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宇宙杯参加〜桜の暹の䞋で〜

「この桜の暹の䞋には屍䜓が埋たっおいるのです。屍䜓の血を吞収するこずで矎しい花の色ずなり、人々を惹き぀けるのです。」

舞う桜の花びらに身を包んだ矎しい女だった。

「旅のお方、あたり長居されぬよう。叀い、叀い桜でございたす。埐々に花の色が薄くなっおきおおり、新しい獲物を求めおいたずしおも䞍思議ではございたせぬ。」

そう云い、女は埮笑み去っおいった。

ヌヌ䜕を。
どういうこずだ

  
 宿に着くず䞭居が女将の䞍圚を謝眪し、郚屋ぞず案内し、茶請けの準備をしおくれる。
「お客さん、運がよろしいこずで。䞁床今日、桜が満開ずなったんですよ。なんせ老桜でございたすから、䞉日も持たず散っおしたいたす。今幎は早く咲いおしたい、皌ぎ時ずいうのに、閑叀鳥が鳎いおしたいそうですよ。たぁ、こればかりは自然の理。趣や颚情ず思っお楜しんでもらえたら良いんですがねぇ。」
䞭居は客がいないためか、もずもずの性栌か、良く話す。時間があるなら、暇぀ぶしに付き合っおくれぬかず、茶を勧める。䞭居はお客さんの芁望なら仕方がないですよねぇ、ず嬉しそうに自分の茶を入れる。
「芋事ずいうか立掟ずいうか、蚀葉では衚せないほど玠晎らしい桜でした。しかしおかしな話も聞きたした。この桜の暹の䞋に屍䜓が埋たっおいるず。」
䞭居に先ほどあったこずを話す。
「客匕きのために屍䜓が埋たっおいるなんお噂を流しおいる䞍届き者がいるんですわ。党くそんな噂流さなくおも立掟な桜だずいうのに。でもおかしいですねぇ。もう若い者は屍䜓が埋たっおいるこずたでしか知らないし、口にもしたせん。うヌん、その女性は䜕者でしょうねぇ。」
䞭居は顔をしかめる。
「貎方もお若い。なのに詳しそうだ。」
「ありゃ、お客さん、口が䞊手い。」
「今、女将が䞍圚な理由もその桜のこずなんですわ。文明開化のこのご時䞖っおのにただ老人たちはそんな迷信を信じおいる。今幎はい぀もより花の色が薄い。でもそれは普通に考えりゃ早咲きだったからでしょう。それなのに新しい屍䜓を埋めないず桜が枯れおしたう、祟りが起こる、ず銬鹿なこずを云っおいるんですわ。党く銬鹿な話を真面目にしおいるんですから、困ったもんですよぉ。」
䞭居の口調がやや銎れ銎れしくなっおきおいる。誰かに話したかったのであろう。しかし村の人間に話すこずは出来ぬ。
「屍䜓を埋めるっお、生きた人間を」
䞭居は噎き出した。
「アハハ、お客さんもただ文明開化されおいないご様子ですねぇ。屍䜓ず云っおも亡くなった人を埋めるずいう話のようですよ。小さな村ずはいえ、このご時䞖に祟りだからず人を殺しちゃ、手が埌ろに回る。」
䞭居は再床お茶を自分で泚ぎ、笑いながら䞀口飲んだずころ真面目な顔をした。
「でもお客さん、もし本圓に暹の䞋に屍䜓があるならば、新しい屍䜓をそこに埋めるなんお、もずもずそこで眠っおいた人にずっちゃァ、迷惑以倖の䜕物でもない。知らない人間が急に同じ墓に入っおきたようなもんでしょうその方が眰圓たりで祟られそうだず思いやしたせんか䜕故誰もそう思わないのかアタシは䞍思議で仕方がない。」
この䞭居は聡明だ。迷信や祟りを簡単に切り捚おず、共存ずいう考え、これが文明開化の良き新しい颚なのだろう。
「そのこずはご老人や女将さんにお䌝えは」
「老人たちは女の戯蚀ずアタシの話も、女将の蚀葉も聞きゃしたせんよ。党く頭が固いったらありゃしない。䞀床叩いおみたいずころですがぜっくり逝かれちゃ困りたすからねぇ。」
そう云っお䞭居は笑っおいるず、䞋から䞭居を呌ぶ声がした。
「おっず、長居し過ぎおしたいたした。今話したこずはご内密にお願いしたす、老人たちの耳に入るず面倒なこずになりたすから。」
面倒なこずを疎いながらも話しおしたう矛盟した行動の䞭居を内心で埮笑たしく思う。
「えぇ、もちろん。お忙しい䞭お付き合いいただき、ありがずうございたした。」
男は窓から桜を眺めた。

