のちに分かった、贅沢
昔は、苦いものが苦手だった。
ふきの煮物も、
山で摘んできた山椒も、
子どもの頃の私にとっては
「なんで大人はこんなものを美味しいって言うんだろう」という食べ物だった。
それなのに今は、
ふきの苦味も、
山椒のピリッとした感じも美味しいと思う。
不思議なものだ。
でも、
変わったのは味覚だけじゃないのかもしれない。
子どもの頃から、父はラーメンが大好きだった🍜
だから毎週末のように、
家族でラーメンを食べに行っていた。
母は一応、「何食べたい?」と聞いてくれる。
私は「マック!」「パスタ!」「ハンバーグ!」と、子どもらしい答えを返していた。
でも、結局いつもラーメンだった。
「何食べたい?」って聞く意味ある?
子どもの私は、何度か文句を言った気がする。
たまには自分が食べたいものを食べたい。
毎週ラーメンなんて嫌だ。
あの頃は、本気でそう思っていた。
でも大人になった今では、
「毎週末ラーメンって、めちゃくちゃ贅沢じゃん」
と思う。
今でもたまに親と外食することがある。
「何食べたい?」と聞かれたら、
「ラーメンでいいよ」
と答える自分がいる。
「小さい時はラーメン嫌がってたのにね」
なんて両親と笑い合う日だってある。
昔はあんなに嫌だったのに。
同じラーメンなのに、
感じ方がこんなに変わるなんて不思議なものだ。
大人になるって、
苦いものが美味しくなることだけじゃないみたい。
昔は気づかなかったものの美味しさや、
ありがたさや、
贅沢さが、
少しずつ分かるようになることなのかもしれない。
そう思うと、
あの頃の「またラーメンかぁ」も、
今ではちょっと懐かしい。
また今度、父に「何食べたい?」と聞かれたら、
「ラーメンがいい」
と答えるかもしれない。
「#エッセイしりとり」に参加しました😊
ぱっちーさん、
バトンを回してくださりありがとうございます🥰
ぱっちーさんの記事は
「ん?走ると若くなるの?」
です。
まさか「走ると若くなる?」から
相対性理論のお話になるとは😂✨
ピコ秒という小ささにも笑ってしまいました🤭
それでも
「今日もほんの少しだけ若くなった」と思えるのが素敵なエッセイでした🥰
そして、企画をしてくださったマイキーさん。
素敵な企画をありがとうございます😊
私のタイトルは
「のちに分かった、贅沢」
です。
ということで、次のエッセイしりとりは
「く」
からはじまるタイトルです🥹
バトンのご指名は苦手すぎるので、
どなたか受け取ってくださる方がいたら、
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