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「ギフテッドかも」ず思っおいた息子が境界知胜に。WISC結果は“絶望”ではなく“解説曞”だった

「この子はもしかしたら
少し倉わっおいるけれど、
ものすごく頭が良いギフテッド
なのかもしれない」

WISCりィスクず呌ばれる
知胜怜査を受けるたで、
私は本気でそう思っおいた。

息子の日垞には
そう信じ蟌たせる小さな出来事が
ゎロゎロあったからだ。

私たちがずうに忘れおいるような過去の出来事を
「あの時、〇〇だったよね」
ず正確に蚘憶しおいたり、
倧人のような難しい蚀葉遣いで話をしたり。

曞けはしなくおも、
かなり難しい挢字をすらすらず読んで芋せ、
西暊を蚀えば「じゃあ15幎前だね」ず
瞬時に匕き算ができる。

テレビや映画に出おくる
「少し倉わっおいるけれど
倩才的な才胜を持぀ASD」
のむメヌゞも手䌝っお、
私は心のどこかで、
この生きづらさは
知性が高すぎるゆえの裏返し
なのだろう、
ず真剣に思っおいた。

メンタルクリニックの先生から
ASDずの蚺断受けた際、
「知的な遅れはなさそうですが、
䞀床WISCを受けおおきたしょう」
ず蚀われた時も、
䞍安よりは、どこか答え合わせをするような
前向きな気持ちでいた。

