見出し画像

👂第5回「なぜ技術マニアほど臨床が不安定なのか」

はじめに

治療家業界には
常に新しい技術が出てきます。

・最新テクニック
・○○メソッド
・瞬間矯正
・神経アプローチ
・筋膜リリース
・内臓
・頭蓋

次から次へと情報が流れてくる。

もちろん
学ぶこと自体は悪くありません。

でも現場では
ある現象が起きています。

技術を学ぶほど、逆に臨床が不安定になる人

です。



結論

理由はシンプルです。

評価軸が無いから



技術が悪いわけではない

ここは誤解してほしくありません。

技術には価値があります。

実際
優れた技術も沢山あります。

問題は

「いつ、誰に、なぜ使うか」

ここが無いことです。



技術マニア化すると何が起きるか

評価軸が無いまま
技術だけ増えると

患者を見るたびに

・今日はこれかな
・次はあれかな
・この前は効いたし
・SNSで見たから使おう

こうなります。

つまり

身体”ではなく、技術を見始める



本来、順番は逆

本当に必要なのは

評価

仮説

介入

再評価

この流れです。

でも
技術マニア化すると

やりたい技術

後から理由を探す

こうなる。

これでは臨床は安定しません。



なぜ効いたり効かなかったりするのか

理由は単純です。

偶然当たっているだけだから

です。

慢性は複雑です。

・呼吸
・圧
・滑走
・神経
・循環
・防御反応

全部が絡む。

だから
評価なしに技術だけ当てても
再現性は出ません。



本当に上手い人ほど技術が少ない理由

これ
かなり重要です。

本当に上手い人ほど

やることが少ない

なぜか?

「どこを触れば変わるか」を読めているから

です。

逆に
読めない人ほど
技術数で埋めようとする。

つまり

技術量=安心材料

になってしまう。



技術ではなく読みが本体

慢性臨床で重要なのは

どんな技術を持っているか

ではありません。

身体をどう読めるか

です。

・なぜ防御しているのか
・なぜ圧が逃げるのか
・なぜ呼吸が止まるのか
・なぜそこが痛くなるのか

これを読める人は
技術に振り回されません。



SNS時代の危険性

今は特に危険です。

SNSを開けば

・一撃変化
・瞬間改善
・派手な矯正

ばかり流れてくる。

すると

変化を出すことが目的になる

でも本来は違います。

治療は

「なぜ変わったのか」

ここが最重要です。



慢性は技では崩れない

慢性は
単純な構造異常ではありません。

多くは

身体の防御システム

です。

だから必要なのは

・強い刺激
・派手な操作

ではなく

ズレていない介入

です。

そのためには
まず聞けないといけない。



まとめ

技術を増やしても
評価が浅ければ臨床は安定しません。

逆に

読める人

は、
少ない技術でも結果を出します。

つまり本当に重要なのは

技術量ではなく、評価精度

です。



おわりに

技術を追い続けて不安な人ほど
一度立ち止まってください。

本当に必要なのは

新しい技術

ではなく

身体を聞く力

かもしれません。

次回は、

「慢性痛は壊れているのではなく、守っている」

このテーマをやります。

いいなと思ったら応援しよう!