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vast_moraea4170
過去と未来のはざまに
先日、父と母の納骨のために松山へ行った。
父と母のお墓を移し、姉たちや甥、姪、その子どもたちも集まった。
同じ父と母なのに、そこに集まった人たちには、それぞれ違う時間がある。
私たち姉妹にとっては、父と母。
甥や姪にとっては、おじいちゃん、おばあちゃん。
元気だった頃の二人を知っている。
そして、その子どもたちの中には、父と母に会ったことのない子もいる。
彼らにとって、ひいおじいちゃん、ひいおばあちゃんは、写真や家族から聞く話の中にいる人だ。
同じ二人なのに、世代によって知っている時間が違う。
今回、父と母のお墓は松山に移った。
樹木葬なので、若い人たちにお墓を守ってもらわなくてもいい。
ただ、
「あなたたちにつながる人が、ここに眠っているよ」
それくらいでいい。
いつか思い出すことがあるかもしれない。
ないかもしれない。
それでも、未来のどこかに小さな布石を置いておけたら、それでいい。
父と母が生きていた過去。
こうしてみんなで集まった現在。
そして、これからを生きていく人たちの未来。
あの日、松山で、
過去・現在・未来を一挙に「時間の幅」として感じた。
納骨を終えて、青空を見上げた。
それだけで、満足だった。
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