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韓国ミュージカル「ドラキュラ」あらすじ④|公演を観る前に物語を予習

※この記事は、ミュージカル『ドラキュラ』の物語を最後まで紹介しています。結末を含む完全ネタバレです。

第2幕前半では、ミナが自分の心に向き合い、自らドラキュラの血を受け入れるまでを追いました。

しかし、その瞬間にヴァン・ヘルシングたちが現れ、「It’s Over」でドラキュラとヴァン・ヘルシングは激しく対峙します。

二人の愛が成就した瞬間、物語は最後の戦いへと大きく動き始めました。

ドラキュラを拒みながらも、その孤独を知り、救いたいと願うようになったミナ。
そして、かつてのように運命を一方的に押しつけるのではなく、ミナ自身が自分の心と向き合うのを待ったドラキュラ。

二人の心はようやく重なり始めます。

しかし、ミナがドラキュラを選んだことで、物語は幸せな結末へ向かうわけではありません。

ドラキュラの血を受け入れたミナには、ルーシーと同じように吸血鬼となる危険が迫っています。

ミナを救うため、ヴァン・ヘルシングたちはドラキュラを追って、すべての始まりの地・トランシルバニアへ向かいます。

第2幕後半で描かれるのは、最後の戦いだけではありません。

ジョナサン、ミナ、ヴァン・ヘルシング、そしてドラキュラ。

それぞれが大切な人を想い、愛する人のために何を選ぶのかを問われます。

400年間、「永遠に共にいることこそ愛」だと信じてきたドラキュラが、最後にたどり着く答えとは何なのか。

ここから、物語の結末までを舞台の流れに沿って追っていきます。


Scene19 You Have My Word/Before The Summer Ends

ジョナサンが選んだ愛

①何が起こる?

ドラキュラの血を受け入れたミナは、吸血鬼へと変わる可能性を秘めています。

ヴァン・ヘルシングは、このままではミナもルーシーと同じ運命をたどることを悟ります。

その悲劇を止める唯一の方法は、ミナが完全に吸血鬼となる前にドラキュラを倒すこと。

しかし、それまでにミナが人間ではなくなってしまったら――。

ミナはジョナサンへ、あまりにも残酷な約束を求めます。

「その時は、私の命を絶ってほしい。」

突然突きつけられた言葉に、ジョナサンは深く苦しみます。

それでも彼は、愛するミナを永遠の苦しみから守るため、その約束を受け入れます。

続く『Before The Summer Ends』では、ジョナサンがミナと過ごした幸せな日々を思い返します。

もう一度二人で夏を迎えたい。

ただ以前のように、普通の幸せな時間を過ごしたい。

そんな切実な願いを歌います。

②人物は何を感じている?

ジョナサンは、最後までミナを愛し、信じています。

だからこそ、「ミナの命を自分の手で絶つ」という選択は、彼にとって何よりも受け入れがたいものです。

それでも、愛する人が永遠に人間の血を求め、苦しみ続けるくらいなら、自分の手で安らかな眠りを与えたい。

その決意は、吸血鬼となったルーシーを自らの手で眠らせたアーサーの姿とも重なります。

ジョナサンが望んでいるのは、自分がミナと一緒にいられることだけではありません。

たとえ自分が苦しむことになっても、ミナを苦しみから解放したい。

それが、ジョナサンの選んだ愛なのです。

③ここを観るともっと泣ける

第1幕の『Whitby Bay』で、ジョナサンとミナは二人の未来を誓い合いました。

海辺で過ごす穏やかな時間。
結婚し、共に生きていくはずだった未来。

今、ジョナサンが願うのは、

「もう一度、あの普通の幸せな日々を取り戻したい」

ということだけです。

一方、ドラキュラは長い間、永遠の命を与えることこそ愛だと信じてきました。

ジョナサンが願うのは、限りある時間をミナと生きること。

ドラキュラが願ってきたのは、終わることのない時間をミナと生きること。

二人の愛の形は大きく異なります。

しかし、どちらもミナを深く愛していることに変わりはありません。

この場面は、ジョナサンとドラキュラという二人の男性が持つ愛の違いを、静かに浮かび上がらせるシーンでもあります。


Scene20 Train Sequence

運命に導かれる最後の追跡

①何が起こる?

