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梅狩りから始まる梅仕事

梅酒の在庫がなくなった。すっからかんだ。

2年程梅狩りに行けておらず、その間に飲み尽くしてしまった。
心身共にバランスを崩しやすいこの時期は、ちょうど青梅の収穫の頃。
気持ちが沈むと週末の休日に出掛けることがおっくうで、引きこもりがちになり、その上梅雨で天気が悪いとなると、結局梅を取りに行けない年もある(今年は大丈夫!でうれしい)。

ならば、生協やスーパーで梅を購入したら済む話なのだが、わたしには梅へのこだわりがある。

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和菓子の叶匠寿庵は八重洲の大丸東京店にも入っているのだから、全国的に有名なのだろうか。本店は大津・長等にある。
本社は最寄駅から車で30分程、そのまんまの自然が残る里山に所在し、その広大な敷地の一角にある千本以上の梅林に「梅狩り」に行くのだ。

梅の品種は「城州白」。肉厚でとにかく大きい。

梅のサイズ感を越えてる!
プラム(すもも)の大きさ


キロあたりの値段も良心的で、自分で取るので品質もよい。この梅を知ってしまうと、店頭で売っている梅が物足りなくなってしまう。


梅の木のトンネル
ふと、
赤毛のアンがマシューと馬車に乗ってくぐった
林檎の木のトンネル
を思い出す


今年の梅狩りの期間は6月末まで。
数年前は7月上旬までだったのに、ここでも温暖化の影響が。梅も例年よりも熟していて黄色味を帯びていた。梅酒用には熟していない青梅がいいので、選別しつつぐ。

梅雨曇りで湿度も気温も高くはなく、絶好の梅狩り日和。
同じ大津市でもここは空気が澄んでいる。20代から疲れた時に何度も訪れて、癒されてきた場所だ。


新しいイートインカフェができていた
「生あもどら」を焼いてくれる
ソフトクリームもいいな


いつもの場所にハンゲショウの群生



ハンゲショウは夏至から数えて11日目にあたる半夏生はんげしょう の頃に花が咲き、花が咲き始めると葉が半分白く「半化粧」する。控えめで涼しげな初夏の風情。


構内のベーカリーカフェ
傍で暮らすヤギの手作りオブジェが
お出迎え


家に帰ってからの昼食に、チーズとハムとレタスのサンドを作ろうとバゲットを購入。帰路途中、コンビニのアイスコーヒーと滋賀の浅井大納言小豆を使ったあんぱんを食す。その美味しかったこと!(こんなところで節約するんです)。


1Fがベーカリー
2Fのカフェではサイフォンコーヒーが飲める
北欧家具と和建築で和む


半日陰に大株のギボウシ


駅からのアクセスが悪いにも関わらず「寿長生の郷」は40年以上を経て続いている。
滋賀ではクラブハリエのラ・コリーナが一番の観光地だけど、こちらは家から近いこともあって、地元民だがもう数えきれないほど行っている。
就職活動の頃にやや病みながら歩いた小道を辿りながら、ああ、若かったのだと過去を振り返る。


梅酒(2瓶)
梅シロップ
ブランデー梅酒

「梅仕事」は丁寧な暮らしを連想する言葉らしいが、さにあらず。

梅さえ手に入れれば、洗って(へたを取って)、ホワイトリカーと好みの量の氷砂糖を保存瓶にぶち込む(言葉が悪い)だけだ。あとは少なくとも1年は待つだけ。

会社の更衣室で梅酒の話をしていて、チョーヤのブランデー梅酒が美味しいと教えてもらい、今年初めて作ってみた。
お中元やお歳暮が華やかだった平成に貰ったきり(亡き父が)、封も開けずだったサントリーのXOをほぼ1本使ったので、上等な梅酒になるはず。

梅シロップは氷砂糖が融けたら飲み頃。水や炭酸水で割るとサイコーだ。
酷暑であろうこの夏、受験生の娘の疲れをクエン酸で癒してもらおうではないか。


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