Claudeのメモリ統合、つながっていたのはクラウド実行のCoworkだけだった
公式のアップデート履歴を確認していたら、Claudeのメモリについての記事が新しく増えていた。8月25日付。
読んでみると、これまで別々に育っていたメモリが一本化されたらしい。
ChatとCoworkが、同じ記憶を見るようになった
Claudeには、普段のチャット(Chat)と、Cowork(ファイルを触ったりタスクをこなしたりするほうのClaude)という、大きく2つの使い方がある。これまでこの2つは、それぞれ別にメモリを育てていたそうだ。
それが8月25日から、両方が同じメモリを参照するようになった。チャットで話したことがCoworkに引き継がれ、Coworkで進めた作業の文脈がチャットにも残る。
公式の説明では、Coworkにタスクを渡した瞬間から、これまでの会話で積み上げてきたことがそこにある、という書かれ方をしていた。
ただし、ここには見落としやすい条件がひとつある。公式サポートの解説記事によると、ChatとCoworkのメモリが共通になるのは、Coworkがクラウドで動いているときだけらしい。
パソコン上でローカルに動くCoworkのやり取りは、そもそもメモリの対象に入らない。
私はいま、実装や調べ物の大半をCoworkで済ませていて、チャットのほうはほとんど開かなくなっている。にもかかわらず、自分の設定を見返すと、メモリに並ぶトピックの中身は薄く、更新日も7月15日で止まっていた。

そのうちのひとつ「Recent Work」を開いてみると、日々箱のプライバシーポリシーを更新した作業が、そのまま記録として残っていた。

Coworkが安定して動くようになった、というのが日々の実感なのに、その分の記憶がどこにも積み上がっていない。ローカル実行かクラウド実行かという条件を知ってから見直すと、思い当たる話ではある。
ちなみに、このAI速報の下書きも、Coworkのスケジュールタスクに毎朝の情報収集をやってもらい、その結果をもとに記事にできそうなネタを私が書く、という流れになっている。
この調査タスクは、結果をレポートファイルとして手元に残しておきたいので、あえてローカル実行にしている。ということは、ここで集めている分の情報は、今回の統合の対象には入らないということになる。
話題ごとに直せる仕組みは、実は7月からあった
Claudeが覚えていることを話題ごとのファイルとして見て、直したり消したりできる仕組み自体は、今回の変更で初めて出てきたものではない。
以前、メモリが「1日分のまとめ」から「その場で個別に記録する方式」に変わったという記事を書いたことがあるけれど、そのときにはもう、この話題ごとの一覧は形になっていた。
今回変わったのは、その仕組みの土台がChatとCoworkで共通になったことと、センシティブな話題の扱いの2点になる。
センシティブな話題は、初期状態では覚えない
もう一つの変更が、「センシティブな話題」の扱いだった。
健康や信仰、政治的な立場といった話題は、初期状態ではメモリに残らない設定になっている。ただ、人によっては「持病のことは毎回説明したくない」というケースもあるだろうから、設定でオンにすることもできる。
オンにすると、その手の話題を記憶するたびに通知が出るようになっていて、あとから見返せる。マイナンバーや犯罪歴のような情報は、設定をオンにしていても記憶しない、という線引きもされていた。
試しに自分のアカウントでログインし直してみたら、このアップデートを紹介するダイアログがそのまま出てきた。
CoworkのタスクもClaudeが記憶すること、保存された内容はいつでも確認・編集・削除できること、センシティブな話題の扱いを選べること。
3つ並んだ説明を見ながら、「センシティブなトピックをメモリに含める」をオンにして保存した。

同じ設定画面の上のほうには、もうひとつ通知が出ていた。新しいメモリの仕組みに移行済みで、前の形式のメモリをエクスポートしたい場合は期限が迫っている、という内容だった。心当たりのある人は、消える前に一度見ておいたほうがよさそうだ。
これで、健康や生活の話も含めて、こちらのメモリが育っていくことになる。中身がどう増えていくか、しばらく覗いてみようと思う。
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作った経緯はこの記事に書きました。よかったら。
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