ドラキュラは、故郷であるトランシルバニアへ向かいます。

ヴァン・ヘルシングたちも、その後を追って旅を始めます。

しかし、ドラキュラがどこを通り、どこへ向かっているのかは誰にも分かりません。

そこでヴァン・ヘルシングは、ドラキュラの血を受け入れたミナだけが持つ、二人の特別なつながりを利用することを思いつきます。

催眠状態に入ったミナは、ドラキュラがいる場所の気配を感じ取ります。

波の音。船の揺れ。吹きつける風。

ドラキュラが船で故郷・トランシルバニアへ向かっていることが、少しずつ明らかになります。

しかし、このつながりは一方通行ではありません。

ドラキュラもまた、ミナの意識へ入り込み、離れた場所から彼女へ語りかけます。

ヴァン・ヘルシングたちは、二人の血のつながりから得た手がかりをもとに、ドラキュラを追う方法を探ります。

②人物は何を感じている?

ミナは、ドラキュラの見ている景色や感情が心へ流れ込んでくることを止められません。

一方のドラキュラも、遠く離れていてなお、ミナの存在を感じています。

二人の身体は遠く離れているのに、心はこれまで以上に強く結びついています。

ミナはドラキュラを追う側に立ちながら、同時に彼の孤独や苦しみを感じ取っています。

そのつながりは、ドラキュラを倒すための手がかりであると同時に、ミナをますます彼の心へ近づけていくものでもあります。

③ここを観るともっと泣ける

第1幕では、ドラキュラがミナを追い続けていました。

しかし、ここでは立場が逆になっています。

ドラキュラは故郷へ帰り、ミナが自分の意思で彼の行方を追っています。

ドラキュラから与えられた血のつながりを使ってはいますが、ミナの心はもはや誰かに操られているわけではありません。

彼女は自分の意思で、ドラキュラがどこへ向かうのかを見届けようとしています。

二人の距離は離れているはずなのに、心だけはこれまでで最も近い。

そして舞台は、400年前にすべての悲劇が始まったトランシルバニアへ戻ります。

物語が始まった場所へ帰ることで、長く止まっていたドラキュラの時間も、いよいよ終わりへ向かって動き始めます。


Scene21 Deep In The Darkest Night

光を掲げる者たち、愛を信じる者

①何が起こる?

ミナへの催眠によって、ドラキュラが故郷・トランシルバニアへ向かっていることを知ったヴァン・ヘルシングたち。

一行は地図を広げ、ドラキュラよりも先に城へ到着するための作戦を立てます。

ドラキュラが船で移動している間に汽車を使って先回りすれば、彼が力を取り戻す前に城へたどり着くことができる。

アーサー、ジャック、クインシー、そしてジョナサンは先行して城へ向かい、ドラキュラとの最後の戦いに挑むことになります。

一方、ヴァン・ヘルシングは、ドラキュラとつながるミナを連れて後を追います。

ジョナサンは、危険な状態にあるミナを置いて行くことに迷います。

しかし、

「ミナを救うには、ドラキュラを倒すしかない。」

というヴァン・ヘルシングの言葉を受け入れ、後ろ髪を引かれながらも旅立ちます。

そして仲間たちは、『Deep In The Darkest Night』を歌いながら、それぞれの決意を胸に最後の戦いへ向かいます。

その頃、ドラキュラも遠く離れた場所でミナへの想いを歌っています。

「あなたは私の生きる理由。」

光を掲げて戦う者たちと、愛を生きる理由とするドラキュラ。

異なる二つの想いが、同じ城へ向かって進み始めます。

②人物は何を感じている?

