9800X3Dを100%活かすならこの構成|CPU・マザボ・GPU・メモリ・冷却まで全部解説
Ryzen 7 9800X3DでPCを組むなら、いちばん大事なのは「CPUだけ強くして終わり」にしないことです。
9800X3Dは、ゲーミングPCを組むうえでかなり魅力的なCPUです。ゲーム用途では非常に強く、長く使うPCの中心にしやすい存在です。
ただ、そのぶん周辺パーツ選びで迷いやすいCPUでもあります。
マザーボードはどれがいいのか。
GPUはどのクラスまで合わせるべきなのか。
メモリは32GBで足りるのか、64GBにするべきなのか。
SSDはGen5を選ぶべきなのか。
電源は850Wで足りるのか。
ケースは見た目で選んでもいいのか。
こういう悩みが一気に出てきます。
この記事では、Ryzen 7 9800X3Dを基準にして、PC1台が完成する構成をいくつかのパターンに分けて整理します。
パーツの組み合わせは無限にあります。なので、ここで紹介する構成が絶対の正解というわけではありません。
ただし、ひとつの基準としてはかなり使いやすいはずです。
「この構成をそのまま買ってもいい」
「ここからGPUだけ変えてもいい」
「SSDだけ増やしてもいい」
「ケースだけ好みで変えてもいい」
そんなふうに、初心者でも迷いにくく、上級者でも構成のたたき台として使いやすい記事を目指します。PRが含まれます。
まず結論:9800X3D構成は“全体のバランス”で決まる
Ryzen 7 9800X3Dを活かすなら、CPUだけではなく、マザーボード、GPU、メモリ、SSD、冷却、電源、ケースまで含めて考える必要があります。
個人的に、9800X3D構成で大事だと思うのは次の考え方です。
まず、マザーボードは安定性を重視します。
安さだけで選ぶより、BIOS更新、VRM、M.2スロット数、Wi-Fi、拡張性を見たほうが後悔しにくいです。
GPUは、遊びたい解像度で決めます。
WQHD中心ならGeForce RTX 5070 Ti 16GBやRadeon RX 9070 XT 16GBあたりがかなりバランスのいい候補になります。4Kまで強く意識するなら、さらに上位のGPUも視野に入ります。
メモリは32GBを最低ラインにします。
ゲームだけなら32GBでも十分狙えますが、配信、動画編集、ブラウザを大量に開く使い方、長期運用を考えるなら64GBもかなり現実的です。
SSDは、OS用とゲーム・ファイル保存用を分けると管理しやすいです。
OS用にM.2 NVMe SSDを1TB〜2TB、ゲーム保存用に2TB以上のSSDを用意すると、あとから容量不足で悩みにくくなります。
冷却は、ゲーム中心なら大型空冷でも十分狙えます。
ただし、ケースのエアフローが悪いと意味がないので、CPUクーラーだけでなくケース全体で冷やす意識が必要です。
電源は、今の構成だけでなく将来のGPU交換まで考えます。
RTX 5070 TiやRX 9070 XTクラスなら850Wを基準にし、さらに上位GPUを考えるなら1000W以上も候補になります。
ケースは見た目だけで選ばないほうがいいです。
9800X3Dと高性能GPUを組み合わせるなら、フロントメッシュ構造のように空気がしっかり入るケースを選んだほうが安定しやすいです。
構成1:9800X3Dの標準解|WQHDゲーミングの基準構成
まずは、この記事の中心になる標準構成です。
WQHDで重めのゲームを快適に遊びたい人に向いています。
迷ったら、まずこの構成を基準に考えるのが分かりやすいです。

パーツ構成
CPU:AMD Ryzen 7 9800X3D
マザーボード:MSI MAG X870 TOMAHAWK WIFI
GPU:GIGABYTE GV-N507TGAMING OC-16GD
メモリ:CORSAIR VENGEANCE DDR5 32GB 6000MHz CL30
OS用SSD:Western Digital WD_BLACK SN850X NVMe SSD 1TB
ゲーム用SSD:Western Digital WD_BLACK SN850X NVMe SSD 2TB
CPUクーラー:Thermalright Phantom Spirit 120 SE ARGB
電源:Corsair RM850x Shift 2025
ケース:Corsair 4000D Airflow
OS:Microsoft Windows 11 Home 日本語版
この構成は、9800X3Dをかなり素直に活かせるバランス型です。
CPUはRyzen 7 9800X3D。
マザーボードはMSI MAG X870 TOMAHAWK WIFI。
GPUはGeForce RTX 5070 Ti 16GBクラス。
メモリはDDR5 32GB。
SSDはOS用とゲーム用を分ける。
電源は850W。
ケースはエアフロー重視。
