【思い出のビール】イクスイクスビター
ビール好きの皆さん、こんにちは。今回は、私の「思い出のビール」を一つご紹介したいと思います。
その名も、ベルギービールの「イクスイクスビター(XX Bitter)」。初めて飲んだ時の衝撃が今でも忘れられない、強烈な個性を持った最高の一杯です。

■ イクスイクスビターはどんなビール?
イクスイクスビターは、ベルギーの「デ・ランケ醸造所」が造るブロンドエールです。名前の「XX」が示す通り、最大の特徴はその「並外れた苦味」にあります。
ベルギービールといえば、修道院ビールのようなフルーティーで甘みやコクのあるものを想像する方も多いかもしれませんが、このビールは真逆を行きます。醸造所の強いこだわりである「ペレットホップ(粉砕・圧縮加工したもの)を使わず、生のホップ(ホールホップ)をふんだんに使用する」という伝統的な製法により、ホップ本来の青々しい香りとガツンとした鮮烈な苦味が引き出されています。
■ テンションが上がる専用グラス
ベルギービールの醍醐味の一つといえば、銘柄ごとに用意された「専用グラス」ですよね。もちろん、イクスイクスビター(デ・ランケ醸造所)にも専用のグラスが存在します。
チューリップグラスと聖杯(ゴブレット)の中間のような、ふっくらと丸みを帯びた形状にしっかりとした脚(ステム)がついているのが特徴です。このグラスに注ぐと、豊かでクリーミーな泡がこんもりと立ち上がり、ホップの華やかな香りがグラスの空間にしっかりと留まります。醸造所のロゴがあしらわれた専用グラスで飲むと、視覚的な美しさも相まって美味しさが何倍にも膨らみます。

■ 飲んだ感想
一口飲むと、まずはホップの爽やかなグラッシー(草のような)香りが鼻を抜けます。そして直後にやってくるのが、目の覚めるようなシャープな苦味!
しかし、決して「ただ苦いだけ」ではありません。ベルギー酵母由来のほのかにフルーティーな香りと、麦芽のふくよかな旨味がしっかりと下支えしているため、強烈な苦味の奥に深いコクと奥行きを感じるのです。後味は非常にドライでキレが良く、心地よい苦味の余韻が長く続きます。「苦い!でも美味い!」と、ついグラスを傾ける手が止まらなくなる、そんな魔力を持ったビールです。
IPAなど、ホップが効いた苦いビールが好きな方には間違いなく刺さる名作です。見かけた際は、ぜひ専用グラスと一緒にその鮮烈な苦味を体験してみてくださいね!
