久能山東照宮と万年青
ぴかけいさんから「エッセイしりとり」のバトンを受け取りました。
暑さの厳しいこの時期は、万年青趣味者にとって決してウェルビーイングとは言えない(すでに10本ほど倒しました)季節。なかなか執筆が進みませんでしたが、素敵なお題をいただきましたので、少しお話しさせていただこうと思います。
ぴかけいさんのタイトルは「乗って、飛んで、万年青に会いに行く。」でした。
「く」から始まる万年青の話といえば、やはり「久能山東照宮(くのうざんとうしょうぐう)」でしょうか。
万年青に興味を持った方なら一度は耳にしたことがあると思いますが、徳川家康公が江戸城に入城する際、万年青を抱えて入ったという有名な逸話があります。
その家康公が遺言で自らの遺体を納める場所として指定したのが、駿河の久能山でした。もともとは久能城という城郭でしたが、埋葬の際に城を廃し、東照宮が建立された場所です。
江戸入城後も家康公がたいそう万年青を愛好していたと伝わる理由の1つが、この久能山東照宮のいたるところに「万年青の彫刻」が残されているからです。
今回は、私が万年青を始めたばかりの頃(といっても2年ほど前)に参拝した際の写真をお見せしたいと思います。
正門はこんな感じ。さすがに真正面にはありません。

ですが、境内を回るといくつかの場所に万年青の彫刻を見ることができます。

これは向かって左側だったでしょうか。上部に彫刻を見つけました。
拡大してみると、こんな感じです。

彫られている万年青の実が「黄金色」なのがお分かりいただけますでしょうか。
一般的に万年青は赤い実をつけますが、中には黄色い実をつける品種もあります。万年青には実に多様な楽しみ方がありますが、この「黄色の実」を愛でることを醍醐味とする愛好家の方もいらっしゃいます。
また、境内の玉垣にも黄色い実をつけた万年青の彫刻を見つけました。(鳥が実を狙っている!実生家としては警戒心が・・・)

さらに境内には、「日本おもと協会」の会員の方々が奉納された本物の万年青が植えられています。


なお、彫刻や奉納に関するさらに詳しい内容については、「豊明園」さんのホームページで非常に分かりやすくまとめられています。(こちらの方がしっかり解説されています!笑)
もし皆さまも久能山東照宮を訪れる機会がありましたら、ぜひお守りを授与いただくことをお勧めします。
万年青の綺麗な刺繍が施された「東照宮守」は、「健康や幸せ」、つまり「ウェルビーイング」を祈願したお守りです。

万年青を愛する皆さまの日常が、これからもウェルビーイングでありますように。
バトンを渡してくださったぴかけいさん、そしてこの素敵な企画を立ち上げてくださったマイキーさん、ありがとうございました!
アンカーのようになってしまいましたが、もし偶然にもこのエッセイにたどり着いた方で、まだ「#エッセイしりとり」に参加されていない方がいらっしゃいましたら、ぜひ自由にバトン「と」を受け取っていただけると幸いです。
