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50代からの自分軸は、どこから見えてくる?「焼き鳥理論」で考えるこれからの生き方

前回、
「50代からの人生は、『1本の串』を見つけるところから。」
という話を書きました。

40代の10年間、
「このままでいいのだろうか?」
と悩み続けた私自身の経験から生まれた、
「人生の焼き鳥理論」です。

人生には、これまで積み重ねてきたたくさんの「具材」がある。
仕事、経験、出会い、失敗、学び、家族、好きなこと、得意なこと。
そして、それらを自分らしくつないでいくものが、
「1本の串=自分軸」
なのではないか。
そんな仮説です。

では、
その「自分軸」は、いったいどこから見えてくるのでしょうか?


「好きなこと」を探せば、自分軸は見つかる?

私は、最初そう思っていました。
「自分は何が好きなんだろう?」
「何をしたいんだろう?」
「本当にやりたいことは何だろう?」
でも、50代になって改めて考えてみると、
どうもそれだけではない気がします。

なぜなら、
好きなことと、得意なことは違う。
そして、
得意なことと、大切にしたいことも違う。
さらに、
自分が社会や誰かのために、どんな意味を持たせたいのかも違う。

だから私は、「自分軸」を考えるとき、少なくともこの4つを分けて考えてみることにしました。


① 好きなこと

気がつくとやっている。
人と話すことが好き。
新しいことを考えるのが好き。
誰かと一緒につくるのが好き。
そんな「心が動くこと」。


② 得意なこと

努力している感覚が少ないのに、
なぜか人よりできること。

私の場合、何度か受けたクリフトンストレングス®(ストレングスファインダー®)で、繰り返し上位に出てきたのが、

1. Futuristic / 未来志向
2. Ideation / 着想
3. Analytical / 分析思考
でした。

未来を思い描く。
可能性を考える。
そして、それを分析して道筋を考える。

私は、この3つを自分なりにまとめて、
「未来を照らす」
と表現しています。

もちろん、これは未来を予言するという意味ではありません。
「こうなったら面白い」
「こんな可能性があるかもしれない」
「では、どうすればそこに近づけるだろう?」
と考えること。

それが、私にとっての「得意なこと」なのだと思います。


③ 大切にしたい価値観

「何をするか」以上に、
「どうありたいか」
ということ。

私の場合は、
感謝。
愛。
創造性。

この3つが、何度振り返っても残ります。


④ それを誰のために使いたいのか

ここも、意外と大切なのかもしれません。

私は昔から、
人が好きです。

そして、
人を中心に動いている組織や会社にも惹かれます。
誰かが成長する。
チームが変わる。
会社が新しい未来に向かって動き始める。
そんな瞬間に立ち会うことが好きなのだと思います。

だから、
「未来を照らす」という自分の得意なことを、
人や人中心の組織のために使いたい。

そう考えると、
「自分軸」の輪郭が少しずつ見えてきました。


自分軸は「見つける」ものではなく、「見えてくる」もの?

ここが、今回いちばん伝えたいことです。

自分軸って、
ある日突然、
「これだ!」
と発見するものではないのかもしれません。

むしろ、
これまでの人生を振り返って、
「そういえば、何度も同じことをやっているな」
「こういうとき、いつも心が動いているな」
「この価値観だけは、ずっと大切にしてきたな」
という、
小さな共通点を見つけていく。

その繰り返しの中で、
少しずつ「自分軸」が
見えてくる。
そんな感じがしています。


ちょっとだけ、やってみませんか?

もしよかったら、
紙でも、スマホのメモでもいいので、
こんなことを3つだけ書いてみてください。
「これまでの人生で、心が動いた瞬間」
大きな成功でなくても構いません。

・夢中になったこと
・誰かに感謝されたこと
・誰かと一緒に何かを成し遂げたこと
・新しいものを生み出したこと
・「もっとやりたい」と思ったこと
・逆に「これは自分には合わない」と強く感じたこと

そして、
「なぜ、私はその瞬間に心が動いたんだろう?」
と、一度だけ掘ってみる。

すると、
「好き」
の奥に、
「大切にしている価値観」
が見えてきたり、

「得意」
の奥に、
「自分が自然にできること」
が見えてきたりします。


2026年現在、私の「1本の串」はこうです

ここまで考えてきて、
今の私が感じている「自分軸」は、
こんな言葉になっています。

感謝と愛と創造性を大切にしながら、
人や人中心の組織・会社の未来を照らす。
そのために、伴走者・メンターとして、
人の可能性を引き出し、一緒に未来をつくっていく行動を選び、積み重ねる。

まだ完成形ではありません。
たぶん、これからも変わっていくでしょう。

でも、
「今の自分は、これを大切にして生きたい」
と思える。

それだけで、以前よりずっと判断しやすくなりました。


そして、もう一つ大切なこと

自分軸が見えてきたからといって、
すぐに人生を大きく変える必要はありません。

転職する必要もない。
会社を辞める必要もない。
何か新しいことを始めなければいけないわけでもない。

まずは、
今日の小さな選択を、自分軸に照らしてみる。

「これは自分が大切にしたいことだろうか?」
「自分らしい選択だろうか?」
「こっちのほうが、少しワクワクするんじゃないか?」

そんな小さな問いを持つだけでもいい。

そして、
小さく行動してみる。
やってみる。
感じてみる。
違ったら、また考える。

その繰り返しでいい。


次は、「人生の具材」を全部並べてみよう

ここまで来ると、
次の問いが出てきます。

「自分軸が少し見えてきた。
では、これからの人生をどう描いていけばいいのだろう?」

私は、ここで一度、
人生をきれいに整理しようとしないほうがいいと思っています。

むしろ、
最初は、ごちゃまぜでいい。

やりたいこと。
大切にしたいこと。
得意なこと。
これまでの経験。
これからやってみたいこと。
守りたいもの。
人とのつながり。
お金。
時間。
社会への貢献。
まだ言葉になっていない願い。

全部、
「人生の具材」
として、いったんテーブルの上に並べてみる。

そして、
眺める。
考える。
つなげる。
時には手放す。
また新しい具材を加える。

そうやって少しずつ整理していくと、やがて、

ミッション

未来像(ビジョン)と具体的な目標

戦略 / 武器

日々のアクション

という、
「これからの人生のMAP」
が見えてくるのではないか。

そして、そのMAP全体を貫いているのが、
日々の自分らしい判断基準=1本の串
なのではないか。

今、私はそんなふうに考えています。


人生のMAPは、
最初からきれいに描く必要はない。

まずは、
具材を集める。
ごちゃまぜのままでもいい。
そこから少しずつ、
自分なりの未来を組み立てていけばいい。

50代からの人生は、
「残りの人生」ではなく、
「これからの人生」。

だからこそ、
まだまだ、
焼き直せる。
組み直せる。

そして、
新しい焼き鳥をつくることができる。


🍢 今回の問い

もしよかったら、コメントで教えてください。

あなたがこれまでの人生で、
「なぜか何度も繰り返していること・心が動いていること」はありますか?

仕事でも、趣味でも、人との関わり方でも構いません。
「これ、またやってるな」
「こういうとき、いつも心が動いているな」
くらいの小さなことで大丈夫です。

もしかすると、そこにあなたの「1本の串」のヒントが隠れているかもしれません。

私も、いただいたコメントから、一緒に考えてみたいと思います。

そして次回は、
「まず、人生の具材を全部テーブルに並べてみる。」
から、もう少し先に進んでみたいと思います。

私自身も、まだ探索中です。
よかったら、一緒に探してみませんか?


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