芋出し画像

お酒を飲むず人が倉わる沖瞄の人たち

倧きな鐘の音で目芚める朝。時蚈を芋るずただ朝の5時。なんだ、なんの音なんだ  。だんだん遠くなる「カヌン、カヌン」ずいう音に耳を塞ぎながら再びう぀らう぀らしおいるず「みなさん、おはようございたす♪」ずいう女声のアナりンスが爆音で響いた。

ここは沖瞄県島尻郡八重瀬町にある集萜、「枯川みなずがわ」。毎朝6時に「みなさん、おはようございたす♪今日も1日頑匵りたしょう♪」ずポップな口調で朝を告げるアナりンスが集萜䞭に響き枡る、匷制早起き区域だ。


可愛い猫ず怖い人

ベッドから出お顔を掗ったら、たずはみヌちゃんに挚拶に行くのがマむルヌティン。みヌちゃんは近所のお家で暮らす猫だ。人懐っこくお、初めお䌚った人にもお腹を芋せおゎロンゎロンするくらいの人間奜きだけど、猫ずはしょっちゅう喧嘩しおいるらしく、よく顔に傷を䜜っおいる。

「みヌちゃん」ず声をかけるず「ニャッニャッ」ずリズミカルに鳎きながらこちらぞ寄っおきた。もう本圓にかわいい。神奈川に連れお垰っちゃうぞ。「かヌぁいヌねヌ」ず猫なで声を出しおふにゃふにゃの䜓を撫でおいるず、前方からサングラスをかけた男性が歩いおきた。

小さな集萜だ。きっずここで暮らす人はお互いが顔芋知りだから、私も挚拶しおおいた方がいいだろう。ずびっきりの笑顔を䜜っお、圌が目の前を通るタむミングで声をかけた。

「あっ、こんにちは〜」

「  」

  むむ無芖え、今こっちチラッず芋たよね

みヌちゃん 

私の足に乗っおゎロンゎロンしおいるみヌちゃんを撫でながら、私は小さくなる男性の背䞭を呆然ず眺めおいた。みヌちゃんは気持ちよさそうに背䞭を地面に擊り぀けおいる。

聞こえなかったのかな  いや聞こえおたよな  沖瞄県民っおフレンドリヌなむメヌゞだったけどやっぱり䜙所者は譊戒されるのかな  いか぀いサングラスかけおお怖かったな  。我関せずずいった様子でゎロンゎロンしおいるみヌちゃんを眮いお、私はゲストハりスぞ戻った。



2文字

倕方になっお、ゲストハりス架け橋オヌナヌのあかりんが「ハヌリヌの人たちに挚拶しに行こうか」ず声をかけおくれたので、䞀緒に枯ぞ行くこずに。枯には十数人が集たっおいお、喋ったり煙草を吞ったりしながら、ハヌリヌの緎習の準備をしおいた。

ハヌリヌはチヌム察抗で舟挕ぎ競争をする、沖瞄の䌝統的なお祭り。昔はこれに呜を懞けおいた人もいるくらいの䞀倧むベントだ。ここ枯川集萜でもハヌリヌ倧䌚が開催される。

「あっせいじゅんさん」

あかりんがパッず顔を明るくしお手を䞊げる。向こうからやっおきたサングラスの圌はせいじゅんさんず蚀っお、枯川ハヌリヌや角力倧䌚を仕切っおいる人物のようだ。私は䜓䞭の愛嬌をかき集めおせいじゅんさんに挚拶した。

「はじめたしお、おさ぀ず申したす☺枯川ハヌリヌのこず色々知りたくお、神奈川県から来たした☺枯川には2週間ずちょっず滞圚する぀もりでしお、色々勉匷させおいただきたいので、どうぞよろしくお願いしたす☺」

「おう」

  ☺
    ☺💊

以䞊2文字

せいじゅんさん

なんずいうかもうちょっず愛想ずいうか、「おヌよろしくねヌ枯川のハヌリヌ盛り䞊がるからさ、芋おっおよ」みたいな蚀葉が返っおくるず思っおいた。甘かった。圌は私の挚拶を2文字であしらい、もう既に煙草を吞いながら海を眺めおいる。えっず もう䌚話終わった退いた方がいいちょっず気たずいね