かなりきれいにまとまっています。
9800X3Dを選ぶ人は、CPUだけでなくGPUにもある程度の予算をかけたいはずです。その意味で、RTX 5070 Ti 16GBクラスはかなり相性のいい候補になります。
フルHDだけで使うには少し贅沢ですが、WQHDで長く使うならちょうどいいラインです。
SSDは1本だけでもPCは組めます。
ただ、最近のゲームは容量が大きいので、最初からOS用とゲーム用を分けたほうが管理しやすいです。
OS用に1TB、ゲーム用に2TB。
このくらいあると、かなり安心感があります。
構成2:コスパ重視|9800X3Dは使いたいけど予算は抑える構成
次は、9800X3Dを使いつつ、全体の価格をなるべく抑える構成です。
ただし、安くするとはいっても、電源やケースまで極端に削るのはおすすめしません。
9800X3D構成で本当に怖いのは、CPUやGPUではなく、安すぎる電源、冷えないケース、容量不足のSSDで後悔することです。

パーツ構成
CPU:AMD Ryzen 7 9800X3D
マザーボード:ASRock X870 Livemixer WiFi
GPU:ASUS PRIME GeForce RTX 5070 12GB GDDR7 OC Edition
メモリ:Crucial Pro DDR5 32GB Kit 5600MHz
OS用SSD:Crucial T500 1TB Gen4 NVMe M.2 SSD
ゲーム用SSD:Crucial P3 Plus 2TB Gen4 NVMe M.2 SSD
CPUクーラー:Thermalright Phantom Spirit 120 SE
電源:Corsair RM850e 2025
ケース:Fractal Design Pop Air Black TG Clear Tint
OS:Microsoft Windows 11 Home 日本語版
この構成は、9800X3Dを中心にしながら、周辺パーツを現実的なラインに寄せた構成です。
GPUをRTX 5070クラスにすることで、全体価格を抑えやすくなります。
もちろん、RTX 5070 TiやRX 9070 XTと比べるとGPU性能は控えめになります。
ただ、フルHD〜WQHDで遊ぶなら、予算とのバランスはかなり取りやすいです。
マザーボードはASRock X870 Livemixer WiFiのようなX870系を候補にします。
ハイエンドすぎるマザーボードでなくても、9800X3Dを普通に使うなら十分候補になります。
メモリはDDR5 32GB。
ここは最低ラインとして32GBを確保します。
SSDはOS用に1TB、ゲーム用に2TB。
コスパ構成でも、ここは削りすぎないほうがいいです。
ケースはエアフロー重視。
見た目も大事ですが、9800X3DとGPUを入れるなら、空気がちゃんと入って抜けるケースを選びたいところです。
この構成は、初心者が最初に参考にしやすい構成です。
「9800X3Dは使いたい。でも全部を最上位にする予算はない」
という人には、かなり現実的な方向性です。
構成3:NVIDIA重視|DLSS・配信・動画編集も考える構成
次は、NVIDIAのGeForceを中心にした構成です。
ゲームだけでなく、DLSS、レイトレーシング、配信、動画編集なども意識するなら、GeForce系のGPUを選びたくなる人は多いと思います。

パーツ構成
CPU:AMD Ryzen 7 9800X3D
マザーボード:MSI MAG X870E TOMAHAWK WIFI
GPU:ASUS TUF Gaming GeForce RTX 5070 Ti 16GB GDDR7 OC Edition
メモリ:G.Skill Trident Z5 Neo RGB DDR5-6000 64GB
OS用SSD:Samsung 990 PRO 2TB PCIe 4.0 NVMe M.2 SSD
ゲーム用SSD:Western Digital WD_BLACK SN850X NVMe SSD 4TB
CPUクーラー:DeepCool AK620 DIGITAL
電源:Corsair RM1000x Shift 2025
ケース:Fractal Design Meshify 2 Compact Black
OS:Microsoft Windows 11 Home 日本語版
この構成は、9800X3DとRTX 5070 Ti 16GBを組み合わせた、かなり完成度の高いゲーミング構成です。
標準構成よりも少し上を狙っています。
マザーボードはMSI MAG X870E TOMAHAWK WIFI。
X870E系にすることで、拡張性や長期運用の安心感を少し強めます。
メモリは64GB。
ゲームだけなら32GBでも足りますが、配信、録画、動画編集、ブラウザを開きながらの作業まで考えるなら、64GBにしておくとかなり余裕が出ます。
