ぼちぼち話す独りごとばい
「花が好き」と言って花を摘むのが恋。
「花が好き」だから毎日水をやるのが愛。
どこから湧いてきたのか、どこかで聞いたことのあるフレーズが右脳を巡る。
恋だの愛だの、この歳でも未だ迷いの中にいるのだろう。
休日にアマプラで観た映画、「ジ・エージェント」
トム・クルーズ主演の映画の中で一番好きな映画だ。
30年前の映画。
"You conplete me"
映画の序章の中、クライマックスで、この映画の象徴的な言葉。
「君が僕を完全にする」
このフレーズに、何度観ても涙が出てしまうのは、自分が満たされていないということなのだろう。満たされたいということなのだろう。
「花が好き」と言って花を摘むのが恋。
「花が好き」だから毎日水をやるのが愛。
このフレーズの行間を数日考えていた。
綺麗な花を摘んで、例えば真っ赤なバラ。
摘んで枯れたら捨ててしまうのではなくて、家に帰って挿し木をして、根が出て土に植える。
出会えた恋を大切に育てて毎日水をあげて、愛という株に。
この頃は、こんな行間が浮かんで腑に落ちたから、先日観たあの映画のクライマックスで流す涙の色が、今までと違う色だった気がしている。
こんなこと、人はとっくに気づいていること。
家庭を持たず、家族もないぼくは、見えないんだ。
でも、それでいい。エアコンの冷たい風に幸せを感じられたように、
これも小さな幸せばい。
ちょっとだけ前に進めた気がする。生きているってことなんだ。