このシーンで描かれるのは、それぞれの戦う覚悟です。

ヴァン・ヘルシングたちには、「ドラキュラを倒す」という共通の目的があります。

しかし、その胸に抱えている思いは一人ひとり違います。

アーサーは、ルーシーのために。

ジョナサンは、ミナを人間として取り戻すために。

ヴァン・ヘルシングは、これ以上ドラキュラによって誰かの人生が奪われることを防ぐために。

一方、ドラキュラの願いはただ一つです。

ミナと共にいたい。

立場も目的も異なりますが、誰もが大切な誰かを想い、その人を守るために前へ進んでいます。

③ここを観るともっと泣ける

『Deep In The Darkest Night』は、暗闇の中でも希望を失わずに戦おうとする、力強いアンサンブルナンバーです。

ヴァン・ヘルシングたちは、

「闇を破り、光を掲げよう」

と歌います。

そして、このナンバーがさらに胸に迫るのは、最後にドラキュラの歌声が重なるからです。

ヴァン・ヘルシングたちは「光」を歌い、

ドラキュラは「愛」を歌う。

どちらも、自分の大切な存在を守りたいと願っています。

けれど、その愛は同じ未来を目指すことができません。

一方が望む未来を叶えれば、もう一方の願いは失われてしまう。

この場面は、正義と悪が戦う場面というよりも、それぞれの愛が譲れないまま衝突へ向かっていく場面として観ると、より切なく感じられます。


cene22 The Longer I Live 修正版

自分の愛は、本当にミナのためだったのか

①何が起こる?

故郷・トランシルバニアへ向かうドラキュラは、一人、自らの長い人生とミナへの愛を見つめ直します。

400年もの時を生き、世の中のすべてを知っていると思っていたドラキュラ。

しかし、ミナの苦しみに触れた今、彼は初めて進むべき方向を見失います。

これまでドラキュラは、ミナへ永遠の命を与え、自分と共に生きることこそ愛だと信じてきました。

けれど、それは本当にミナのための選択だったのでしょうか。

自分が愛する人を失いたくないという願いを、「運命」や「永遠」という言葉で正当化していただけではないのか。

『The Longer I Live』でドラキュラは、何が正しい道なのか、自分の愛の選択は本当にミナのためだったのかと、自らへ問いかけます。

そして、一人きりで生きる永遠には何の意味もないこと、ミナのいない世界では自分の時間が再び止まってしまうことを悟ります。

②人物は何を感じている?

ドラキュラは、ミナを失うことを恐れています。

ミナは、自ら彼の血を受け入れ、400年間待ち続けた愛へ応えてくれました。

本来ならば、ドラキュラにとって願いが叶ったはずの瞬間です。

それなのに彼の心には、喜びだけではなく迷いが生まれています。

ミナの苦しみを知ったことで、彼は初めて、自分が与えようとしている「永遠」を彼女の側から考え始めたのです。

永遠に共にいられれば、自分はもう孤独ではありません。

しかしそのためには、ミナから太陽の光や、人間として生きる未来を奪うことになります。

ドラキュラは今、自分の願いと、ミナにとっての幸せが同じではないことに気づき始めています。

③ここを観るともっと泣ける

この曲でドラキュラは、

自分の愛の選択は、本当にあなたのためだったのか

と問いかけます。

これは、400年間一度も疑わなかった自分の愛し方を、初めて疑う言葉です。

第1幕のドラキュラは、ミナとの愛を疑いませんでした。

「あなたは私と結婚しました」と過去の運命を言い切り、永遠の命を与えることが彼女の幸せだと信じていました。

しかし今は、ミナが自分を選んでくれたからこそ、その選択をそのまま受け入れてよいのか迷っています。

彼女の光は、自分の闇を消してくれるかもしれない。

けれど、自分の闇へ彼女を閉じ込めてよいのか。

『The Longer I Live』は、ドラキュラが
愛する人を失いたくないという思いと、本当に愛するなら彼女の幸せを考えなければならないという思いの間で、揺れる歌です。

この迷いが、最後にドラキュラが下す選択へとつながっていきます。


Scene23 Quincy’s Death

最後の戦いが奪った命

①何が起こる?

