こだわり遊びはやめさせないで大丈夫!子供の成長の入口になる関わり方| 子育て | 子どもの成長 | 声かけ | 親の葛藤 | 発達障害 | ASD | 自閉スペクトラム症 | 発達特性 | 発達障害グレーゾーン |
こんにちは、春乃ひかりです。
「同じ遊びばかりしている」「並べるだけでごっこ遊びしない」「おもちゃの使い方が独特で心配」そんな姿に、不安になっていませんか?
我が家の長男はレゴが大好きで6歳の頃、私がタイタニック号の沈没の話をしたらどハマりしてしまい、
レゴでタイタニック号を作る→氷山で船体の右側に傷がつく→船が浸水し、船体の前方が沈み始める→前に傾く→浮いた船体後ろ部分の重さに耐えきれずに船体が割れる→そして沈むと言う過程を暇さえあればシミュレーションしながら私に説明していました。
私は「これは、、将来船の事故調査員とか船長とか造船業に就くのでは?」と親バカ全開で日本の造船業の求人を見ていたのですが、
その後、こんな船もあるよと教えた世界最大のクルーズ船に興味を持ち、ロイヤルカリビアン社の「〇〇of the Seas」の名前を一通り覚えた後、急速に興味を無くし、今は船に全く興味を持っていません。その間、約半年ほど。

クルーズ船の船員も良いなあと思ってました。
現在10歳の長男はレゴは相変わらず大好きで暇さえあればずっとロボットを作っています。
「プログラムは興味ないけどロボットを組み立てたい」とのこと。
今回は、自閉症の子どもの遊び方についてのお話です。
0.自閉スペクトラム症の子の独特の遊びあるある
自閉症の子どもは、一般的な遊び方とは少し違うスタイルを見せることがあります。
車を走らせずタイヤだけ回す
お医者さんセットを並べる
ドアの開け閉めを繰り返す
同じ動きを何度も楽しむ
こうした遊びを見ると、「もっと普通に遊ばせたほうがいいのでは」と感じる保護者も少なくありません。
ですが海外の支援現場では近年、自閉症の子どもの遊びは、そのままで意味のある学びと自己調整の時間だと考えられています。
この記事では、なぜ同じ遊びが大切なのか、
そして親が遊びを奪わずに広げる関わり方をわかりやすく解説します。
1. 自閉症の子の遊びは「間違い」ではありません
大人はつい、
おままごとをしてほしい
会話しながら遊んでほしい
ストーリーのあるごっこ遊びをしてほしい
と思いがちです。
でも、自閉症の子どもにとって遊びは、
感覚を確かめる
物の仕組みを観察する
規則性を見つける
安心できる繰り返しを味わう
好きな世界に集中する
大切な時間でもあります。
つまり、タイヤを回すのも、並べるのも、開け閉めするのも、その子なりの学び方なのです。
2. 繰り返し遊びには大きな意味があります
同じことを何度もすると、
「飽きないの?」
「こだわりすぎでは?」
と感じるかもしれません。
ですが繰り返しには、
① 予測できる安心感
次に何が起こるか分かると、心が安定しやすくなります。
② 理解が深まる
何度も試すことで、音・形・動き・順番を学んでいます。
③ 成功体験になる
自分でコントロールできる感覚は、自信につながります。
海外の記事でも、反復は“行き詰まり”ではなく、意味づくりの方法だと説明されています。
3. 大人がやりがちな逆効果の関わり・声かけ
よかれと思って、
「こうやって遊ぶんだよ」
「次は先生ごっこしよう」
「並べるのやめて車走らせよう」
と主導しすぎることがあります。
すると子どもは、
遊びを取られた
わからなくなった
プレッシャーを感じた
となり、遊び自体から離れてしまうこともあります。
先述の長男の話ですが、なぜ船に興味を失ったのかはっきりとはしませんが、実は私がやってしまった思い当たる事があります。
「ロイヤルカリビアン社のクルーズ船の船員をするなら英語を頑張らなきゃね」と何度か言ってしまった事です。
これは今でもやってしまったなと後悔しています。
4. 遊びを奪わず広げる5つのコツ
① まず観察する
何を面白がっているのか見てみましょう。
回る動き?
並ぶ順番?
音?
開閉の感覚?
そこに関わりのヒントがあります。
② 同じことを隣でやる
子どもが歯ブラシ玩具を触っていたら、親も別の歯ブラシで隣で真似する。
言葉がなくても、“一緒にいる楽しさ”が育ちます。
③ 新しい要素は1つだけ足す
全部変えず、
ぬいぐるみにもやってみる
色違いを追加する
1回だけ順番を変える
このくらいで十分です。
④ 成功を求めない
反応しなくてもOK。
見ているだけでも学んでいることがあります。
⑤ 子どもの主導権を残す
大人は参加者であって監督ではありません。
5. 病院・歯医者準備にも遊びは使えます
海外では、お医者さんごっこや歯医者セットを使って、受診準備にも活用されています。たとえば、
体温計を触ってみる
口を開ける玩具で遊ぶ
ライトを見る
順番カードを見る
遊びの中で経験しておくと、本番の不安が減りやすくなります。
まとめ:遊びは直すものではなく、つながる入口です
同じ遊びばかり。
独特な使い方。
会話のない遊び。
それを心配してしまう気持ち、よくわかります。
でもその遊びの中には、
集中する力
発見する力
安心を作る力
自分らしく学ぶ力
が詰まっています。
まずは変えようとする前に、入ってみる。
子どもの世界に寄り添うことから、発達支援は始まります。
あなたのお子さんの遊び方には、ちゃんと意味があります。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
もしよければ、「同じ遊びばかりで心配だった」「一緒にやったら笑ってくれた」など、ご家庭での遊びエピソードをぜひコメントで教えてください。

