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20年の育休が始まりました。

4/22 15:56に親になりました。
いやーまさか自分がこんなことになるとは思っていなかったんですが、本当に生まれました。

無事に産まれてきてくれて、
無事に産んでくれてありがとう

ずっとこの瞬間のために準備してきたので、これから夫婦揃って20年間の育休に入ります。

20年というと途方もない年月に思えますが、あっという間に10日経ってしまいまして。
小林ちゃんは生後10日になってしまいました。

もうすごい大きくなった気がする

小林ちゃんは林そっくりで、妻はずっと「林そっくりなベイビーがいい!」と言っていたので願いが叶った感じです。
林も自分を見ているようで、子育てをしているというよりも自分を育てている…というかもう一度生き直している感じです。ふしぎ

今は午前3時11分。
リビングのニーチェアで小林ちゃんを抱っこして、ゆらゆら揺れながらnoteを書いています。
小林ちゃんは林に似てよく寝る子で、昼間は結構ずっと寝ていて、夜はずっと起きているという感じです。
新生児育児は育児チュートリアル感があり、とてもやさしいなと感じています。

家に帰ってからの育児は4日目に入りますが、かなりスムーズというか、のんびりとしたスタートが切れています。
夫婦ともに8時間ぐらい寝られています。
とにかく妻のおちゅりが妊娠してからずっと頑張ってくれていたので、ここからは妻をいかに休ませるかというのが林の役割だと思っているのですが、妻も意外と精神的に余裕があるようで「林も寝てくれ」と言ってくれるので、林もしっかり眠りながら育児ができています。
と言っているそばからおちゅりが悪寒戦慄で倒れました…!

やっぱり安心は出来ないなと反省しています。
とにかく産後の妊婦さんは休んだほうがいい。

生まれる前は「結局お母さんはあんまり休めないよ」という話をよく聞いていたのですが、その理由は大きく2つあるのかなと思っています。

一つ目は「母乳問題」です。
うちは基本的に混合でやっているのですが、特にこだわりがないので、夜中に母乳をあげることにも執着していません。
今のところ、妻も胸が張って眠れないということがないので、その点はクリアできています。

二つ目は「赤ちゃんが気になって起きてしまう問題」です。
これに関しては我が家にとって朗報だったのですが、基本的にリビングで育児をしつつ、寝室はそこから最も遠い位置にあるという間取りなんです。
寝室で眠っている分には、リビングでいくら小林ちゃんが泣いても全然聞こえません。
おかげでおちゅりも小林ちゃんが泣いていることに全く気づかずに、朝まで余裕で眠れているという感じです。

全体としては林のワンオペでも全く問題なく、新生児期は大きな体調不良などが無ければなんとかなりそうです。
なにより小林ちゃんが可愛すぎて無限に見ていられます。
新生児期はあっという間に終わってしまうんだろうな。

本当に林が小さくなったという感じ

出産に関してはこの間スペースで振り返ったので、後日アーカイブをnoteに残そうと思います。
少し人生を振り返ってみようかなと。

そもそも自分は結婚もできると思ってなかったですし、ましてや子供が生まれるなんて全然予想もしていなかったというか、10人いたら一番子供とかが生まれなさそうなタイプだと思っていました。
最初の会社の同期の人たちは入社3年目ぐらいで子供が生まれたりしていて、もう12、3年前のことなので子供はもう中学生、という友人も多いです。
自分は「遅れてしまった感」がずっとあり、もう子育てをする人生ではないのかなと思った時期もありました。

そんな自分が変わったのはおちゅりと出会ったのが全てだなと思っています。
出会ってからも順風満帆ではなく、このままの人生じゃダメだろうと思って鬱になったりもしました。
そのあたりのことは他の記事でもいろいろ書いてきてはいるんですけれども、そこから何とか人生を変えなくてはと思ってフリーランスになり、その後、結婚してから本当に良い人生になってしまいました。
SNSで使用している林という名前は旧姓で、今は妻の苗字です。
苗字が変わってから本当に運が良くて全てが上手くいくようになりました。

