<読書>夢十夜
関東地方も梅雨入りしました。
6月が来たんだなあとしみじみ感じて
います。
今年も半分の折り返したと考えて
残り半分をどうしようか?
と、思案してはみたものの、
少しエネルギー不足のようで
創作に関してはなかなか進みが遅いです。
読書もしかり。
気が散ってあまりページ数が伸びません。
気分転換に見逃し配信でドラマを見たら
はまりました。
文学をテーマにした謎解き
波留さん、麻生久美子さんW主演の
「月夜行路ー答えは名作の中に」
原作 秋吉理香子著
そして、ドラマに登場した、
今回の本は,
「夢十夜」夏目漱石著
夏目漱石と言えば、坊ちゃん、こころ、
吾輩は猫である。
こちらの「夢十夜」は未読であったのです。
ドラマは、文学好きの主人公(波留さん)と
ひょんなところから
親友となった主婦(麻生さん)。
謎解きする波留さんとサポート役の麻生さんが
まるでホームズとワトソンのようで素敵なんです。
(謎解きする波留さんもステキですよ)
そして、ドラマに散りばめられた数々の文学作品。
波留さんは文学オタク、実は売れっ子作家さんという
秘密もあります。もっと秘密もありますが。
創作を志しているのに、日本が誇る漱石氏の
本が未読!とは。
すぐに本屋さんに走りました。
久しぶりの、古典的な文体。
とても新鮮でした。
さすが、漱石先生と悶えながら読みました。
(私も少し文学オタクとなっている…)
タイトルの「夢十夜」はその名の通り、
10個の夢のお話が綴られています。
雰囲気のある筆致で幻想的な世界が繰り広げられる
奥が深い作品群。
そして、文鳥。永日小品。と続きます。
(小品とはいわゆる短編)
永日小品は、留学先での出来事など
様々な短編(随筆)が編んでありました。
漱石先生の美しい物語、堪能いたしました。
その中でも「猫の墓」という短編の中で
猫が吐いてしまう描写が、”こんな描写が
出来るのか!”と、とてつもなく
素晴らしかったです。
書くことの勉強には、世代ごとの作品の中に、
学びはあると考えてはいますが、文豪といわれている
先生方の作品は、読むたびに学びと発見
があり筆力アップのヒントを得られると思いました。
書くことは、見てきたように書くことでもなければ、目に見えるように書くことでもない。現にこの目に見えるままに書くことである
「夢十夜」の解説を書かれた阿部昭氏がこうおっしゃっておられますが、
「目に見えるまま書く」これが、想像以上に難しいのです。
テレビドラマから漱石先生へと導かれましたが、
梅雨空を眺めながら、ぼちぼち書くことの勉強を
続けたいと思っています。
~お読みいただきありがとうございました~
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