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「“カフェ”に集う芸術家―印象派からゴッホ、ロートレック、ピカソまで」展に行ってきました。


はじめに

こんにちは、吉村うにうにです。普段は小説、ショートショート、エッセイ、日記、詩などを書いております。
今回、東京都にある三菱一号美術館で美術展が開かれたので観に行ってきました。気になった作品を簡単にご紹介します。

なぜ、開催初日に?

「”カフェ”に集う~」展は6月13日から9月23日までの展示です。私は初日に行きました。普段人混みが嫌いな私は、初日でしかも土曜日は避けるところですが、理由があります。

それは「ラッキーキャットデイ」というイベント日だったから。これは入場時にこのイベントの画面かプリントアウトした紙を見せると、非売品の絵ハガキが貰えるというものでした。このイベントは開催中に3回しかありません。そのチャンスの一度がこの日だったのですね。

これを逃した皆さま、チャンスは後二回(7月22日、8月22日)あります。ただしエレベーター前で前述の条件を満たさないといけません。しかも、こちらから(絵ハガキ下さいと)話しかけないと頂けないようです(スタッフによる?)。お気をつけて。

頂いた絵ハガキをラミネートして栞を作ってみました。この日の一週間前に白山神社で授与して頂いた紫陽花の御守りもつけて完成です。和洋の組み合わせが下の画像です。いかがでしょうか?

展覧会で気に入った絵をご紹介します

絵葉書を受け取ってエレベーターで三階に上がり、そこから展覧会のスタートです。入口はこんな感じ

この展覧会は、ほとんど写真撮影可だったので、気に入った作品を紹介します。簡単に感想も入れておきますが、美術の知識の乏しい私の勝手な感想ですので、美術批評だと取らないで下さい。

まずは、カミーユ・ピサロの「ボン=ヌフ」です。タイトルは橋の名前のようです。ピサロは印象派の方で、拡大すると筆致分割で近くで見ると(画像は拡大すると)細かい点を組み合わせているのがわかります。その技法で橋の上の明るい色を作り出しているようです。橋の上の明るさと水や空のややどんよりとした色彩が対照的でした。私は淡いピンクの色彩が好きなので、印象に残ったのだと思います。

次は、ガストン・ラ・トゥーシュの「踊り子」です。これを見た時、ドガの作風と似ていると思いましたが、私が初めて目にした画家さんでした。踊り子さんのドレスのピンクと陰に隠れた顔の対比が良く、どうしてもドレスに視線が行きます。踊り子さんが見つめる先が暗いのは心象風景でしょうか?

今度はポスターでスタンランの「シャ・ノワール巡業公演」です。私の天国へ旅立った猫さんが、同じ猫という事でライバル心を出しています。黒猫さんが強そうです。黒豹みたいです。猫さんと同じ猫とは思えません。黒と赤の組み合わせってインパクトが最高だと思います。

いよいよ、絵ハガキにも出てきたラモン・カザスの「マドレーヌ」です。ラモン・カザスも知りませんでしたが、スペインの画家さんのようです。タイトルにもなった画中の女性マドレーヌは実在の人物だったそうです。服の赤が圧倒的な印象を残しているのと、服の襞や女性の頭が精密(写実的?)に描かれていると感じました。赤や髪のまとまりが優美さを作っているように思えた一方、手に持った葉巻と女性の角ばった顎が男性的な力強さで、視点を変えると印象が切り替わるような気がしました。「ルビンの壺」みたいな感覚でしょうか。

その隣にあったのがサンディエゴ・ルシニョルの「カフェ・デ・ザンコエラン」です。この画家さんも知らなかったですが、ポスト印象派という位置づけだそうです。なぜか、口から出るタバコの煙の淡い色が気になりました。

そしてパブロ・ピカソです。この方は本当に多彩な描き方をするようですね。スカートが綿あめか繭のように見えて、そこからのぞく脚が妙に不自然で昆虫の脚のようでした。どこか妙な絵だと思うのですが、気になった作品でした。右から左に視線を移すと、踊り子さんの顔がだんだんとぼやけているのがわかります。

最後に紹介するのはモリス・ユトリロの「雪のラパン・アジル」です。この画家さんは大好きで、「悲しい白」を描かせたらナンバーワンだと思っています。ユトリロの過ごした悲しさが、筆に乗り移って、描くものがうらぶれた、打ち捨てられたようなものに感じます。白がいい具合に汚れた雪、くすんだ壁を表現しているようです。ふと、作家のフランツ・カフカと同じ魂を持っているような気がしました。どちらも、不幸をしょっている(と本人が思っている)割にはそこそこ長生きしているところも共通点です。

これで、気になった作品の紹介は終りです。出口の所でスタンプを順に押すと、色が重なって、三菱一号美術館の絵できるという制作コーナーがあったので作ってきました。下のようなきれいな絵ができてちょっと驚きです。

帰りにミュージアムショップと近所のチョコレート屋さんに寄って

ミュージアムショップで妻と息子に「ジェラティナ・デ・フルータス」なるお菓子をお土産に買いました。洋風「彩果の宝石」みたいなお菓子で、ゼリーに砂糖をまぶしたものです。私も食べてみて美味しかったけど、ちょっとお値段が……。まあ、たまには贅沢もいいでしょう。

箱が「マドレーヌ」ですね

美術館を出て、鑑賞券を持っていったら10パーセント引きになるというチョコレート屋さんでチョコソフトクリームを食べました。しかし、ソフトクリームは割引対象外だったので残念です。包み紙がやはり「マドレーヌ」でした。

イートインできますが、座席数が少ないので注意

最後に

私の中では、気に入った絵が複数あり、見ごたえのある美術展でした。これまで知らなかった画家さんを知るいい機会になりました。また、20世紀初頭のパリのカフェの映像が流されていて、当時の時代の雰囲気が伝わってきました。小説の描写に活かせそうです。家に帰って思い返してみると、作品「マドレーヌ」の「圧倒的な赤」とユトリロの「悲しみの白」が強く残っています。
以上、感想を好き勝手に述べましたが、あくまで感想です。まだ行かれてない方は、まだ三か月ほどありますので、観に行かれてはいかがでしょうか。そして「私は(うにうにとは違って・同じで)こういう印象を持ったよ」というのがあれば、教えて頂けると嬉しいです。

ここまで読んで下さり、ありがとうございました。

~~ 告知です ~~

幻冬舎ルネッサンス社さんのウェブ雑誌ゴールドライフオンラインでエッセイ「悲しみの底で見つけたもの」連載中です。天国へ旅立った猫さんの闘病記です。よかったら読んでみて下さい。


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