子どもたちのお泊まり会
コロナ禍が開けた2023年から夏の終わりの恒例行事として、当時小学1年生にだった我が子も含め近所の子どもたちのお泊まり会をするようになった。いかんせん小さな宿なので、泊まれる人数は限られている。まずは、偶然にも似たようなタイミングで出産、子育てをスタートさせた門前の友人たちに声をかける。親同士は親になる前から顔見知りだし、子ども同士も小学校が一緒で気の置けない仲。新たに声をかける場合も、みんなと仲良く楽しくやっていけそうな方に声掛けして人数を調整してゆくような内輪の時間だ。
基本的には子ども+保護者1名が宿泊。夕食は宿で簡単なものをつまみながらクイズ大会をしたり、ゲームをしたり、花火をしたり。みんな家が近所なので、食事だけにやってくる保護者もいたりして、大人たちもビール片手のおしゃべりが楽しい。
第一回の時には中学生で、小さい子たちのお姉さんとして参加していた女の子は高校生になりお泊まり会を卒業。同時に当時の最年少、保育園の年中さんだった女の子が小学生になり、ちょっとお姉ちゃんたちの後を追いながら部屋割りの希望を出している。
昨年までは「私は◯◯ちゃんと同じ部屋じゃないとイヤ」みたいなことをみんなが言い出したので、ベッドを決めるのに1時間以上かかったりしたが、今年はそれぞれが相手の意見を尊重したり、代替案を出せるようになっていたし、食べる専門だった食事の時間も、「織絵さん、次なにするー?」とお手伝いをしてくれるようにもなった(ちなみに、私のことを「◯◯ちゃんのお母さん」と呼ばずに、「織絵さん」と呼んでくれることに地味に喜んでいる)。
宿はもちろん貸切。料金は特別価格で通常の半額。おにぎりやとうもろこし、冷やしきゅうり、フランクフルトなど夏祭りのようなメニューの夕食や、自分たちで挟むサンドイッチの朝食も込みなので、きちんと計算したら原価割れしてそうだけれど、我が子も近所の子どもたちも、きっとおとなたちも楽しんでいるので、きっちり計算しないことにしている…。
そしてこのお泊まり会は、別の意味ももっている。ズバリ、英才教育だ。小さい頃からゲストハウス、相部屋、宿泊を伴う旅行の楽しさ、そういうものが日常にあることで、あと5年もしたら「ちょっとゲストハウス泊まってくる」なんて旅に出る子に育っているかもしれない…。ちなみに、今アルバイトとして働いているスタッフの多くは、私が開業したころまだランドセルを背をっていた子たちだ。お泊まり会に来ている子どもたちといつか一緒に働く日が来るかもしれない。その景色も見てみたいから、頑張って宿を続けてゆこうか…。
