🇲🇰レトロ商業施設に潜む図書館(北マケドニア スコピエ) | 世界の公共図書館 No.11
北マケドニアの首都スコピエ。
マザーテレサの出身地としても有名で、旧市街はオスマン帝国時代の懐かしくも異国感ある街並みが素敵な街。
そんな旧市街から歩いて15分。
City Trade Center Skopjeという商業施設の中に、1000 Knigi Libraryという施設がある。
商業施設City Trade Center Skopje
Trade Centerの外観はこちら。
なかなかレトロそう。

中に入ってみると、かなり歴史を感じる雰囲気。

写真ではわかりにくいけれど、
半分くらいは店じまいしていて、全体的に暗い。

左奥のおばちゃんは、灰皿もないのにタバコを嗜んでいて日本との文化の違いを感じた。
順に矢印に光がつく仕掛けの看板。
レトロな近未来デザインって感じで趣があった。
Google mapでは、「私がこの街に住んでいた25年前と全く変わりません」みたいなコメントがあって笑った。
見つけにくい図書館入り口
そんなTrade Center内、全く図書館の気配がなく15分くらい彷徨い、
3階まで上って、ようやく本が描かれた看板を発見!
この階はほとんどの店が閉店してた気がする。

ちょっと奥まったところにある、こちらが今回の図書館。

静かで勉強に集中しやすい室内
入ってすぐの空間。
司書さんのカウンターが中央にある。

入ってうろうろしていたら、「何かお探しですか?」と親切に話しかけてくれた。
「ここは図書館なんですか?」と聞くと、どうやら本の貸し出しはやっておらず、閲覧のみ可能だそう。

「フランスとドイツの法律分野の書籍、アメリカとイギリスのトップ大学で使用されている科学分野の専門書籍の翻訳1000冊」が所蔵されているようだ。

書籍はけっこう年季が入っている。かなり前の書籍なんじゃないかな…?
内部の写真はこの2枚しか撮っていないけれど、20人ほど学生が自習していた。
写真に写り込んでいるバッグはその学生さんのもの。
以前エストニアかセルビアに行った時、現地の人に「自国の言語ではコンテンツが少ないから、小さい時から英語のコンテンツに触れてるんだ。だからみんな英語が話せるんだ」と教えてもらったことがある。
自国語(マケドニア語)に翻訳された専門書が少ないから、こうやって図書館に集めてだれでも読めるようにしてるのかな?
マイナーな言語の国で専門知識に触れる難しさとそれを可能にする工夫、日本もマイナーな言語だけどあまり不自由せずに専門知識に当たることができるありがたさを感じた。
