冷凍食品やレトルトに罪悪感があるママでも大丈夫だと思えた話
富士宮で13年、食の商社を経営。お客様満足度97.1%、お母さんたちの口コミで広がり続けている無添加のソーセージなどの加工食品の通販「おもいやり便」を運営しています。4児の母として30年以上のアトピーを食で改善した経験から生まれたこのサービス。無添加が当たり前の世界と、子どもの笑顔があふれる日本を残したい。そんな想いで、食と子育てのことを発信しています。
金曜日の夜7時。 保育園から帰ってきて、ぐずる下の子を抱っこしながら、上の子の「おなかすいた」コールを聞く。
冷蔵庫を開けても、使えそうな食材はほとんどない。 買い物に行く体力もない。
結局、冷凍庫から取り出したのは、冷凍の唐揚げ、餃子と、レトルトのミートソース。 レンジでチンして、ゆでたパスタにかけて、「はい、ごはんだよ」と出す。
子どもが「おいしー!」と笑顔で食べているのを見ながら、自分の胸がチクっとする。 「またこれで済ませちゃった」
手抜きしている自分を、ひそかに責めている
子育て中のお母さんの多くが、冷凍食品やレトルトに、小さな罪悪感を抱えていると思います。
本当はちゃんと作ってあげたい。 旬の野菜を使って、だしからとったお味噌汁を出したい。 SNSには、きれいに盛り付けられたおうちごはんが溢れている。
それに比べて、自分の食卓は冷凍餃子と、買ってきたお惣菜と、昨日の残り。 「私、母親失格だな」と、こっそり自分にダメ出しをしてしまう夜。
誰にも言えないけど、このチクっとした気持ちが毎日続くのは、本当にしんどいんです。
冷凍食品を使うことより、大事なこと
でも、伝えたいことがあります。
冷凍食品やレトルトを使うこと自体は、悪いことじゃありません。 忙しい日に手を抜くのは、賢いやり方です。 お母さんが倒れないことの方が、家族にとってずっと大事だから。
私も4人を育てながら、毎日手の込んだ料理なんてできませんでした。 今でも、疲れた日は冷凍庫のお世話になります。
大事なのは、「冷凍食品を使うかどうか」じゃなくて、「どんな冷凍食品を選ぶか」。 ここに気づくだけで、罪悪感の正体が少し変わってきます。
普段、裏のラベルをじっくり見たことはありますか。 ソーセージ、ハム、唐揚げ、ミートボール。 細かい字で、聞いたことのないカタカナの成分がずらっと並んでいます。
発色剤、結着剤、酸化防止剤、保存料、香料、調味料(アミノ酸等)。 一つひとつは「安全基準内」と言われているけれど、それを毎日、子どもの小さな体に積み重ねていくことには、気になる部分があります。
私が食を見直しはじめたきっかけも、子どもに食べさせようとして、いつも買っていたソーセージの裏面を、はじめてちゃんと読んだときでした。 「これ、あげていいんだっけ」と手が止まったあの瞬間を、今でも覚えています。
「手抜きしても安心」という選択肢を持つ
じゃあ、冷凍食品を全部やめないといけないのか。 そんなことはありません。
必要なのは、「疲れた日に頼れる、安心して出せる一品」を、冷凍庫に用意しておくこと。 手抜きしたって、罪悪感を抱かなくていい食材がひとつあるだけで、お母さんの気持ちは驚くほど軽くなります。
市販の無添加品を探し回ったこともあったのですが、「美味しくなくて子どもが食べない」「それなのに高い」という壁にぶつかりました。 それなら自分たちで作ろうと、夫と始めたのがおもいやり便です。
夫は食材の商社を十数年やってきて、食品加工の裏側をよく知っていました。 富士幻豚という希少な豚肉を、塩だけで仕上げたソーセージ。 化学調味料も、保存料も、砂糖も入れていません。 冷凍で届くので、疲れた日はフライパンで数分焼くだけ。
これは手抜きじゃありません。 「手抜きしても安心」な選択肢です。
冷凍食品やレトルトで罪悪感を抱いているあなたへ。 手を抜くこと自体を、責めないでください。 毎日ちゃんとご飯を出している時点で、もう十分すごいことです。
変えていいのは、使うか使わないかじゃなくて、「どれを選ぶか」。 冷凍庫に安心できる一品があれば、「また今日もこれで済ませちゃった」が、「今日はこれにしてよかった」に変わります。
今日もお疲れさま。 手抜きできる日は、どうぞ遠慮なく手を抜いてくださいね。