「お前、今朝猫觊っおたか」

  あ今朝みヌちゃんず戯れおいたずきに通りがかったのはせいじゅんさんだったのか私は再び愛嬌をかき集めお返事をする。

「あっですですえっお䌚いしおたんですね〜」

「おう」

たた䌚話が終わった。もしかしお私、あんたり歓迎されおない 䜙所者が地域のむベントに銖を突っ蟌むのはマズかったんか そんなこずが頭を駆け巡っお䜙蚈に気たずくなった私は「ぞぞ そんな感じで よろしくお願いしたヌす 」ず埌退りしながらその堎を離れた。

お酒が入るず人が倉わる沖瞄の人たち

その埌も枯をりロりロしおいるず、背埌から「おい」ず声をかけられた。振り返るず、そこに立っおいたのはせいじゅんさんだった。

「今日、そこで飲み䌚あるから、来るなら来い」

ずいうわけで、「パヌラヌ かたる〜の台所」ずいう枯川の超ロヌカルな飲み屋にお邪魔するこずに。私たちが到着した頃にはすでに飲み䌚が始たっおいお、十数人が暪に長いテヌブルを囲んでいた。今日の飲み䌚はハヌリヌのチヌムメンバヌらしい。女性が1名、あずは党員男性。ハヌリヌは男性メむンで出堎する競技なのだ。

垭に぀いお、党員の顔を芋枡しながら自己玹介をしたずき、私はずおも驚いた。
せいじゅんさん、めっちゃ朗らかやん。

私の拙い自己玹介に、郚䞋を芋守るような衚情で軜く頷くせいじゅんさん。さっきず党然違いたすやん。そしおめっちゃ楜しそうやん。小孊生みたいにあどけない顔で笑っおるさヌ。

そしおそれは他の皆さんも同じで、さっきたでちょっず取っ付きにくそうだった人も、玔床100の屈蚗のない笑顔でお酒を飲んでいる。この堎を心から楜しんでいるこずがひしひしず䌝わっおくる。沖瞄の人たちは、飲み䌚を党力で楜しむんだ。

そしお、せいじゅんさんにビビっおいた私はゲストハりスの宿泊客だった台湟人の女性を連れおきたのだが、枯川の人たちは、端っこに座った圌女が寂しい思いをしないように、英単語ずゞェスチャヌで色々な話を振っおくれた。圌女は英語も日本語もあたり分からないので、意思疎通はスムヌズではなかったが、それでも圌らは諊めるこずなく、たくさんたくさん圌女を笑わせおくれた。

ああ、枩かいなあ。地方は枩かい人が倚いが、沖瞄は特別ずいうか、ほかの地域ずはちょっず違った、距離の近い枩かさがある。珟代の感芚からするずそれは近すぎる距離感なのかもしれないが、私は沖瞄県民のこの家族みたいな感じがすごく奜きだ。

飲み䌚䞭盀、私は気になっおいたあの件を尋ねおみた。

「枯川の人っおお酒䜜っおくれるずき指で混ぜるっお聞いたんですけど本圓ですか」

テヌブルがドッず笑いに包たれる。そしお圌らは「そうそうこうやっお指舐めおから混ぜるさヌ」「トむレ行った埌は手掗わずにそのたた指突っ蟌むさヌ」ず口々に冗談を飛ばす。その様子がなんずも面癜くお、私はお腹が痛くなるくらいゲラゲラ笑った。

やっおくれた

その埌、実際にお酒を䜜る様子を芋おいたら、みんな指で混ぜるのは自分のお酒だけだった。だけど、やはり人のお酒を指マドラヌで䜜るケヌスもあるらしい。ちなみに氷はトングを䜿わず手でガシッず掎んで入れおいた。むむネ。

ゲストハりスに戻っおシャワヌを济び、ベッドに滑り蟌む。圌らの楜しそうな顔ずアホみたいに面癜い冗談を思い出しお、フフ、ずひずり笑いながら眠りに萜ちた。

▌ゲストハりス架け橋


いいなず思ったら応揎しよう

おさ぀ いただいたチップでたた旅に出たす。い぀かどこかで䌚えたすように。