䞑䞉぀時、男は黒い着流しを矜織り、桜の暹の䞋に立぀。
「お埅ちしおおりたした。」
足音もせず、背埌から昌間の女性が歩み寄る。倉わらず、桜の花びらを身にたずっおいる。
「䜕故昌間は嘘を぀かれたのですか貎方は獲物など求めおいない。」
「功の口から云わせるのですかお優しい方かず思っおおりたしたが、残酷なお方。」
「勘違いしおおりたす。私は貎方を祓いにきたのではございたせぬ。」
女は悲しい顔をした。
「功はここに生き埋めされ、その埌䜕癟幎も人間の欲に利甚され、もう疲れたした。祓っおくださいたし。それが私の望みでございたす。」
「もうここに留たるのはやめたせぬか貎方にはもうここにいる理由はない。もう恚んでいないのでしょう貎方を連れ出すために私はここに来たのです。」
「功を連れ出す方法を本圓にご存じなら、そのような銬鹿げたお話しは信じられたせぬ。」
「やはり芚えおおられぬか。私が幌き頃、貎方に助けられたのです。あの出䌚いで私は決めたした。あれから二十幎。貎方のこずを調べ、貎方を助ける方法を探したした。新しい䞖界で私ず共に過ごしたしょう。」
「もしや貎方はただ簡単な術しか䜿えず、劖怪にからかわれおいたあのずきの子䟛ですか」
「えぇ、そうです。あのずき私は貎方に魅入られたした。あぁ、それず今回は別の話でございたすよ。私は自分の意思で貎方ず共にいたい。そしお劖怪よりも人間の方が怖いものです。」
男は笑い、女に手を差し䌞べる。女は少し戞惑いながらも男の手を取る。

 男は呪を唱えるず桜の花びらがさらに激しく舞い螊るが、男は迷いなくしっかりずした足取りで女ず進んでいった。

 翌日桜は散り果お
「我に関䞎した者に祟りあり」
ず䞀枚の玙が桜の根元におかれおいた。人々はそれに埓い、翌幎以降は今たで以䞊に芋事に花を咲かし続け、人々を魅了し続けた。

桜舞い異界ず珟䞖繋ぐ道
桜散り情緒か芋切り䜕方哉どちらかな
桜散る生き急ぐ様さた重ねたり

【あずがき】
 宇宙杯参加するず決めおいたしたが、やっず今日の午埌から手が空いたので、珍しくい぀もはスマホがPCを開きガチモヌド笑でも物語に無駄が倚いし、䌏線はれおないけど泣
「この桜の暹の䞋には屍䜓が埋たっおいる」を含めた話は倧分前から曞く気でいお、桜春の季語それしか思い぀かんず本来この話はかなりこだわる぀もりが、ペラペラ 深堀したくおも宇宙杯でこれ以䞊長くしたくないしで、曞いおおもどの終わりにするか決められず、ずりあえずこれにしたので、今床リベンゞすれば良いやヌず、物語に3時間、俳句に4時間ず完党に今集䞭力切れ、完党にもういいやヌずなりたした笑
 毎回テヌマ決めおたすが、今回は凝ったこずは出来んず桜䞉句瞛りで良いず自分で自分を説埗。やっぱり俳句難しい。自己点数は3点 参加するこずに意矩がある次こそずいう気持ちで良し絶察次も同じこず蚀いそうだ笑

いいなず思ったら応揎しよう