技術より先に、見ておきたいことがある。──このnoteで探してきたこと
しばらく、noteの更新が止まっていました。
本業が立て込んでいたこと。
写真に関わる、まだ詳しくは話せない新しいことを準備していること。
国内外の一部メディアからお声がけいただくことも重なって、気づいたら間が空いてしまっていた。
久しぶりに書こうとしたとき、改めて思った。
自分はここで、何を書きたかったんだろう。

そのタイミングで、ある数字を目にした。
総務省の「社会生活基本調査」によると、日本で写真を趣味にしている人は25歳以上の約4人に1人。なんと2,000万人を超える。
その数字を読んだとき、何かが腑に落ちる。
「うまく撮れない」と思っている人も、「もっとよくなりたい」と思っている人も、自分と同じくらいたくさんいるんだろうと。
写真を始めた頃、目指していたのはただ「きれいな星空を撮ること」だった。それだけで、十分だった。
何年か撮り続けて、技術は少しずつついてきた。
国内や海外のフォトコンテストで評価をいただくことも増えた。
でも、「わかった」と思えた瞬間がない。
技術の問題は解決できる。調べれば答えがある。
「なぜこの景色を撮りたかったのか」という問いは、答えを出そうとするたびに、形が変わっていく。

noteを初めてもうすぐ1年、そういうことを書き続けてきた。
「いい写真とは何か」という問いが変わっていく話。
心の揺れを追いかけることの話。
技術より手前にあるものの話。
書いているうちに、少しずつ言葉になってきた気もする。
部分では見えてくる。
でも全体は、まだ霧の中にある。
だから書き続けているのかもしれない。

このnoteは、答えを持っている人が教える場所ではなく、探している途中を言葉にしながら、誰かと一緒に考えるための場所でありたい。
技術の解説はもっとうまい人がたくさんいる。でも「まだわからないけど、ここまでは見えてきた」という話は、同じ位置にいる人にしか書けない。
「写真がちょっとよくなるかも」という感覚は、綺麗にうまく撮れた日より、何かに立ち止まった日の方が多い気がする。
そういう日を、今後もここで言葉にしていきます。
※この記事を最初に見た人のために、
詳しい自己紹介の以前のnoteへのリンクを置いておきます。