「人生を変える方法は、決意を新たにすることではなく、住む場所と仕事と会う人を変えることだ。それしかない」という話があると思うんですけど、確かに仕事が変わって、住む場所が変わって、会う人が変わったんですよね。
それで本当によい人生になってしまったな、という感じがしています。

妻が妊娠するまでは、世の中の人には当たり前のように子供がいるなと思っていて、自分が親になるということをどこか遠いことのように感じつつも、世の中的にはすごく当たり前のことのように感じていました。

実際、2人に1人は子供を産むということで、あらゆる物事の中では「当たり前」に属することだとは思います。これは単純に数字だけ見たら、例えば「フォトグラファーになる」とかよりはずっと多いわけです。2人に1人もフォトグラファーにはならないですから。
そう考えると、子供を産むことよりもフォトグラファーになる経験の方がレアであると言えるはずなのですが、実際に子供が生まれるということが、これほどまでに凄まじい経験なのかと驚きました。

経験の密度だけで言うと1万人に1人くらいしかできないような体験に感じるのに、なぜか2人に1人が経験しているという。
おかしいんじゃないかと思います。

もちろん林は男性なので、女性の方がはるかに経験としては大きいものだろうというのを痛感しています。
林はおそらく世の一般的な夫よりは妻と一緒に出産までの日々を過ごしてきました。
夫婦ともに仕事をしていない状態だったので、出産までの10ヶ月間、ほとんど妻と一緒にいました。

検診もすべて同行しましたし、毎晩、家庭用のエコーで子供の様子を見ながら、子供のこと、出産のこと、そして妊娠について話し合う日々を過ごしてきました。
ただ、それでもやはり自分自身で「子供を産む」ということを経験することはできません。
産む人の隣にいるという経験はできても、産むことそのものは経験できない。
その事実に直面しながらも、やはり出産というのはとんでもない経験だと感じました。

無事に生まれてきてくれた今は、本当に不思議な気持ちです。

産後2時間ほどで血中酸素濃度が下がり、うまく呼吸ができていないような状態になりました。
調べてみると、まだ肺呼吸に慣れていない赤ちゃんには決して珍しいことではないようですが、だからこそ酸素濃度を常に測っているのだと理解しています。
一つの命が当たり前に生きながらえていくように見えるまでには、膨大な時間と、とてつもない幸運が重ならなければならないのだと痛感しました。

振り返ると大変なことばかりでしたが、今の気持ちは「嬉しい」の一言に尽きます。
将来への不安もありません。そういった不安を持たなくて済むようにすべてを設計して取り組んできましたし、これから二人で子育てに専念できる環境も整っているので、今は楽しみしかありません。

妻は本当によく頑張ってくれました。
8月に妊娠が分かってすぐにつわりが始まり、9月、10月の丸二ヶ月間はほとんど何もできず、脱水症状で入院も経験しました。
つわりが治まったと思ったら今度はお腹が大きくなって行動が制限される。この10ヶ月間、体調の良かった日が一日もないというのは、側で見ていても本当に不公平だと感じます。

これも男性あるあるかもしれないんですが、基本体調良くないですか?
林なんかは20歳ぐらいまでは体調悪いとかって風邪ひいている時だけみたいな感じでほぼ体調良くて。
30歳ぐらいから鬱っぽくなってきたんで、かなり体調悪い人間、世の中の中でもかなり体調悪い人間ではあったんですが、それでもやっぱり10ヶ月連続体調不良っていうのはなかなかないです。
それだけでやっぱり妊娠というもの、妊娠・出産というものの不公平なところを感じます。
男性側が楽すぎる。
そこのリスクの差があるからいろんな世の中の問題も起きてきているんだと思うんですけど、不公平をすごい感じつつも、おちゅりはなんていうんだろうな、ずっと前向きに出産までやってきたと思います。
本当にすごい。
産前産後の鬱に関してはすごい怖かったんですけど、そうなることもなく、ずっとおちゅりは前向きに生きていて。
今後も産後のあらゆるリスクはありますが、今の環境だと順調に回復していってくれるのではないかと思っています。

