スペインを南下 ビルバオ空港からメスキータへ【スペイン日記🇪🇸酒と建築の日々#4】
2025年3月14日
本日はスペインを南下してアンダルシア地方のコルドバへと移動します。
ビルバオ空港から飛行機に乗るために、まだ暗い中バスターミナルへと向かいます。

6時発ビルバオ空港行きのバスに乗る予定ですが、
このバスのチケットがネットで買えなくて、昨日サンセバスティアンに到着して速攻で窓口に向かいました。
満席だったら高い金払ってタクシーを使わなければならないところだったよ。

ビルバオに近づいてくると、外も明るくなってきました。

ビルバオ空港が見えてきます。
スビスリ橋を設計したサンティアゴ・カラトラバのデザインです。



細かく入った鉄骨の梁で支えられている出発階車寄せの庇。




ターミナルの屋根を支える梁も庇と同じピッチで架けられていて、最後は数を減らして最上部に集まっていきます。

エスカレーターを下りて、到着階に移動してみます。

中間に中2階のようなフロアがあって、バゲージクレームの様子が見下ろせます。



こちらは到着フロア。
ここは鉄筋コンクリート造のようです。
このガラスの天井は何だろう?空調の関係でつけているか?
一昨日到着した時は気が付かなかったな。

さて、そろそろ搭乗時間が迫ってきたので、保安検査を済ませ出発ゲートに進みます。
スビスリ橋でも見られましたが、この細かいピッチで繰り返される架構がカラトラバ建築の特徴です。


ゲートラウンジはスロープを下りたところにあります。

これから乗るのはスペインのLCCブエリング航空。

ターミナルビルと航空機を結ぶ固定橋も、建物に合わせてきちんとデザインされています。

ん?

固定橋の先端とボーディングブリッジ(PBB)の取り合いが相当凝ってますね。
固定橋の柱とPBBの柱が並ぶのが普通ですが、Z型の柱にして、無理やりそこにPBBのロタンダという部分を載せて1本にまとめています。

PBBの見苦しい柱は見たくないということかな?
ここまでやるとは、カラトラバ恐るべし。
ただ、この空調のダクトが見苦しいけど、これは予想してなかったのか?
などとマニアックなことを考えていたら、搭乗時間になりました。

上を見るな、とのことですが、

固定橋のこの薄い鉄板の構造を見上げないわけにはいかないでしょ。
この鉄板で床を吊っているのかな。

搭乗しましたVY2609便はスペイン南部マラガ行き。

ビルバオから1時間。
アンダルシアの赤い大地が見えてきました。

定刻通り、10時半にマラガ空港に到着。

マラガも来たことがない街なので見てみたいところではありますが、日程の関係で今回は通過します。
マラガ空港からコルドバまで直通バスが出ているという話なので、空港ターミナルを出てすぐのバスチケット売り場を訪ねてみましたが、空港からのバスは15時55分発の1便のみとのこと。
窓口のおばちゃんから、マラガ市内からコルドバ行きのバスが14時にあると教えられたので調べてもらったら、
「あー、これはもう満席ね」と言われてしまいました。
さて、どうするかと思い、ターミナル内のツーリストインフォメーションに戻ります。
上手いことにインフォメーション内にRENFE(スペイン国鉄)のブースがあったので、コルドバまでの行き方を聞いてみました。
空港から鉄道でマラガ・マリア・ザンブラーノという駅まで行けば、そこからコルドバまでのAVE(スペインの高速列車)が出ているとの話。

さっそく空港地下の鉄道駅に向かいます。

ネットで調べると、11時59分マラガ・マリア・ザンブラーノ発コルドバ行きのAVEがあったので急いで予約します。

3人で146.55ユーロ。
数ヶ月前に日本でコルドバ発グラナダ行きのAVEを予約したのですが、それが3人で54.45ユーロでした。
乗車時間もほぼ同じくらいなのに、この価格差!
アンダルシアの大地を眺めながら、高速鉄道ではなくバスで移動したいと思っていたのでチケットは事前に買わなかったのですが、こんなことなら前もって買っておけばよかったよ。

