技巧の極み。パリSGの右ウイング、デジレ・ドゥエの縦突破に日本サッカーの弱点を見た
割引あり
写真:Shigeki SUGIYAMA
最近、目に止まったワンプレーを挙げるならば、チャンピオンズリーグ(CL)第7週、対スポルティング戦で魅せたデジレ・ドゥエ(パリ・サンジェルマン=PSG)のウイングプレーだ。
4-3-3の右ウイング。昨シーズンの後半からスタメン級としてチームを牽引する若干20歳のフランス代表選手である。
ドゥエは前半38分、ウスマン・デンベレ(フランス代表)からパスを受けると、マーカーを向こうに回し1対1を仕掛けた。
対応したのはリカルド・マナガス。だがスルスルというか、ヌルヌルとしたその滑らかでけれんみのない動きを、ポルトガル人の左ウイングバックはなす術なく見送った。ドゥエのドリブル&フェイントに簡単に屈することになった。縦突破をあっさり許し、ゴールライン際からいとも簡単にマイナスに折り返され、決定的なシーンを作られた。
力感、強引さ、スピード感ゼロ。ドゥエのこの縦突破のベースにあるのは、ボール操作術とタイミングのズレを狙う足技だ。技術1本で抜き去るプレーになにより目は奪われた。
サッカー界を見渡したとき、右利きの右ウイングは少数派だ。右利きは左ウイング。左利きは右ウイング。分かりやすいのは、日本代表における三笘薫、中村敬斗と堂安律、久保建英の関係だ。この関係が7、8割を占める。
なぜ三笘は右ができないか。ドゥエのようなプレーができないのか。という疑問が生まれる。
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