渋谷の易者
元軍人だった祖父が、戦後、渋谷で易者をしていた時期がある。戦後の渋谷には、駅前や繁華街、闇市の周辺などに多くの易者や占い師が軒を連ねていたそうだ。
ネトフリで「地獄に落ちるわよ」の配信が始まったころ、ちょうど祖父の手記の解読に勤しんでいた。細木数子さんは昭和13年生まれ、母達四姉妹は、昭和6年、8年、10年、13年生まれなので、幼少期の細木さんが見た闇市や渋谷の町の光景をきっと祖父も母達も目にしていたのだろうなという視点で、ドラマを貪るように一気見した。
エピソード2で、田中要次さんが演じる易者が登場した時は、「あれは、もしかするとおじいちゃんだったかもしれないな。」なんて、個人的に妄想したりして。田中さんが扮装しておられる帽子や着物と同じようないで立ちのおじいちゃんの写真を見た記憶がある。
祖父の手記の表紙には、渋谷の易者の資料として・・・という一文が載っている。手記は、穴開けパンチで穴をあけられた紙を細紐で縛られている状態なのだけど、振ってあるページからすると途中の200ページ位は紛失している状態。そこに、易者の資料があったのかもしれない。個人情報だったかもしれないし、私の所に回ってこなくて良かったなと安堵している。
