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👂第7回「なぜ上手い治療家ほど、触り方が静かなのか」

はじめに

治療家業界では

・強く押す
・大きく動かす
・派手に変化させる

こういったものが
効いているように見える

文化があります。

SNSでもそうです。

音が鳴る
大きく動く
その場で変わる

分かりやすい。

だから人気も出やすい。

でも
現場で本当に上手い人を見ると
全く逆だったりします。



結論

上手い人ほど、触り方が静か

です。



なぜ静かなのか

理由はシンプルです。

身体を聞いているから

です。



下手な人ほど変えようとする

ここ
かなり重要です。

臨床が不安定な人ほど

「何とか変えなきゃ」

という意識が強い。

だから

・圧が強い
・介入が速い
・刺激量が多い

こうなります。

でも
その瞬間に身体は防御します。



身体は危険を察知している

身体は
思っている以上に賢い。

雑な圧
急な刺激
強引な操作

これを入れた瞬間に

「危険」

と判断する。

すると

・呼吸が止まる
・筋緊張が上がる
・循環が落ちる
・防御が強くなる

つまり

本当に欲しい情報が消える



上手い人は待てる

ここが大きな違いです。

上手い治療家ほど

すぐに動かさない

まず聞く。

・どこが嫌なのか
・どこなら許可するのか
・どの方向なら防御しないのか

これを探している。

つまり

「身体が受け入れる方向」を読んでいる



触るではなく会話

本当に上手い人は
身体を物として扱っていません。

会話しています。

・この圧はどうか
・この方向はどうか
・ここで呼吸は変わるか
・ここで緩むのか

全部
反応を見ながら進めている。

だから
介入が静かになる。



強刺激がダメなのではない

ここも誤解してほしくありません。

強い刺激が必要な場面もあります。

でも問題は

読めていないのに強い

ことです。

評価が浅いまま
刺激だけ強い。

これが一番危険です。



静かな人ほど深く聞いている

上手い人の特徴は

情報量が多い

です。

でも
ベラベラ説明しているわけじゃない。

触れた瞬間に

・圧
・滑走
・循環
・防御
・神経の興奮

これを拾っている。

だから
必要以上にやらない。



派手さと上手さは別

SNS時代は特にここがズレます。

・大きな変化
・強い刺激
・映える動画

これが上手さに見えやすい。

でも現場では逆です。

本当に上手い人ほど地味

です。

静かで
無理がなく
身体が嫌がらない。

でも
終わると変わっている。



なぜ慢性は静かな介入が必要なのか

慢性は
長く防御している身体です。

つまり

常に警戒している

そこに対して
さらに強く入れば
当然もっと守る。

だから必要なのは

「解除」

です。

安心できる入力。

防御しなくていい状態。

これを作れる人ほど
慢性は変えられる。



まとめ

上手い治療家ほど
静かです。

なぜなら

変えようとしていないから

です。

まず聞く。

そして

身体が許可する方向

を探す。

だから無理がない。



おわりに

治療とは
力で支配することではありません。

身体との対話

です。

聞ける人ほど
触り方は静かになる。

逆に
聞けていない人ほど
刺激が強くなる。

ここ
慢性臨床では本当に大きな差になります。

次回は

「説明したがる治療家ほど、聞けていない」

このテーマをやります。

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