京都から自転車で旅に出る 屋久島で
地図帳を開いてはどんな所だろうと思っていた丸い方の島、屋久島。
友人の娘さんが屋久島で描いた絵を見て、行こう!走ろう!と決めました。
屋久島まで自転車で行ったわけではありません 。
念のため。
2026年8月23日(日)くもり
強い台風18号はまだ小笠原付近にいるけど数日後には勢力を強めながら奄美方面にやってくると天気予報。
4:00am起床。
タクシー、阪急、モノレールと乗り継いで7:05 伊丹空港より鹿児島行き飛行機に乗ります。
鹿児島空港を経由し、9:30定刻より少し遅れて屋久島空港着。
徒歩で数分後、予約していたゲストハウスに到着。
気さくなねーさんと行動を相談。宮之浦のレンタサイクルも予約。
11時過ぎのバスで北部の港町、宮之浦へ。

町を少し散策。宮之浦には鹿児島と船が行き来する港があり、屋久島の玄関口。
食堂で黒豚ロースカツ定食を注文。
せっかく屋久島に来たのだから魚を食べれば良かったと後々後悔。島で飲食店で食べたのは今回だけでした。
午後に1便しかないバスで白谷雲水峡入り口へ。
帰りの最終バスまで2時間半しかなかったので大急ぎで山登り。
水量の多い川沿いを歩き山を登っていきます。

湿度、緑の密度、流れ落ちる水の量、苔の緻密さ、どれもが濃い世界です。
切られた杉の上にまた杉が成長しているのをあちこちで見ました。
人間の欲深さと、杉の生命力を垣間見た気分。
人間の手が入るまではどんな森だったでしょう。

手前は切り株の上に新たに杉が生えた二代目杉
2時間程度のハイキングでしたが、山を歩けて満足。
バスで宮之浦に下山後、予約していたeバイクをレンタルして宿に戻ります。
ここからが今回のサイクリングです。

途中夕食の食材を購入し、海岸沿いを走ります。
県道なのに結構起伏があるけど、交通量も少なく1時間程で宿に到着。


走行距離12.14km 獲得標高145m
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今回の宿は友人の娘さんのご紹介。学生さん、有休をやりくりしてやって来た友達同士、職業は旅人のお兄さん、学者の卵、就職までの休暇で日本を旅するフランス人他。皆さん若くてフレンドリーです。
お風呂に入って、焼きそばを作っていると友人の娘さんが帰ってきました。
ビールがある?とか、飲む?とかいう会話が始まり結果、大宴会。
8月24日(月) 晴れ
7時に出発。
空気はまとわりつくけど、暑さはそれ程ではなく宿のある小瀬田から県道を南下します。

しばらく走ると安房という大きな集落。まだ静かですが大きな建物や警察署もあり屋久島の中心地のようです。
1軒のお弁当屋さんが開いていました。
竹皮弁当購入。
さらに県道を進み、途中から千尋の滝を目指して山に入っていきます。
屋久島は周囲130キロしかないのに標高1900メートル前後の山が3座もあります。
だから麓の滝に行くのも結構な登り道。
eバイクで良かった。


一枚岩の山と滝を水が滑り落ちます

良い風が吹きます
ゆっくり休憩し、気を取り直し山を下ります。
尾之間集落に降り再び県道を走ります。
町の有線放送が、明日入港予定のフェリーは時化で欠航になりましたとアナウンスしています。
1ヶ月に35日雨が降るという島ですが、風はあるもののお天気はもちそうです。台風の気配はまだなし。
左は海、右は山、ずーっと時計回りに島を走ります。
尾之間を過ぎると集落が小さくなって民家も少なく心細くなります。
暑いけど、大川(おおこ)の滝を目指して走れ、走れ!
2時間走って西端、栗生集落。そこからさらに15分走ると道の少し山側に大川の滝がありました。

ここから北は山岳地帯なので 引き返します
二筋に分かれた水量の多い大きな滝です。
さっき見た千尋の滝とは全然タイプが違います

海沿いをのんびりと戻ります。
途中、年季の入ったフルーツガーデンの看板があり。
山を登って行ってやっていなかったらと、電話で確認。
「え、自転車で来るの?無理しないでね。入り口から入ってきてね」とおじさん。
山道から山を分け入ると小屋があり。
さっきのおじさんに800円の入園料を払うとまず園内でここで採れたフルーツを出してくださいました。

その後は園内をご案内くださいました。

50年ほど前 屋久島では 世界の亜熱帯果物を育てようという研究グループがあり、おじさんもアマゾンやマダガスカル等世界各地に植物を採取しに行ったそうです。
県道に戻り、走ります。
行く時に看板を見ていた平内海中温泉。
県道から外れますが時間と気持ちに余裕ができたので見に行きました。
ここがゴールなら混浴も辞さず入るのですが、 帰路は長いので諦めます。

1時間走ると橋の袂にぽんたん館という道の駅があります。
自転車を停めて、トローキの滝を見に行きます。

奥はモッチョム岳940m 手前は海
この辺りは山の斜面でタンカンやポンカンの栽培が盛んだそうです。
eバイクの電池の残量を気にしながら帰ります。
食べるものを買ったりしながら5時に 宿に到着。
時間的には余裕があったけど疲労困憊。
6時過ぎに 業者さんが自転車を回収しに来てくれました。
夜は道中で買った 青パパイヤを炒め物にして他のゲストと食べたり飲んだり。
花火にも入れてもらいました。


走行距離98.74km 獲得標高1478m
えっ!1478 m!
普段に山を走ってもせいぜい600m。
自力ではやっぱり無理でしたね。
8月25日(火) 晴れ

急いで帰ることはなかったと思ったけど、充実した時間を過ごせたので良しとしましょう。
また来ますねと言いました。
いつかまた行くと思います。
この後、鹿児島空港から霧島温泉で1泊してから帰りました。
帰ってすぐの、9月5日に土砂災害特別警報。
おびただしい流木が流れ着いている 河口や、山の斜面にそれまで無かった滝がいくつも流れているいる映像を見て、荒々しい自然のなかで暮らす大変さを思いました。
また、海が時化ると何日も フェリーが 入港せず島に物資がなくなるそうです。
生活の知恵もあるだろうけど、その中でやっていく気持ちの太さもいるのでしょうね。
本当は島を一周したかったけど、西部林道をひとりで走るのは無謀だと止められました。
ワタシもひとりだし、おばさんだし、どんな所かわからないし断念。
でも距離感も少しは分かったので次は行きたいと思います。
