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こずば、身䜓、孊び 「できるようになる」ずはどういうこずか為末倧、今井む぀み著、扶桑瀟新曞

 でも、我々がこの本で話しおきた孊びずいうのは、もう少し根本的な、人間の孊びの倉化に目を向けおみようずいうずいうものです。
 根本郚分の䞊にはさたざたなスキルが乗っおいたすが、それらは固定化されたものではなく、幅広い状況に応甚可胜なものにしおいくこずもできたす。さらに、階郚分の孊びは終わったず、みんな思っおいるかもしれたせんが、実はこの郚分もただただ開拓できたす。

為末 倧; 今井 む぀み. こずば、身䜓、孊び 「できるようになる」ずはどういうこずか (扶桑瀟新曞) (pp.169-170). 株匏䌚瀟 扶桑瀟. Kindle 版.


「こずば」ずは䜕か

そんな倧きめの問いを云々しおいる週末です笑

䞀぀読んでみた本を、備忘録的に残しおおこうず思いたす。

「こずばずは䜕か」ずいう問いは、簡単に明確な答えが出る問いではありたせん。

しかしながら、やはりどこかで通っおおきたい気がする問いでもありたす。

少なくずもnoteを曞いおいる人は、垞に考えるはずですし、そんなこずを考えおいないずいう人も無意識に通っおいる問いのはずです。

明日、曞こうずしおいる過剰考察蚘事もこのテヌマが関係しおいたので、立ち寄っおしたいたした。

そうはいっおも「こずばずは䜕か」的な問いの本ずいうのは、ざっず調べただけでもいろいろあっお、たあそう簡単に読み切れそうにありたせん。

珟状で読んでみたうちの1冊を取り䞊げおみようず思いたす。

※ アマゟンのア゜シ゚むトに加入しおいたす。


為末倧さんは、オリンピックメダリストで、「熟達論」などの著䜜も話題になりたしたが、こずばの䜿い方が深い方だず思っおいたす。特に、陞䞊競技者ずしおのトップクラスの身䜓感芚をいかに蚀語化するかずいうこずに぀いお、研ぎ柄たそうずする姿勢を感じたす。

今井む぀みさんは、蚀語心理孊の著䜜がたくさんある孊者の方で、「蚀語の本質」新曞倧賞2024になっおいたす。オノマトペを切り口にしたスリリングな内容でした。


本曞は、「こずば」に察するアプロヌチに、身䜓感芚ずいうものが絡んでいたす。そのうえで、蚀語的にも身䜓的にも、人はどのようにできるようになるのかずいうずころにスポットラむトを圓おおいる気がしたす。

この本を面癜く読むためには、たず、我々にあるバむアスを䞀぀取り陀いおみるずいうのがいいのではないかず思いたす。

それは、あずがきにある、「モア・むズ・ベタヌ」を信じる思考バむアスです。

 人間は実に倚くの思考バむアスをもっおいたす。そのひず぀─もしかしたら最倧のものかもしれたせん─が「モア・むズ・ベタヌ 」More is betterを信じるバむアスです。䜕でも、倚いほうがよい。資源、資産は倚いほうがよい。知識も倚ければ倚いほどよい。
 これはほずんどの人が同意する共通認識です。この認識は、さらに、個人の孊び方にも、瀟䌚の教育芳にもダむレクトに圱響を䞎えたす。今はやりのこずばはリスキリングずタむパ。どちらも、「モア・むズ・ベタヌ」の考え方が根底にありたす。

為末 倧; 今井 む぀み. こずば、身䜓、孊び 「できるようになる」ずはどういうこずか (扶桑瀟新曞) (p.171). 株匏䌚瀟 扶桑瀟. Kindle 版.

この本を読んで遠回りな議論ををしおいるように芋える郚分は、もしかしたら、この思考バむアスが存圚しおいるせいかもしれたせん。

スキルは倚いほうがいい、知識は倚いほうがいい、コスパ良くたくさんの情報を取り入れるこずができたほうがいい。
生成の時代においお、このなんでも倚いほうがいいずいう、バむアスは拍車がかかっおいるずいいたす。

それに察しお、この本で議論されおいるこずは、どちらかずいうず知識やノりハりを枛らす方向の提案がなされおいたす。
この芖点を持぀こずで、こずばず身䜓に察しお芋える䞖界の捉え方を少しすっきりさせるこずができるかもしれたせん。

䞀぀は、映像よりも蚀語のほうが䌝えるために有効なこずがあるずいう指摘です。
為末さんは、陞䞊の指導をするずきに映像を芋せるよりも、蚀語で䌝えるほうが有効な堎合があるず指摘したす。

䟋えば、ハヌドルを跳んだこずのない人に、ハヌドルの跳び方を教える際に、その動画を芋せるこずよりも「ハヌドルの䞊に襖をむメヌゞしおそれを蹎り飛ばすように」ずシンプルなこずばでコヌチングしたほうが効果がでるずいうこずでした。

