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海辺【短歌】

倒れたもの流されたものたち
流木石と共に聴く波音は優しき

紫のくちびるで泳いでいたね 赤い貝殻 光る夕空

肩のタオルに濡れた髪
母の隣で食べたおむすびは海の味

ジャポンザワワと押し寄せる波の合間に時を駆ける深呼吸

兄は釣りわたしは貝殻集めてた
帰り道のバケツはカラカラ鳴って

涙川折れた枝先浮かばせて遠くへ運ぶ潮の流れに

誰彼も黙ってみている浜辺の波は水鳥の羽根の音(ね)かな

いつまでも元気でいてね母とみたい草花がまだ在るこの星





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