WISC怜査も混んでいるようで3カ月埅ちだった。

箄1時間半の怜査を終え
その結果が出るのは
さらに3週間埌だった。


たさかの蚀葉「境界知胜」ず
埅合宀での吐露

結果は、たず芪である私だけに告げられた。

手枡された結果の玙に䞊ぶ、いく぀かの数倀。

知識のなかった私は、それを芋た瞬間
「これは、いく぀なら普通なの」
ず戞惑うこずしかできなかった。

だが、先生の説明を聞くうちに、
それが「党䜓的に䜎い」ずいうこずを
吊応なしに理解させられた。

「いわゆる、境界知胜です」

聞いたこずもない蚀葉だった。

぀の怜査項目のうち、
ひず぀ずしお飛び抜けお高いものはなかった。

䞀番よかった項目ですら、
日本人の平均の域をほんの少し䞋回る。

境界知胜だず蚀われお、
項目ごずの凞凹はあるけれど、
その「凞」である䞀番高い郚分すら
普通でしかない。

党䜓を底䞊げしおくれるような
突出した匷みが、
どこにも芋圓たらない。

数字を突き぀けられたその瞬間、
私は、なんだか
「あなたの子䟛にはいいずころがないです。
生きづらい䞀生です」
ず、宣告されたような気持ちになった。

目の前が真っ暗になり、
ショックのあたり、
「早く垰っおスマホで調べたい」
ず゜ワ゜ワするのを止められなかった。

「今は本人の心が䞍安定な時期なので、
状態がよくなるたで、
この結果は芪埡さんの䞭に留めおおきたしょう」

ずいう先生のアドバむスを受け、
本人には蚀わないこずにした。

孊校でもちょうどIQテストがあり、
子䟛たちの間でIQの話題が盛り䞊がっおいる時で
友達同士で「あい぀はIQが䜎そう」
などずからかい合う声が聞こえおいた。

ずおもじゃないけれど
䌝えるこずなんおできなかった。

今もただ、息子には告知しおいない。

芪ぞの説明が終わり、
次は息子が先生から
個別にフィヌドバックを受ける番になった。

息子が蚺察宀に入り、倫ず埅合宀で肩を䞊べた。

匵り詰めおいた糞が切れ、
私は倫に

「思っおいたのず党然違っお  ショック」

ず
ようやくの思いで声を絞り出した。

倫もたた、沈痛な面持ちで

「おれも  」

ず短く返した。


狭たっおいくように芋えた未来

息子が眠った埌の私は
むさがるようにようにスマホやYouTubeで怜玢を繰り返した。

知れば知るほど
絶望的な気持ちが膚らんでいく。

「IQず偏差倀はおおむね比䟋する」

「境界知胜は隙されやすい」

「境界知胜の将来は、転職を繰り返しやすい。
単玔䜜業の仕事しかできない」

ネットの画面に䞊ぶのは、
そんな無慈悲な蚀葉ばかりだった。

ASDずの䜵発も倚いずいう珟実。

息子の人生の遞択肢が、
䞀気に狭く険しいものに
なっおしたったように感じた。

倫ずもたくさん話した。

「私たちだっお決しお孊歎が高いわけではない。
今たで生きおきお、
孊歎が高かったらなず思う堎面は
たくさんあったよね。」

「いい孊校に入るこずを目指しお
勉匷をがんばるみたいな普通のこずも
もう望んじゃいけないのかね  」

䞖間では
「孊歎瀟䌚ではなくなっおきた」
なんお耳にするけれど
実際の肌感芚ずしおは党くそんな実感はない。

「〇〇さんは有名倧孊を出お
倧手䌁業に入っおすごい」

「バカだず生涯幎収が䜎くなる」

ずいった、孊歎を重芁芖する空気は、
今も瀟䌚のあちこちに満ちおいるず感じる。

我が子がそのレヌルから
完党に倖れおしたったような、
むしろ
そのレヌルを目指すこずすら
蚱されないような気がしお
幞せっおなんだろう
生きるっおなんだろう
ず考え蟌んでしたった。


息子を劊嚠䞭、
私たち倫婊にはよく䌚う共通の友達がいた。

地頭がよく、
少しオタク気質で、
自分の奜きなこずにトコトンのめり蟌むタむプ。
それでいお明るくお、
ひずりでどこぞでも
さらっず行っちゃうような行動力
があり、
どんどん自分で道を切り開いおいく人だった。

「子䟛には、あんな颚になっおほしいね」
そう話しお、
息子の名前を考える時に
その人の名前も参考にしたほどだった。

けれど、目の前にあるWISCの結果は、
その理想ずは真逆のものだった。

芪の思い通りになんお育たないこずは
分かっおいた぀もりだった。

それでも、自分が思い描いおいたものから
あたりにもかけ離れおいく息子の将来像に、
私は蚀葉にできないほどショックを受けおいた。

――しかし
この暗闇から私を匕き戻しおくれたのは、
実母の蚀葉、
それから先生が息子に遺しおくれた
「1枚のメモ」だった。

WISCの結果を
「絶望の蚘録」ではなく「息子の解説曞」
ずしお捉え盎したずき、
私たちの新しい歩き方が始たった。


息子にはただASDであるこずも、
境界知胜であるこずも䌝えおいたせん。

この先には
息子のWISCの数倀をそのたた茉せおいたす。

広く公開するこずぞの迷いもありたす。

それでも、私たちず同じように
結果を受け取っお
途方に暮れおいる方がいるなら、
ず思っお曞いおいたす。

そのためここから先は有料゚リアずさせおいただきたす

【この先に曞かれおいるこず】

  • 1. 実際のWISC数倀項目別の詳现デヌタ

    • FSIQ党怜査IQから各指暙の数倀たで、我が家の珟実をすべお公開したす。

  • 2. 数倀の呪瞛から私を救った、実母の「たった䞀぀の蚀葉」

    • 「境界知胜」ずいう数字に震え、息子の未来に絶望しおいた私。
      専門家のどんなアドバむスよりも深く心に染み入り、母芪ずしおの足元を支え盎しおくれた、枩かくも匷い蚀葉の力。

  • 3. 臚床心理士が息子に手枡した「4぀の特城メモ」

    • 難解な専門甚語ではなく、明日からの育児の具䜓的な指針ずなった、息子の「取扱説明曞」。

  • 4. 特性の答え合わせ定説が通甚しなかった我が家のケヌス

    • 発達障害の教科曞にある「芖芚支揎」が、なぜ息子には逆効果のストレスだったのか。その意倖な理由。

  • 5. 初めおの堎所を激しく恐れる息子の「脳内」の正䜓

    • 「流動性掚理」の䜎さが生む恐怖心。
      私たちがどうその脳内を理解し、先回りしお䞍安を和らげたか。

  • 6. 綺麗事では終われない、今も続く数倀ずの折り合い

    • 蚺断が出たからずいっお、すべおがすっきり解決するわけではない。それでも葛藀を抱えながら、前を向いお芪子で歩む理由。


実際のWISC数倀項目別の詳现デヌタ

息子のWISCの数倀は、以䞋だった。

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