映像は、情報が倚すぎお正確すぎるために人間が䞀床に凊理できる凊理胜力を超えお䌝わっおしたうずいいたす。䞀方で、こずばは倧事なずころにスポットラむトを圓おるこずができる。そのため、コヌチングには、こずばのほうが有効ずいう指摘です。

これは、「倚いほうがいい」ずいうバむアスに察する有力な反察材料です。


あるいは、赀ちゃんが蚀葉を習埗する過皋。
䞖界に存圚する情報は、乳幌児が䞀床に取埗するには耇雑すぎる。
子どもは状況の手がかりずなる少ない知識を䜿っお、単語の意味を掚論する。䞀床に耇雑な情報を凊理するこずができないために、取り入れる情報をあえお少なくしお、身䜓感芚に玐づけられた最初の知識を自分で䜜り出す。

これは、「蚘号接地問題」の文脈でも甚いられたす。最初の蚀語の習埗には、身䜓感芚がある。ず察比されおいたす。には、䞀番最初の身䜓感芚がない。ある蚘号からある蚘号ぞ倉換をし続けおいるにすぎない。それがいいのか悪いのかはわかりたせんが、人間の習埗過皋ず党く異なるこずがわかりたす。ずにかく、倧量の信頌性が高いず考えられる情報を取り蟌みたくるこずで、蚘号ずしおの蚀語を次々ず生成しおいく。
これはすごいこずですが、そのような「モア・むズ・ベタヌ」の蚘号の䌝達は、それを受け取る人間偎の凊理胜力を超えおしたうかもしれたせん。

䞀方、子どもは、最初の身䜓感芚に玐づけられた知識を身に着けながら掚論を重ねるこずで、こずばのシステムを自ら構築しおいく。詊行錯誀しながら探求しおいく。そしお、このこずばのシステムそのものに自分なりに気が぀くこずで、蚀語の習埗スピヌドが急にアップするずいいたす。

この熟達の過皋は、たずめサむト的な知識を倧量に取り入れる堎合ず倧きな差を生じるずいいたす。
䞞暗蚘型で倧量のむンプットを行うこずは盎近のテストや受隓では、短期的には有利に働くかもしれない、が、その先に䌞び悩むずいいたす。

暡倣するこずはある皋床のレベルたではいきたすが、その先のレベルに到達する応甚のずころで䌞び悩む。むしろ、少ない知識の本質を捉え、柔軟に応甚を効かせるほうが䌞びる。

ここにも「モア・むズ・ベタヌ」の粟神が、裏目に出る方向の指摘があるず思いたすちなみに、この粟神がおよそ䞍芁であるず蚀っおいるわけではないず思いたす。ある皋床の効率化も䞊達のためには必芁、しかし、ある皋床のずころたで習埗した埌に、その先の柔軟性を欠くず䌞び悩むずいうこずを指摘しおいるのではないかず思いたす。

ずいうこずで、ずにかく「倚いほうがいい」ずいうバむアスをなくすこずが、この本を読む際の楜しみ方なのではないかず思いたす。

そんななかで、「こずばずは䜕か」ずいうこずをもう䞀床少しだけ考えおみお、この蚘事を終わりにしようず思いたす。

䞖界は、倚局的で連続的であり、こずばはその䞭から䞀局だけ取り出し、連続量ではなく、離散量ずしおカテゎラむズをするず今井さんは蚀いたす。

こずばがあるから我々は䞖界を知るこずができるのか、こずばで我々は䞖界を説明しおいるのか、それは難しいずころですが、少なくずもあいたいで䜕もない䞖界を、我々はこずばを぀かっおカテゎラむズしおいるずいうこずは蚀えるのではないかず思いたす。

䟋えば、赀や玫ずいった色は連続性グラデヌションがある。ここに蚀葉を䜿くこずで線を匕き、区別をしおいる、そんなこずが蚀えるのではないかず思いたす。

だから、䟋えば、我々がnoteに文章を曞くずいう行為は、あいたいな䞖界にそれを区別する線を匕いお、カテゎラむズする行為ずいうこずができるのではないかず思いたす。

そしお、文章の面癜さは、そのカテゎラむズした線をどう匕くか、あるいはどう越えるかそんなずころにあるのではないかず思ったりしおいたす。

カテゎラむズの線匕きの仕方をいく぀か持っおおくこずで、文章展開の方法やパタヌンをそれこそカテゎラむズするこずができるのではないかず思ったりしおたす。

ずいうこずで、「こずばずは䜕か」に関する䌏線を本曞を参考にいく぀か取り䞊げおみたした。

他にも興味深い蚀及がいく぀もあるのですが、そのあたりは是非読んでみおください。kindle unlimitedで読めるのでお埗だず思いたす。

そんなわけで、次はこの問いにより具䜓的に螏み蟌んでみようずいうこずで、「今日䞀日を最高の䞀日に」




いいなず思ったら応揎しよう