見出し画像

【決算独自集計】6月1日〜8月10日決算発表&経常利益上方修正企業の動向整理(1Q高進捗銘柄も紹介)

 こんにちは、「はいでぶ」です。いつも本記事を読んで頂きありがとうございます。

 世間は盆休み・夏真っただ中ですね。皆様はいかがお過ごしでしょうか?

 私はというと、趣味でアルトサックスを吹いているのですが、今朝はまだ涼しいうちに海岸へ出てサックスの練習を終えてきました(写真)。サックスの練習を終えて一息ついた後は、来週で決算発表のピークを本格的に終える前に、ここまでの決算データを独自にコツコツ整理してみました!

海辺のサックス練習風景

1. 決算発表企業の全体像(6月1日〜8月10日)

 まずは、この期間に決算発表を行った企業の全体像(市場別・決算期別)をご覧ください。

6月1日から8月10日までの決算発表企業データを基に独自集計

【ポイント】

  • 1Q決算が全体の約75%を占める:総数2,637社のうち、1Q発表企業は1,985社(約75.3%)と大半を占めています。3月期決算企業の第1四半期発表が集中する時期であることがよくわかります。

  • 市場別構成:プライム市場が全体の約50.0%(1,315社)、スタンダード市場が約41.5%(1,095社)となっています。

2. 第1四半期(1Q)決算企業の業種別・平均進捗率

 ここからは、最も数の多い1Q決算発表企業(1,985社)に標的を絞って分析していきます。

 第1四半期の標準的な目標進捗率は25.0%ですが、業種ごとに大きなばらつきが見られました。 ※なお、平均進捗率の集計にあたっては、通期予想「非開示」および「マイナス進捗」の企業(計332社)を除外して算出しています。

6月1日から8月10日までの決算発表企業データを基に独自集計(1Qのみ集計)

〇 高平均進捗率 上位5業種(好調業種)

 1Q時点で進捗率が特に高かったTOP5は以下の通りです。

  1. 石油・石炭54.8%

  2. 繊維製品42.3%

  3. 医薬品40.7%

  4. 電気・ガス40.2%

  5. 保険39.1%

〇 標準進捗率(25.0%)未満の業種

 逆に、1Q時点で標準進捗率(25.0%)を下回ったのは以下の3業種のみでした。

  • 空運:16.4%

  • 鉱業:18.5%

  • 建設業:24.1%

【全体傾向】

 1Q決算対象企業(1,985社)の全体平均進捗率は「30.2%」となり、標準の25.0%を+5.2ポイント上回る好調な滑り出しを見せています

3. 第1四半期時点で「経常利益」を上方修正した企業状況

 続いて、1Q決算のタイミングで早くも通期の経常利益予想を上方修正した企業の動向を業種別にまとめました。

 全体では、1Q発表企業1,985社のうち217社(全体の10.9%)が経常利益の上方修正を実施しています。

6月1日から8月10日までの決算発表企業データを基に独自集計(1Q決算企業のみ集計)

〇 上方修正実施率 上位5業種

  1. 海運80.0%(修正有 8社 / 修正無 2社)

  2. 非鉄金属54.5%(修正有 12社 / 修正無 10社)

  3. 鉱業33.3%(修正有 1社 / 修正無 2社)

  4. ゴム製品27.3%(修正有 3社 / 修正無 8社)

  5. 電気機器23.4%(修正有 37社 / 修正無 121社)

 海運や非鉄金属、電気機器といった市況や世界需要の影響を受けやすい製造・素材系業種において、早い段階での上方修正が目立つ結果となりました。

4. 【注目銘柄】「電気機器」「非鉄金属」の上方修正×高進捗株一覧

 1Qで通期予想を上方修正すると、修正後の予想に対する進捗率は一度リセットされて低くなりやすいのが一般的です。

 しかし、「上方修正を行ったうえで、なお1Qの標準進捗率25%を超えている銘柄」は、業績に非常に強い勢いがあり、さらなる上振れ(再上方修正)も期待できる有望株と言えます。

 ここでは、上方修正企業の多かった「電気機器」と「非鉄金属」に絞り、高進捗を維持している該当銘柄を一覧にしました。

① 電気機器(20銘柄)

 NKKスイッチズの進捗率90%や、ミナトHLDGの経常利益上方率190.6%など、凄まじい数字を叩き出している銘柄が並んでいます。

独自集計(1Q決算企業のみ集計)を基にスクリーニングした結果(電気機器版)

② 非鉄金属(7銘柄)

 三菱マテリアルの営業利益上方率261.1%や、住友金属鉱山の高進捗&上方修正など、市況の追い風を受けた力強い銘柄がそろっています。

独自集計(1Q決算企業のみ集計)を基にスクリーニングした結果(非鉄金属版)

5. まとめ

 来週で主要企業の決算発表ラッシュはひと段落しますが、今回の集計から「1Q時点での業績の好調さ」や「早めの上方修正を出してくる企業の勢い」がクリアに見えてきました。

 特にお盆明け以降の市場では、今回ご紹介したような「1Qで上方修正を出しつつ、なお進捗率が高い銘柄」に資金が集まりやすい展開も予想されます。ぜひ今後の銘柄選びの参考にしてみてください!

【投資検討時のご注意点】
 なお、企業によっては事業の季節性(特定の四半期に売り上げや利益が集中する構造)などの収益の偏向性が存在するケースがあります。

 そのため、実際に個別銘柄を選定・投資検討される際には、単四半期の数字だけでなく、必ず決算短信の定性情報や過去の四半期単位での収益動向・進捗ペースをご確認いただくことをおすすめいたします。

※なお、本記事は投資判断の参考となる情報の提供を目的としており、投資は自己判断でお願いします

 また、最後に…本記事が参考になった方は、ぜひ「スキ」と「フォロー」をお願いします。

いいなと思ったら応援しよう!

はいでぶ 日本株情報 よろしければ応援お願いします! いただいたチップはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!

この記事は noteマネー にピックアップされました

noteマネーのバナー