ドラキュラに追いついたジョナサン、アーサー、ジャック、クインシーたちは、棺の中で眠るドラキュラを倒そうとします。

ドラキュラが故郷の土へ戻り、完全に力を取り戻す前に杭を打たなければならない。

仲間たちは棺を取り囲み、クインシーがドラキュラの胸へ杭を打とうとします。

しかしその瞬間、ドラキュラは目を覚まします。

激しい戦いの中、クインシーはドラキュラによって命を奪われます。

ジョナサンたちが応戦しますが、ドラキュラはその場から姿を消します。

ドラキュラを追う戦いは、ついに仲間の命まで契ってしまったのです。

②人物は何を感じている?

クインシーは、自分の命を危険にさらしてでも、ドラキュラを倒そうとします。

それはミナを救うためであり、ルーシーを奪ったドラキュラとの戦いを終わらせるためでもあります。

ジョナサンたちにとって、クインシーの死は、ドラキュラとの戦いが単なる追跡ではないことを突きつける出来事です。

ドラキュラを倒せなければ、さらに多くの命が失われる。

悲しみに立ち止まることもできないまま、彼らは戦いを続けなければなりません。

一方のドラキュラもまた、ミナを奪われまいとして戦っています。

しかし、その愛を守ろうとするほど、周囲には新たな犠牲が生まれていきます。

③ここを観るともっと泣ける

クインシーは、物語の中心にいる人物ではありません。

それでも彼は、仲間のために誰よりも危険な役目を引き受け、最後まで戦います。

そして、この死はドラキュラへ一つの現実を突きつけます。

ミナと永遠に生きたいという自分の願いのために、また一人の命が失われた。

ドラキュラが望んでいたのは愛だったはずなのに、その愛へ近づこうとするたび、周囲には死が積み重なっていきます。

クインシーの死は、最後にドラキュラが自分の永遠を手放す決断へ向かう、もう一つの重い出来事として見ることができます。


Scene24 At Last ~ Finale

ようやく見つけた、自分が進む道

https://naver.me/Ghw9dOPO

①何が起こる?

ヴァン・ヘルシングたちとの戦いの末、ドラキュラはその場から姿を消します。

ヴァン・ヘルシングはミナを馬車へ残し、身を守るための十字架を渡して、ドラキュラを追っていきます。

しかしミナは、そこで待つことを選びません。

自分の心に従い、一人でドラキュラを探しに向かいます。

『At Last』でミナは、ようやく心の中の迷いが消えたと歌います。

自分が進むべき最後の道を、心はずっと前から知っていた。

なぜ運命から逃れようと、あれほど戦ってきたのか。

今、自分を照らす光は太陽ではなく、ドラキュラの眼差しであり、その愛なのだと悟ります。

そして再会したドラキュラへ、ミナは自分の意思をはっきり伝えます。

「これは私の選択です」

「私はあなたを望みます」

ミナは、人間として光の世界へ戻るのではなく、ドラキュラと共に永遠を生きる道を選んだのです。

ドラキュラにとって、それは400年間待ち続けた願いが、ついに叶う瞬間でした。

しかし彼は、ミナにその道を歩ませることを選びません。

ミナへ、自分と共に生きる道がどのようなものかを確かめたうえで、ドラキュラは告げます。

「私を愛するならば、自由をください」

ミナが本当に自分を選んでくれたからこそ、彼はその愛に甘えて彼女を闇へ連れていくのではなく、ミナが人間として生きる未来を守ることを選びます。

そして、

「愛しているから、あなたのために私は去っていきます」

という言葉を残し、400年にわたる命を終わらせます。

②人物は何を感じている?