SSDはOS用にSamsung 990 PRO 2TB、ゲーム用にWD_BLACK SN850X 4TB。
このくらい積んでおくと、ゲームを何本も入れてもすぐには困りません。
電源は1000W。
RTX 5070 Tiクラスなら850Wでも組めますが、将来GPUを上位モデルに変える可能性があるなら、1000Wを選ぶ意味があります。
ケースはFractal Design Meshify 2 Compact Black。
フロントメッシュ系のケースは、こういう構成と相性がいいです。
この構成は、ゲームも配信も作業もやりたい人向けです。
「せっかく9800X3Dを買うなら、全体的に余裕を持たせたい」
という人にはかなり向いています。
構成4:Radeon重視|価格とVRAMを意識する構成
次は、Radeonを中心にした構成です。
NVIDIAのDLSSやレイトレーシングに強いこだわりがないなら、Radeon系GPUを選ぶのも十分ありです。
特に、価格と性能のバランス、VRAM容量、WQHD〜4Kを意識するなら、Radeon RX 9070 XT 16GBクラスは候補に入ります。

パーツ構成
CPU:AMD Ryzen 7 9800X3D
マザーボード:ASRock X870E Nova WiFi
GPU:ASRock Radeon RX 9070 XT Steel Legend 16G
メモリ:Kingston FURY Beast DDR5 6000MT/s 32GB
OS用SSD:Western Digital WD_BLACK SN850X NVMe SSD 2TB
ゲーム用SSD:Crucial P3 Plus 4TB Gen4 NVMe M.2 SSD
CPUクーラー:Thermalright Phantom Spirit 120 SE ARGB
電源:Corsair RM850x Shift 2025
ケース:Fractal Design Meshify 2 Black
OS:Microsoft Windows 11 Home 日本語版
この構成は、Radeon RX 9070 XT 16GBを軸にしたバランス構成です。
RTX 5070 Ti構成とは少し方向性が違います。
NVIDIAの独自機能を重視するならGeForce。
価格やVRAM、ラスタライズ性能のバランスを見たいならRadeon。
ざっくり言うと、こういう選び方になります。
ASRock X870E Nova WiFiは、上位寄りのマザーボード候補です。
M.2スロットや拡張性も見ながら、長く使う構成に向いています。
メモリは32GBでも問題ありませんが、この構成を長期運用するなら64GBに増やすのもありです。
SSDはOS用に2TB、ゲーム・ファイル用に4TB。
大容量ゲームを複数入れたい人には、かなり扱いやすい構成になります。
電源は850Wを基準にしています。
ただし、将来的にさらに上位のGPUへ交換する予定があるなら、1000Wを選んでおくのも自然です。
この構成は、
「NVIDIAにこだわらない」
「WQHD〜4Kを狙いたい」
「価格と性能のバランスを重視したい」
という人に向いています。
構成5:上級者向けハイエンド|長期運用と拡張性を重視する構成
最後は、上級者向けのハイエンド構成です。
9800X3Dを中心にしつつ、マザーボード、メモリ、SSD、電源、ケースまでしっかり余裕を持たせます。
価格は上がります。
ただし、何年も使うPCとして考えるなら、こういう構成には意味があります。

パーツ構成
CPU:AMD Ryzen 7 9800X3D
マザーボード:MSI MPG X870E EDGE TI WIFI
GPU:ASUS ROG Strix GeForce RTX 5070 Ti OC Edition 16GB GDDR7
メモリ:G.Skill Trident Z5 Neo RGB DDR5-6000 64GB
OS用SSD:Samsung 990 PRO 2TB PCIe 4.0 NVMe M.2 SSD
作業用SSD:Western Digital WD_BLACK SN850X NVMe SSD 2TB
ゲーム・保存用SSD:Crucial P3 Plus 4TB Gen4 NVMe M.2 SSD
CPUクーラー:ARCTIC Liquid Freezer III 360
電源:Corsair RM1000x Shift 2025
ケース:Fractal Design Meshify 2 Black
追加ケースファン:Noctua NF-A12x25 PWM
OS:Microsoft Windows 11 Home 日本語版
この構成は、かなり贅沢です。
ただ、意味のある贅沢です。
マザーボードはMSI MPG X870E EDGE TI WIFI。
