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信じるものは、まあまあぼちぼち救われる。

わが家には、眠る前に必ずやると決めている習慣がある。

モーニング・ルーティーン、ならぬ、ミッドナイト・ルーティーン。そのひとつが、「お賽銭」である。

お賽銭箱の形をした貯金箱とカレンダーが合体した代物に、毎日100円とか300円とか、書かれた金額をお納めしていくシステム。われわれは、眠る前になると必ずこの私設神社に集合し、パンパンと手を叩いて、チリンチリンと鈴やらをいっぱい鳴らしてお参りをする。どんなに眠かろうが、疲れてようが歯を食いしばって賽銭を放り込み、うちの神様に一日の無事を報告するのだ。

もう3年目になるこの儀式は、すっかりと生活の中に馴染んだ。ちなみに、年末には賽銭箱の開封の儀というものがあり、私たちは「いちま〜い、にま〜い」と、ニヤニヤしながら金を数える銭ゲバになる。この瞬間、神様へのお賽銭は私たちのウハウハ貯金に変わる。呼び名ひとつで不思議なものである。

私はこのくだらないゴッコ遊びみたいな、お賽銭貯金が割と気に入っている。「今日の賽銭は1000円らしいぞ!」「なんだって?!」とレクリエーション的にきゃっきゃ言い合うのも楽しいし、強制的に没収されていくお金も、賽銭だと思えば致し方なし…という気分になる。どうせ、最後には返ってくるしね。

何より、1日の終わりに夫婦揃ってお参りをするということが良い。名もないわが家の神様にどんなご利益があるのかも知らないし、おもちゃのような賽銭箱に向かってパンパン手を合わせる姿は滑稽かもしれないが、365日毎日、「今日も1日ありがとう、明日もよろしくお願いします」と心の中で唱えているんだから、神様もちょっと守ってあげたくなってると思う。信じるものはいつだって救われるのだ。

とはいえ、最近の私は、100円ぽっちのお賽銭でどんどんワガママになりつつある。

今日も1日ありがとうございました。明日はもっともーっと楽しく過ごせますように。もっともっともーっといいことがありますように。朝からスッキリ起きて、やる気がみなぎって、充実した休日になりますように。楽しくnoteが書けますように。書きたいコトがポンポンポーンと浮かんでいっぱい書けますように。どうかよろしく、パンパン!パンパン!

昨日の夜は確かこんなことをお願いしたはずだけど、ほんのついさっきまで、ゴロゴロとテレビを見ながら時間を溶かしてしまった。ゴロゴロしながら、あ〜時間がどんどんなくなっていくぅ…と、すっごくイヤ〜な気分だった。ご利益はどうなってんだよ、神様よぉ。

渋々起きて、散歩して、ようやく喫茶店で今これを書き始めました。神様への文句までうっかり書いてしまったけど、ポンポンポーンとはうまくいかずとも、それなりに願い通りの休日かもな。よく寝て休んで、好きなコトもちょっとだけ手をつけて。100円分の幸せ。

信じるものは、まあまあぼちぼち救われる。

今日も1日ありがとうございました。
明日もよろしく、パンパン!パンパン!


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