Vol.431 雨のテニスコート指導。「動き続ける環境作り」とサッカーIQの育成
ここ最近、雨の日が続いていますね。
連日の大雨により各地で大きな被害が出ており、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りいたしますとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復旧と、穏やかな日常が戻ることを切に願っております。
私たちの現場でも、先週末のトレーニングや平日の練習があいにくの雨模様となりました。
私たちが雨天時に使用しているのは、テニス用のオムニコートです。フットサル場と同じ人工芝とは違い、テニスコートの場合はまったく別物です。芝ではなく、耐候性ポリプロピレンでできている19mm位の長さで砂がまかれています。
フットサルやサッカーの場合はで前者が20mm~40mm(ショートパイル)、後者が50mm~70mm(ロングパイル)なので似て異なるものになります。
一見平らに見えても、雨が強くなるとどうしても水が溜まってしまうところがあります。
この時期であっても、体の小さい低学年の選手たちは雨に濡れるとあっという間に体温を奪われてしまいます。だからこそ雨の日は、「とにかく体を止めず、動き続けられるメニュー構成」へと素早く切り替えます。
例えば、ウォーミングアップで全員で鬼ごっこをして一気に体温を上げ、短い給水タイムを挟んだらそのままドリブル練習へ。そして残りの時間は、すべてゲーム(試合)にあててしまうこともあります。
現在指導しているカテゴリーは全14名なので、通常は7v7のゲームを行っています。
しかし、これからさらに気温が下がってくる季節には、ピッチを2分割して4チームに分ける工夫を取り入れます。
フットサルコートの半分のサイズで「3v3」や「3v4」を作る形です。低学年にとっても少し狭いスペースにはなりますが、限られた空間だからこそ常に頭を回転させ、動き続けなければボールに関われません。
さらにゴールを4つ(フニーニョ形式)設置することで、「どこが空いているか」「どこへ運ぶべきか」という判断の要素(頭を使うこと)と運動量を同時に求めることができます。
悪天候というネガティブな状況だからこそ、指導者の工夫次第でポジティブな成長機会に変えられます。
子どもたちの身体を冷やさず安全を確保した上で、いかにサッカーIQを育める環境を作れるか。
季節や天候の変化にも柔軟に対応しながら、子どもたちの成長を止めることのないトレーニングを考えていきたいと思います。
