
それから、私にとって絵は免罪符なんです。「いつも迷惑ばかりかけて役立たずな自分が生きていていいのだろうか」と悲観していた時期もありましたし、今でも時々そう思うのですが、絵を描くことが私に生きることを許してくれるような気がします。
だからといってそう重たいものではなく、日常の一部として絵がいつもそこにある、という感じです。空気やご飯に近いような。(免罪符なのにご飯ってどういうことだ)
つまりはとても大事なもの。
考えに考えを重ね、「たとえ下手だろうと統一性が無かろうと持っている以上のものは出せないのだから背伸びせずにいこう」という結論に至りました。結局そういうところに着地しがち。でもいいんです、自分の頭で考えてたどり着いた答えが正解なんです。
「自分で考える」これ、大事。
四人展をとおして絵と向き合う時間、ひいては自分自身を見つめ直す時間がつくれたことはとても有意義だったと思います。
今後も作品を発表する場を定期的に設けたいですね…。実物を見せられる機会が少なくとも年一回あると理想だけど、どうだろう。とりあえず言葉にしておきます。口に出したほうが叶うのでね、実行のモチベーションになるという意味で。
2021年も創作活動モリモリがんばります。
せっかくなので、展示した作品を紹介してみます。会場へお越しくださった方は思い出しながら、来られなかった方もぜひここでゆっくりご覧になってください。
作品リスト
『燃ゆる空』
アクリル、キャンバスF4号


『流せない水』
CLIP STUDIO PAINT (A4画用紙に印刷)


『日々、ひび、ヒビ』
クロッキー帳、画用紙、ボールペン、水彩色鉛筆、不透明水彩


『ソフトクリーム』
CLIP STUDIO PAINT (ポストカードに印刷)

『葡萄』
不透明水彩、スケッチブック

販売したポストカードの原画
・『キンモクセイ』
CLIP STUDIO PAINT

・『食べ物スケッチ』
シャーペン(線画)、CLIP STUDIO PAINT(着色)

以上です。
自己紹介といいながら、いまいち掴みきれないのが良くも悪くも私らしいのではないだろうかと……。故にまとまりのないラインナップになりましたが、我ながら面白いものになったと思います。見てくださった方はどうだったのでしょうか。
作品のほとんどはTwitterやTumblrで発表済みでしたが、『燃ゆる空』と『キンモクセイ』は展示のために描き下ろしました。この二作品の解説はまた別の記事で書こうと思っています。
それではまた。