上位構成として、見た目、拡張性、機能性のバランスを取りやすい候補です。
GPUはROG Strix系のRTX 5070 Ti 16GB。
同じRTX 5070 Tiでも、メーカーや冷却設計によってサイズや価格がかなり変わるので、ケースに入るかどうかは必ず確認したいところです。
メモリは64GB。
ゲームだけでなく、動画編集、配信、録画、画像編集、複数作業を考えるなら、このくらいあるとかなり余裕があります。
SSDは3本構成にします。
OS用SSD。
作業用SSD。
ゲーム・保存用SSD。
この分け方はかなり便利です。
OSが入っているドライブをごちゃごちゃさせず、ゲームや素材ファイルを別ドライブに逃がせます。
動画編集や録画をする人なら、作業用SSDを分ける意味も大きいです。
CPUクーラーはARCTIC Liquid Freezer III 360。
ゲーム中心なら大型空冷でも十分狙えますが、上級者向け構成では静音性や見た目、長時間負荷を考えて360mm簡易水冷を選ぶのもありです。
電源は1000W。
ハイエンド構成では、ここに余裕を持たせたほうが安心です。
ケースはFractal Design Meshify 2 Black。
大型ケースに寄せることで、GPUサイズ、冷却、配線、SSD増設の余裕を作れます。
この構成は、
「価格よりも完成度を重視したい」
「長く使うPCを組みたい」
「あとからSSDやGPUを増設・交換したい」
「見た目も冷却も妥協したくない」
という人向けです。
GPUを入れ替えるならどこまで選べる?
9800X3Dはゲーム性能が高いCPUなので、GPUの選択肢はかなり広いです。
マザーボードと電源、ケースのサイズさえ合っていれば、GPUはかなり柔軟に選べます。
目安としては、こんな感じです。
フルHD中心なら、GeForce RTX 5070クラス。
WQHD中心なら、GeForce RTX 5070 Ti 16GBやRadeon RX 9070 XT 16GB。
4Kも狙うなら、RTX 5080クラスやさらに上位のGPU。
配信や動画編集も考えるなら、GeForce RTX系を優先。
価格とVRAM容量を重視するなら、Radeon RX系も候補。
大事なのは、GPUだけを見ないことです。
GPUを上げるなら、電源も見直します。
GPUが長いなら、ケースに入るか確認します。
発熱が増えるなら、ケースファンやエアフローも確認します。
9800X3Dは強いCPUなので、GPUを入れ替えても長く使いやすいです。
だからこそ、最初から電源とケースに少し余裕を持たせておくと、あとで楽になります。
SSDはOS用と保存用を分けるとかなり楽
9800X3D構成で意外と大事なのがSSDです。
最近のゲームは容量が大きいです。
1TBだけだと、気づいたらすぐに足りなくなります。
おすすめは、OS用とゲーム・ファイル保存用を分ける構成です。
たとえば、標準構成なら、
OS用:Western Digital WD_BLACK SN850X NVMe SSD 1TB
ゲーム用:Western Digital WD_BLACK SN850X NVMe SSD 2TB
上位構成なら、
OS用:Samsung 990 PRO 2TB
作業用:Western Digital WD_BLACK SN850X 2TB
保存用:Crucial P3 Plus 4TB
という形です。
もちろん、最初から全部そろえる必要はありません。
予算が厳しいなら、最初は2TBのM.2 SSDを1本だけでも大丈夫です。
ただ、あとで増設する前提なら、マザーボードのM.2スロット数は確認しておきたいです。
「最新だからGen5 SSDにする」という選び方もありますが、ゲーム用途ではGen4 SSDでもかなり快適です。
発熱や価格まで考えると、9800X3Dのゲーミング構成ではGen4 NVMe SSDを中心に考えるほうが扱いやすいです。
電源は850Wを基準、上位構成なら1000W
電源は地味ですが、かなり重要です。
9800X3D構成では、電源をケチりすぎないほうがいいです。
RTX 5070やRTX 5070 Ti、RX 9070 XTクラスなら、850Wを基準にすると考えやすいです。
候補としては、
Corsair RM850x Shift 2025
Corsair RM850e 2025
あたりが探しやすいです。
さらに上位GPUを使う、将来GPU交換を考える、SSDやファンを多く積む、長期運用したい。
そういう場合は1000Wも候補になります。
候補としては、
のような製品を見ておくと分かりやすいです。
電源は、容量だけでなく、メーカー、保証、規格、コネクタ、ケースとの相性も見たいパーツです。
「今ギリギリ動けばいい」ではなく、少し余裕を持たせる。
