【悲報】サラリーマンが2億円貯めるの無理ゲーな話ー給料の世界と、資産の世界
目次
はじめに
理由① 税金や社会保険料が高すぎる
理由② だんだん貯めている自分がアホらしくなってくる
理由③ 年収なりの生活への誘惑がある
理由④ 達成までの期間がやたら長くなりがち
稼ぐ力が高くても、2億円は貯まらない
給料の世界と、資産の世界
1.はじめに
都心のマンションが、2億円、3億円しても珍しくない時代になった。
しかし、ここに一つ悲報がある。
年収2,000万円のサラリーマンでも、給料だけで2億円を貯めるのは、ほぼ無理ゲーだ。
たしかに、計算上は不可能ではない。
しかし、計算上できることと、人間が実際に何十年も続けられることは別の話である。
サラリーマンが2億円を貯めるのが無理ゲーになりやすい理由は、主に4つある。
2.理由① 税金や社会保険料が高すぎる
年収2,000万円なら額面だけを見れば、年間1,000万円くらい簡単に貯められそうに思える。
しかし、所得税、住民税、社会保険料を差し引かれると、手取りは約1,260万円~1,300万円。
年間1,000万円を貯めようとすれば、300万円以下での生活を余儀なくされる。
一人暮らしならギリギリ行けそうな気もするが、ファミリーではかなり厳しい水準だ。
3.理由② だんだん貯めている自分がアホらしくなってくる
仮に手取りの大半を貯められたとしても、それを何十年も続けるのは簡単ではない。
僕自身、独身時代には、月の手取り約70万円で生活費20万円みたいな時期もあった。
確かにお金はどんどん貯まった。
しかし、預金通帳の残高が増えていくのを眺めながら、次第にこう思うようになった。
俺は何をやっているんだろう。
会計士になるために勉強し、終電まで働いて、給料もそれなりには恵まれている。それなのに、給料の大半は使われることなく、預金通帳の数字に変わっていく。
すると、
この生活なら、別に会計士にならなくてもよかったのではないか。
こんなに頑張らなくてもいいんじゃないか。
という疑問まで湧いてくる。
貯金が増えることには、もちろん安心感がある。
ただ、預金が5,000万円から5,500万円になっても、生活はほとんど変わらない。
一方、その500万円を使えば、便利な場所に住んだり、旅行をしたり、車を買ったり、働く時間を減らしたりできる。
人間は何十年も、預金通帳の数字を増やすことだけを目的に生き続けるのは難しい。
途中で、
こんなに働いているのだから、もう少し人生に使ってもいいのではないか。
と思うのが自然である。
4.理由③ 年収なりの生活への誘惑がある
理由②とも関連するが、年収が上がれば、年収なりの生活をしたくなるのが人間の性だ。
港区に住みたい。ロレックスが欲しい。ベンツが欲しい。家族でハワイに行きたい。
つまり、年収なりの生活をしてみたくなる。いわゆる「ライフスタイル・インフレーション」だ。
そして、一度上げた生活水準は、これも経済学でいうところのラチェット効果によりなかなか下げられなくなる。
5.理由④ 達成までの期間がやたら長くなりがち
年間1,000万円貯めるのが現実的でない話は前述の通りだが、仮に、年間500万円を貯めても、2億円まで40年かかる。
年間500万は、手取り(約1,260万円~1,300万円)の約40%だ。この貯蓄生活を40年、つまり、サラリーマン人生の大半続けることになる。
その間には、結婚、住宅購入、子育て、教育費、親の介護、自分の健康問題もある。
収入がずっと維持されるとも限らない。
人生は、電卓やエクセルのように一直線には進まない。
そして、なにより、そんな生活が40年も続かない。
6.稼ぐ力が高くても、2億円は貯まらない
投資をせず、相続もなく、給料だけで2億円を持っている人がいたら、かなり珍しい存在だ。
年収5,000万円を長期間稼ぎながら、物欲がほとんどなく、生活水準も上げなかった人なら可能かもしれない。
しかし、それは一般的な高収入サラリーマンとは別の生き物に近い。
多くの資産家は、給料だけで2億円を貯めたわけではない。
給料を元手に株式や不動産を持ったり、事業を育てたり、相続によって資産を受け継いだりしている。
つまり、大きな資産を作るためには、
稼ぐ力だけではなく、貯める力と増やす力が必要になる。
7.給料の世界と、資産の世界
都心のマンションが2億円、3億円する時代になった。
しかし、そのマンションを買っている人の多くは、毎月の給料をコツコツ貯めて購入しているわけではない。
株式、不動産、事業、相続。
すでに持っている資産が、次の資産を生んでいる。
給料だけで2億円を貯めようとする世界と、資産が資産を生む世界。
同じ「お金持ち」に見えても、そこではまったく違うゲームが行われている。
サラリーマンが大きな資産を築くために必要なのは、給料をひたすら預金通帳に積み上げることではない。
給料を元手と信用力に変え、どこかの段階で資産を持つ側へ移ることなのだと思う。
