「課題の負荷」を最適化したら、子どもが自発的に動き出した話
先日、次男(弟くん)の個人面談に行ってきました。
そこで担任の先生から共有してもらったエピソードと、そこから見えてきた「環境調整」の効果について、振り返ってみたいと思います。
1. 適切な負荷がもたらした、具体的な変化
今年度から、WISC(知能検査)の結果を踏まえ、学校側と相談して算数の課題量を調整(負荷を軽減)してもらう取り組みを始めました。
具体的には、「先生が指定した必須問題だけは確実に解く」という形で、取り組むハードルを下げています。
この調整を数ヶ月続けた結果、以下のような具体的な変化が見られました。
ミスの確率の減少:課題に集中できるようになったためか誤答率が下がり、夏休み前には修正指示の付箋が一切ついていないドリルを見せてもらうことができました。
成績の維持・向上:量を減らしたからといって成績が落ちることはなく、むしろ好調を維持しています。
自発的な取り組み:最も意外だったのは、本人が「できる」と判断したページについては、問題数を減らさずに自ら全問に取り組めている点です。
よく「課題を減らすと楽な方に流れてしまうのではないか」という懸念を持たれることもありますが、今回は逆の結果となりました。
量を減らしたがったり、適当に書き飛ばしたりするのは、本人の怠けではなく「課題の負荷が高すぎる」というサインだったのだと感じています。
また、以前見られた「俺バカだから」といった自己否定的な発言も、明らかに減ってきています。
2. 中学校進学を見据えたタイミング
小学校高学年のこの時期に、「適切な調整によって『できた』という事実と感覚を積み重ねる」という経験を確保できたことは、大きな意味を持っています。
すべてに対して拒否感を持ったまま中学校へ進学するのと、ある程度「自分はできる」という実感を伴って進むのとでは、その後の適応に差が生じるためです。
あのタイミングで検査を受け、客観的なデータを基に学校と柔軟な調整を行えたプロセスは、非常に有意義だったと感じています。
3. 余談:システムがもたらした「ヘビロテ」の真相
と、ここまで書くと非常にスマートに対応しているように見えるかもしれませんが、日常のリアルな一コマも共有しておきます。
面談の最後、先生から「……ところで、いつも穴の開いたお洋服をお気に入りで着てきてくれるのですが、卒業アルバムの写真撮影の時だけは、別の服にするようお家でも念押ししておいていただけますか?」と言われてしまいました。
「本人の強いこだわりなのだろうか」と思われたようですが、真相は我が家のシステム(と、私の性格)にあります。
あれは本人が鉛筆か何かで自分で開けた穴なのですが、「自分で開けた穴だし、サイズアウトするまではしっかり着てもらおう」という私のスタンスから、そのまま洗濯して収納に戻していました。
さらに次男の場合、保育園時代にワンセットにして持たせていた習慣の名残で、今でもシャツ・下着・ズボンを「ワンセット」にして畳んで収納しています。
洗濯が終わった服はそのまま一番上に積み重なる仕組みです。
本人はただ「一番上にあるものを手に取っている」だけなので、
「洗って上に乗る」→「上から取る」→「また洗って上に乗る」
という高速ループが完成し、結果としてあの穴あき服が驚異の打率で登板することになっていました。
本人のこだわりでも何でもなく、長年のシステムに従った結果として先生に心配をかけていました。
とりあえず、卒業アルバムの撮影日だけは、そのループから別の服を割り込ませるタスクを忘れないようにしようと思います。
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