これが9800X3D構成ではかなり大事です。
ケースは見た目よりエアフローを優先したい
9800X3Dと高性能GPUを組み合わせるなら、ケースはかなり重要です。
ケースは見た目で選びたくなります。
それは分かります。
ただ、前面がガラスで吸気が弱いケースや、内部に熱がこもりやすいケースを選ぶと、せっかくの高性能パーツが苦しくなります。
おすすめは、フロントメッシュ系のケースです。
候補としては、
Corsair 4000D Airflow
Fractal Design Pop Air Black TG Clear Tint
Fractal Design Meshify 2 Compact Black
Fractal Design Meshify 2 Black
このあたりが分かりやすいです。
ケースを選ぶときは、次のポイントを見ます。
マザーボードが入るか。
GPUの長さに対応しているか。
CPUクーラーの高さに対応しているか。
360mmラジエーターを使うなら対応しているか。
前面からしっかり吸気できるか。
ケースファンを追加できるか。
配線しやすいか。
見た目の満足度も大事です。
でも、9800X3D構成では冷却のほうがもっと大事です。
迷ったら、見た目だけのケースより、空気がしっかり流れるケースを選んだほうが後悔しにくいです。
9800X3D構成で注意したいこと
最後に、9800X3D構成で注意したいことをまとめます。
まず、CPUは正規品を選びたいです。
入力情報では、Ryzen 7 9800X3Dの偽物が出回っているという話もあります。
相場より極端に安いもの、販売元がよく分からないもの、保証が不明なものは避けたほうが安心です。
Amazonなどで探す場合も、販売元、保証、国内正規代理店品かどうかは確認したいところです。
次に、マザーボードはBIOS更新を意識します。
9800X3DのようなCPUは、マザーボードとの組み合わせやBIOSの状態が安定性に関わります。
組む前、または組んだあとに、メーカー公式ページで最新BIOSを確認しておくと安心です。
また、最初から電圧をいじりすぎないことも大事です。
慣れている人なら設定を詰めてもいいですが、初心者はまずデフォルト運用で安定させるのがおすすめです。
メモリも同じです。
DDR5-6000あたりは人気のあるラインですが、すべての環境で必ず同じように動くとは限りません。
EXPO設定を使う場合も、安定性を見ながら使いたいところです。
SSDは、容量不足に注意です。
1TBだけで始めると、ゲームを何本か入れた時点でかなり窮屈になります。
電源は、将来のGPU交換まで考えます。
ケースは、エアフローとパーツサイズを必ず確認します。
このあたりを押さえておくだけで、9800X3D構成の失敗はかなり減らせます。
どの構成を選べばいい?
最後に、選び方をざっくりまとめます。
迷ったら、標準構成を基準にしてください。
WQHDでゲームを快適に遊びたいなら、標準構成。
予算を抑えたいなら、コスパ重視構成。
配信や動画編集も考えるなら、NVIDIA重視構成。
価格とVRAMを重視するなら、Radeon重視構成。
長期運用と拡張性を重視するなら、上級者向けハイエンド構成。
こんな選び方で大丈夫です。
もちろん、パーツは自由に入れ替えてOKです。
標準構成のGPUだけRadeonにする。
コスパ構成のメモリだけ64GBにする。
NVIDIA構成のSSDだけ少なくする。
Radeon構成の電源だけ1000Wにする。
ハイエンド構成の水冷を大型空冷にする。
こういう入れ替えは普通にありです。
大事なのは、9800X3Dを中心にしたときに、全体のバランスを崩さないことです。
まとめ:9800X3Dは“完成構成”で考えると失敗しにくい
Ryzen 7 9800X3Dは、ゲーミングPCの中心にしやすいCPUです。
ただし、CPUだけを見て選ぶより、PC1台として完成したときのバランスを見るほうが大切です。
マザーボードは安定性と拡張性。
GPUは遊びたい解像度。
メモリは32GB以上、余裕があれば64GB。
SSDはOS用と保存用を分ける。
電源は850Wを基準に、上位構成なら1000W。
ケースはフロントメッシュ系のエアフロー重視。
この考え方で組めば、9800X3Dの良さをかなり引き出しやすくなります。
パーツの組み合わせに絶対の正解はありません。
でも、基準になる構成を持っておくと、迷いはかなり減ります。
この記事で紹介した5つの構成は、そのまま使ってもいいですし、予算や好みに合わせて一部だけ入れ替えてもOKです。
9800X3Dを中心に、数年先まで満足できるゲーミングPCを組みたいなら、CPU単体ではなく、ぜひ「完成構成」として考えてみてください。
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