元IBF世界王者、アムナットがリング復帰~2026年4月21日、シラチャ
プロボクシング元IBF世界フライ級王者のアムナット・ルエンロンが46歳にして、ムエタイのリングに登場、4月21日にシラチャでパヤクンという選手を相手に2ラウンドKO勝ちを収めた。
アムナットは、プロボクシングでは、32歳でデビューし、2014年から2015年にかけてIBF世界フライ級チャンピオンの座を獲得、5度のタイトル防衛に成功した。5度の防衛には、日本で井岡一翔に勝利した試合も含まれる。アマチュア時代には2008年、バンコクで行われたキングズカップでも井岡を下して、その後北京オリンピックに出場している。
IBF世界王座はジョン・リエル・カシメロにKO負けで王座陥落、その後アマチュアにリターンし、リオオリンピックに出場した。プロボクシングでは、2022年まで継続的にリングに上がっていたが、そのまま引退状態に。2024年には突如復帰して格下相手に2連勝した。
しかしながら、近年はアルコール依存症に悩まされ、暴力行為で何度も逮捕されていた。
シラチャの草試合に登場の元世界王者
今回、アムナットが出場したのは、屋外のリングでの草試合のようなムエタイマッチ。対戦相手のパヤクンについては、映像を見る限りでは、実力のほどはよく分からないが、勢いよくミドルキックを繰り出し、元世界王者相手パンチの交換も辞さない。1ラウンドから、よく攻めるパヤクンだが、アムナットのパンチ、そしてハイキックがよく当たった。パヤクンは2ラウンド早々に戦意を喪失、レフェリーが試合を止めた。
この復帰戦について、タイメディア(THAI RATH)では、「これはアムナットにとってまた一つ大きな前進であり、ボクシング(ムエタイ)ファンは彼の復活を称賛している」とコメントした。


↑ ↑ アムナットの復帰戦動画(画質悪し)
アルコール依存からの暴力行動、度重なる逮捕、狂犬病で搬送
昨年から、アムナットは健康問題、アルコール依存症、そして暴力的な衝動に悩まされ、自制心を失っていた。近所の住民から通報され、警察に4回逮捕されていた。近年は荒れた生活を送っていたアムナットは、度重なる逮捕に加え、2月には狂犬病の疑いで搬送された。悪寒、発熱の為。犬に噛まれて、膝の傷を負った際に、適切な治療を行わず、放置していたという。

↑ ↑ 4度目の逮捕について扱った過去記事
子どもたちにムエタイを教え始める
逮捕の度にマスコミに大きく報道され、SNSを沸かせた、かつての世界王者だが、ここに来てようやく、ムエタイジムで子供たちにムエタイ、ボクシングを教え始めるなど、生活は落ち着きを見せている。1月の逮捕の際にもボクシング(ムエタイ)を通じた社会貢献をするとしていたが、その言葉の通りトレーナーとして順調のようだ。
今後もジムでトレーナーを続けていくが、継続的にリングに上がるかどうかは未定のようだ。今回のように声が掛かれば、草試合でも出場していくだろう。
元世界チャンピオンのアムナット・ルエンロン氏が釈放され、社会に再出発のチャンスを求めている。チョンブリ県シラチャ警察署は、2026年1月23日に酒に酔って騒ぎを起こしたとして拘束していた元ボクシング世界チャンピオンのアムナット氏を釈放した。
アムナット氏は、飲酒により自制心を失ったと述べ、自らの過ちを認め、国民とボクシングファンに謝罪した。彼は新たなスタートを切り、自己研鑽に励み、これまでの経験を活かして子供たちや若者にボクシングを教え、社会に貢献することを誓った。


Pictures from THAI RATH, Khaosod, Khao 8 online, and youtube @24BY
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