空港駅から大混雑する電車に乗って10分程度で、マラガ・マリア・ザンブラーノ駅に到着です。


スペイン版新幹線のAVEに乗ります。



アンダルシア地方も天気が良くありません。


あの黄色い花は何だろう?ひまわり畑か?
アンダルシアの大地を楽しむには、レンタカーを借りてあの細い田舎道を走るのが一番なのかな、という気がしてきました。
13時にコルドバ駅に到着。
タクシーでホテルへ移動します。

予約しているホテルはコルドバ随一の見どころであるメスキータの目の前です。

雨が降っていたのか、石畳が濡れています。

しかし振り返った空は晴れ。
スペインの強い日差しが眩しいです。これですよ。

ホテルの部屋は質素な感じですが、この白い壁がいかにもアンダルシアの宿といった雰囲気で良いです!

窓の外を見れば白い壁に赤瓦の屋根という、これもいかにもアンダルシアといった感じの街並みです。

ホテルの中庭もアンダルシア感が。

さて、朝早くて食事もろくに取っていなかったので腹ペコです。

ホテル近くのバルに入ってみます。



セビーチェはペルー料理か?
バル内は狭くて席も取れなかったので、皆さんそうしているように、目の前のメスキータの壁の段差?を使わせてもらって食べます。
おこぼれを狙っている鳩とバトルしながらの食事です。

食事を終えて、まずはメスキータの敷地内に入ります。
オレンジの木が植えられている中庭ですが、まだ実がなっていないようです。
ちょっと時期が早いのかな。



メスキータ内部は18時から予約しているので、いったん外に出て街を散策します。




グアダルキビル川に架かる、紀元前1世紀に作られたというローマ橋。
スペインの天気が悪いと書いてきましたが、特に南部は大雨や洪水被害が発生していて、亡くなられた方もいらっしゃるとか。
この水量と茶色く濁った水。


そろそろ入場時間になるのでメスキータに戻ります。
37年ぶりですが、この建物がどうしてももう一度見たかったんです。


実は痛恨のミスを犯していまして。
この日はメスキータのナイトツアーというものに参加する予定で、すっかりチケットを買ったつもりでいたのですが、なんと買い忘れていました!
慌てて公式サイトを調べたのですが、すでに売り切れ。
仕方なく18時からの通常のチケットを買いました。

メスキータはスペイン語でモスクを意味します。
711年に始まったイスラム勢力のスペイン支配の後、785年からこのモスクの建設が始まります。
その後、複数回の拡張工事が行われ、世界で3番目に大きなモスクとなりました。



赤レンガと白い石灰石から作られた縞模様の2段アーチが特徴的です。
このアーチを支える柱はかつて1000本以上あったとされていますが、現存するものは約850本だそうです。
それでも、まるで柱の森のような異空間が広がります。

これはメッカの方向を示すミフラブ。
2回目の拡張工事の際に作られたそうです。


1236年、レコンキスタ(国土回復運動)によってコルドバは再びキリスト教の支配へと戻りました。
コルドバに入城したカスティーリャ国王フェルナンド3世によって、メスキータはカトリック教会として転用されることになります。


16世紀に入りスペイン王カルロス1世の命により、メスキータ中央部にゴシック、ルネッサンス、バロックの様式を融合したキリスト教の聖堂が建設され、いま見られるようなイスラム教とキリスト教が融合した、世界でも唯一無二の建築が姿を表しました。









メスキータを出ると、いつの間に雨が降ったのか、地面が濡れていました。
夕食まで時間があるので、アラブ風のティールームに入ります。







お茶を飲み終わって外に出ると、いい感じに日が暮れています。
明日はメスキータのこの塔に上ってみるかな。


夕食はこの旅初めて、きちんとしたレストランに入ります。
いつもバルばっかりでした。




なんだか薬草みたいな匂いの赤ワインでした。
料理の写真を撮らなかったけど、何食べたっけ?
食後は夜のローマ橋を渡ってみました。



