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「しんどい」がバズるから育児がしんどくなった説

イヤイヤ期しんどい。
子育てと仕事の両立しんどい。

SNSにはそんな記事や投稿は溢れかえる。
なぜか?


それは、読まれるからだ。

人の不幸の蜜は美味しい。
そして、うんうんと頷きながら、
お互いの傷を舐めあう。




イヤイヤ期、余裕だわ!
子育てと仕事の両立、余裕だわ!

そう言われるとイラッとする人も多いはず。
これはSNSだけじゃない。
ママ友との会話でもそうだろう。

謙遜が美徳とされる日本なら余計にそうなる。





育児とSNSは相性がいい。

「しんどい」と感じる瞬間が何度もあるからだ。

知り合いの誰かに「しんどい」と言いまくるのは難しい。でも、SNSにはいつでも、匿名で「しんどい」を投稿することができる。

そして「分かるよ!」と人が集まってくる。





例えば、公園で子どものブランコを押しているお母さんを見かけると、周囲からは「微笑ましい親子の時間」に見える。


でもSNSでは、その裏側の本音が流れてくる。

「仕事終わりに公園しんどい😇」
「早く帰りたい」
「ブランコ永遠に終わらない」

そう、私もブランコを押しながら、頭の中では「もう帰りたい」と何度も思っていた。

育児は、外から見える景色と、親の心の中が全然一致しない。




そうすると、SNSがなければ本来知らなかったはずの「公園しんどい😇」という感情を、多くの人が知ることになる。

ブランコを押しているお母さんを見ても、以前なら「楽しそうだな」「微笑ましいな」で終わっていた。

でもSNSが現れてから以降、その風景の裏にある
育児の本音を知る機会が増えた。

それは、「こんなふうに感じるのは自分だけじゃない」と救われる側面もある。

一方で、他人のしんどさに毎日触れ続けることで、「育児とはつらいものなんだ」という空気を、無意識に強くしてしまう面もある。




楽しい時間や穏やかな日常も投稿されればいいのだけど、悲しいことに、投稿しにくい。日本人の苦手な、あの自慢話に聞こえてしまうからだ。

だから、SNSでは「しんどい」のほうが、
気軽に・頻繁に・共感を伴って投稿されやすい。

結果として、SNSという場所は、
「育児はしんどいもの」として発信されやすくなる。



そんなことを考えると
SNSが「育児ってしんどいもの」という育児観を形成している可能性があると思えてならない。

育児のイメージがもう少しよくなったらいいなあとは思うけれども、ついSNSに「しんどい」を書いてしまう自分がいる。



はみばっちょさんの記事を読んでいたらそんなことを思ってしまった。
「大変芸人」にならないようになあと自分にも戒めようと思います。

ゆかん🧢

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