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資産を増やす投資から毎日もらう投資へ|#4(序章)

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投資信託の積み立てを始めてしばらくすると、少しずつ資産が増えていくのを実感できるようになりました。

お金が働いてくれる感覚は新鮮で、「もっと早く知っていればよかった」と思ったほどです。

しかし同時に、ひとつの疑問も生まれていました。

「このペースで、本当に十分なのだろうか」

それは、2019年のことでした。積み立てが軌道に乗り始めた頃、私はふと立ち止まり、エクセルで将来の資産推移を試算してみました。毎月の積立額と想定利回りを入力し、複利計算で20年後、30年後の金額を確認してみたのです。

数字は増えていきます。確かに増えてはいるのですが、そのスピードは思っていたよりもゆるやかでした。

「このままだと、結局は定年まで働き続けることになるのではないか」

そう感じた瞬間でした。

自分の給与と積立だけでは、資産規模を大きくするにはどうしても時間がかかります。会社員としての収入には限界があります。

では、会社員という立場のまま、お金がお金を増やす仕組みには何があるのか。

私はあらためて本やYouTubeで調べ始めました。

そこで分かったのは、資産を大きく増やしている人の多くが、何らかの事業を持ち、融資を受け、その資金で売上を伸ばしているということでした。

ただ、私には事業を立ち上げるだけの特別な技術や人脈があるわけではありません。革新的なアイデアもありません。

自分にできる現実的な方法は何か。

そう考えたときに、あらためて浮かんできたのが不動産投資でした。

家賃収入という形で、毎月安定的にお金が入ってくる仕組み。しかも、会社員でも銀行から融資を受け、その資金を活用できる可能性がある。

ちょうどその頃、妻の友人が会社員を続けながら不動産投資に取り組んでいることを知りました。「特別な起業家でなくてもできるのかもしれない」と思えたことも、大きな後押しになりました。

とはいえ、私は物件の目利きができるわけではありません。自分で投資用物件を探し、良し悪しを判断する自信もありませんでした。

そこで、信頼できる不動産コンサル会社を探し、伴走してもらう形でスタートすることにしました。

このとき、資産形成の“ギア”がひとつ上がった感覚がありました。

投資信託で「増やす仕組み」をつくり、不動産で「毎月もらえる仕組み」をつくる。この二つを組み合わせることが、自分にとっての理想だと確信したのです。

ここから、私の資産形成は次の段階へ進んでいきます。


次回は(第5話)、その後に出会った「安定装置」ともいえる投資手法について書いていきます。

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