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【庭園好きフランス人】立寄りスポットと送るためじゃない?切手

通勤途中で通り掛かるお宅の玄関先は、毎年この時期になると、様々な種類のバラで溢れている。
不思議なのは、ゴールデンウィーク前までは(言葉を選ばずに言うと)特に目を引く要素はなく、ありふれた存在だったのに、連休明けの出社日、突如キラキラキラーン!と華やかになって存在感を増していることだ。
バラって、こんなに一気に咲くのでしたっけ?
壁に沿って2階にまで咲き誇っているのに、つぼみの段階ではまったく気付かなかった。
これが盛夏の頃には、またゴールデンウィーク前の状態に戻っているので、人に例えると、休み明けとか進級とか就職を機にデビューして垢ぬけたというよりは、1年に1度のお祭り人間という感じだ。

フランスでバラの村として有名なジェルブロワ(Gerberoy)では、毎年バラ祭りが開催されている。
※2026年は6月7日(日)

来月には見ごろを迎えるこの小さな村のイベントに、国内外から観光客が押し寄せる。
日本のメディアや旅行会社でも取り上げられているので、noterさんのなかにも、足を運ぶ方がいらっしゃるのではないだろうか。
バラにはそこまで興味がなくても、フランスで最も美しい村の一つに選出されているため、村内を見て回るだけでも楽しめそう。
私も写真を撮りたくて、一度は足を運んでみたいと思っている。

バラ以外でこの村を有名にしているのが、2つの庭園である。
シダネルの庭(Les jardins Henri le Sidaner)は、フランスの‟注目すべき庭園”に登録され、白や青・黄色といったカラーで区分けされていたりする、イタリア式庭園。
また、イフの庭(Le jardin de ifs)も‟注目すべき庭園”に登録されていて、球体やつばのある帽子のように丸く刈り込まれた木が特徴的。
イフの庭にはレストランが併設されているので、お食事とともに眺望を楽しむことができる。

注目すべき庭というジャンルが存在しているくらい、庭園好きなフランス人。
日本でも観光スポットとして百選(以上)の庭が存在していて、どこも訪れてみたい場所だけれど、フランス人のそれはもっと身近なものである気がする。
例えば、寒暖の差が穏やかになり、散歩日和りの季節がやってくると、何の変哲もない近所の公園のベンチが、のんびり日向ぼっこする人ですべて埋まってしまったりする。
私が初めてフランスを訪れたとき、3月のまだ肌寒い時期だったにも関わらず、庭園をお散歩したりベンチで物思いにふけっている人々を大勢見かけた。
そのときの私、本当はベンチで一息ついたり、地図を見て次に向かう場所を確認したりしたかったのだけれど、座れる場所がなく(ちょこっと座れそうなところがないわけではなかったけれど、人見知って避けてしまった)、そこらへんの大木にもたれかかっていた。
観光客以外・生活圏の人々で埋まる公園に、住みやすい環境なのだろうなぁと勝手に良い印象を持った。
犬のお散歩がOKである公園(フランスでは禁止となっているところが多い)や、古い遺跡を開放し、憩いの場として愛されている公共施設もある。
日本だと、昔のものを劣化や破損から“保存”することを重視し、日常的に触れるのは難しいことが多いのではないだろうか。
ヨーロッパでは“共存”に重きを置きているように思う。
時代を経てもなお人々の生活の一部となり、日々触れることができるのは素敵なことだし、いち利用者としても有難い仕組みだ。

こういった共存から生活に馴染んでいるフランスの庭園は切手のデザインにもなっていて、まさに“開放的”。
私は手紙を送るのが好きなので、気に入ったデザインの切手が発売されると、自分用と郵便用の2枚買うことが多いのだけれど、今回紹介する切手は、自分用だけに購入。

パリ・チュイルリー庭園をデザインした切手とフレーム。中央の・・・で囲われている部分が切手。白い紙の上に置いているので分かりにくいけれど、描かれたイラストに合わせてフレームがナミナミしている(切手も四角じゃない)。
南仏・ニームの噴水庭園をデザインした切手とフレーム。こちらもイラストに合わせてフレームがナミナミ(そしてやはり切手も四角じゃない)。

これ、鑑賞用ですか?!
この切手を郵便用に使う人はいるの?そして、切り取ったあとのフレームは捨てちゃうの??
切手だけで使用するのはもったいない気がするし、この良さがなくなってしまうような気がするのは、私だけでしょうか……?

最後までお読みいただきありがとうございました。

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