出産当日もおちゅりは本当に頑張りました。

産院はお花畑がある

月曜日に計画入院して、火曜日に促進剤を朝9時に投与。
促進剤で3分に1回ぐらいの陣痛がずっと来ながらも、本陣痛につながってらずに夕方に促進剤投与をやめて持ち越すという形。
出産当日は朝の4時5時から陣痛が来ていて、前日よりもかなり進んだ状態でのスタートからの9時にまた促進剤を入れて、14時ぐらいの段階で子宮口が4、5センチ開く。
無痛分娩の計画なので、無痛の針は背中に刺さった状態で、あとは薬を入れるだけという状態。
麻酔を入れることができますという状態から、できるだけ自然でギリギリまで粘った方がお産がスムーズにいくということで、もう少し粘りますというおちゅり(ほんとうにがんばった…!)。
そこから30分後ぐらいに急に陣痛が強くなり、急いで麻酔を入れる。
でも麻酔が効かず、急激に陣痛が強くなって、そこから本当に苦しみました。

写真はたくさんあるけど見せられるものがすくない

結果的には麻酔がうまく入らなくて、背中に刺した針の位置が微妙に何かでずれていたのか、本来のところにうまく入らないということで、急遽無痛ではない形になるというお話を聞いて、その時点で子宮が9センチ開いていたので、もうこのままお産を迎えるしかないという状態になり、そこから約30分で生まれるという。
時間だけを見ると安産でしたと言われたんですけど、安産が楽なわけじゃないですからね、本当に。
安産というのは、相対的に見て時間が短かったというだけの話であって、それでも当日陣痛が強まってから7時間かかっています。
前日も合わせたら丸2日苦しんでいるわけです。
もっと言うと妊娠期間ずっと大変だったんで、丸10ヶ月苦しんでいるわけなので、最も安産の人でも10ヶ月は苦しむというのが出産というものです。
本当に最後の生まれる瞬間は見ていて辛かったです。
子供が産まれるという嬉しさよりも、おちゅりが痛がっているのを見るのが苦しかった。
本当に代わってあげたいけれど何もできないという無力感を感じました。これは誰でも、父親なら全員が言うことだと思うのですが、男性側の無力感を強く感じた時間でした。

結果的には母子共に健康に生まれ、分類だけで見ると安産という形になったこと、本当に「終わり良ければ全て良し」とはその通りだなという感じで、今はただただ嬉しいという気持ちです。

最近の林だけを見ている人からは「いい夫風」というか、「いいパパになりそう」と言われることもありますが、自分では全くそんなことはないと思っています。
もともと結婚できない人間だと思っていましたし、子供なんて夢のまた夢だと思っていたので、自分の人生が変わり、自分自身という人間も変わっていったのをすごく感じます。

今日以降に林を知る人にとっては、林に子供がいるのは当たり前のことで、子煩悩なパパという印象になるのかもしれません。
それは本当に不思議な感覚です。
人間は最初に出会った時の印象が第一印象になり、それより前の変化は伝わらず、ただのエピソードトークになってしまいます。

出産前に林を知ってくださった方と、出産後に知る方とでは、林に対して全く別の印象を持つことになるのではないかと思っています。
だからこそ、この記事には大きな意味があります。
出産前から林を知っている方も、この記事から読み始める方もいる。
そこにはもう戻れない境界線があるような、不思議な気分です。

とにかく、今は健康が一番だと思っています。
人の悩みは、結局は自分や家族の健康に集約されます。
おちゅりと子供の健康、それ以外はどうでもいい。
健康以外のことで悩む必要はないと、最近は強く感じています。

これからどんどん、健康のことばかり話す普通のおじさんになっていくのかもしれませんが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
本当に20年の育休が始まってしまったので、個人開発で20年の育休を取るまでの話をしっかり書いて完結させつつ、これからはダブル専業主婦(主夫)のロールモデルとして生きていけるよう頑張ります。

頑張ったおちゅりと、これから頑張って生きていく小林ちゃんに幸あれ。

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