ミナの心には、もう迷いがありません。

ドラキュラと共に生きれば、太陽の下で過ごすことも、人間としての人生へ戻ることもできない。

それを理解したうえで、自分の心が示す道を選びます。

ここでミナが選んだのは、単に「ドラキュラという男性」だけではありません。

自分が何を愛し、どのような人生を生きるのかという、生き方そのものです。

一方ドラキュラは、ミナが自分を選んだことで、初めて本当の選択を迫られます。

ミナの意思を尊重するなら、彼女を自分のもとへ迎えることもできる。

けれど『The Longer I Live』で自ら問い始めたように、その選択は本当にミナのためになるのでしょうか。

ミナに自分と同じ孤独と闇を背負わせることは、愛と呼べるのでしょうか。

ドラキュラはついに、自分の願いではなく、ミナの未来を選びます。

③ここを観るともっと泣ける

『At Last』でミナは、自分を照らす光は太陽ではなく、ドラキュラの眼差しだと歌います。

ミナは、ドラキュラと共に闇を生きる覚悟をすでに決めています。

ミナは彼を選び、彼と共に生きる未来を差し出してくれています。

400年間求め続けてきたすべてが、ようやく彼の手に届いた瞬間です。

それでもドラキュラは、その未来を受け取りません。

『The Longer I Live』で生まれた、

自分の愛の選択は、本当にミナのためなのか

という問いに、彼は最後の行動で答えます。

ミナを自分の闇へ連れていくのではなく、彼女を自由にする。

永遠に共にいることではなく、愛する人が人間として生き続ける未来を守る。

ミナがドラキュラを選んだからこそ、ドラキュラの選択はさらに重くなります。

二人は互いを選んでいます。

それでもドラキュラは、愛する人のために、自分だけが別れを選ぶのです。


ドラキュラが最後に選んだもの

第1幕でルーシーは、『How Do You Choose』で問いかけました。

「どうやって選べばいいの?」

最初は、三人の求婚者の中から誰を選ぶのかという、明るく軽やかな問いでした。

しかし物語が進むにつれ、この「選ぶ」というテーマは、登場人物たちの人生そのものに関わる問いへと変わっていきます。

アーサーは、ルーシーを永遠の苦しみから解放することを選びました。

レンフィールドは、自分が崇拝してきたドラキュラではなく、ミナを守ることを選びました。

ジョナサンは、愛するミナとの約束を守ることを選びました。

ミナは、自分の心に従ってドラキュラを選びました。

そして最後に、その問いはドラキュラ自身へ返ってきます。

ミナと永遠を生きるのか。

それとも、愛するミナを光の世界へ返すのか。

400年間、「永遠に共にいることこそ愛」だと信じてきたドラキュラが最後に選んだのは、

永遠ではなく、自由。

自分の願いではなく、愛する人の人生。

その選択によって、400年続いた呪いは終わりを迎えます。

『ドラキュラ』は、時を超えて再会した二人の悲しい恋の物語です。

けれど、物語を最後まで見届けると、それだけではないことに気づきます。

これは、400年もの間、愛することの意味を探し続けていた一人の男が、最後に本当の愛を知る物語です。

ドラキュラは最後に敗れたのではありません。

愛する人を自分のものにするという執着を手放し、相手の未来を願うことができたことで、長い孤独からようやく救われたのだと思います。

そして、その心の変化をジュンスが歌声だけでなく、表情や視線、呼吸の一つひとつで繊細に表現するからこそ、このラストは深く胸に残ります。

それが、ミュージカル『ドラキュラ』という作品が長く愛され続けている理由の一つなのかもしれません。

韓国語の台詞をすべて聞き取れなくても、この物語の流れと登場人物たちの選択を知っていれば、舞台上で交わされる視線や歌声から、きっと多くの感情を受け取ることができるはずです。

この記事が、これから韓国公演を観劇する皆さんの予習に、少しでも役立てば幸いです。
ジュンスが演じるドラキュラの400年の愛と、最後の選択を見届けてきてください。

そして次回からは…


「楽曲」からドラキュラをもっと深く味わう

ここまで、物語の流れに沿って『ドラキュラ』のあらすじを紹介してきました。

これまでも『ビートルジュース』や『デスノート』、ジュンス出演のミュージカルのあらすじ整理をしてきましたが、
今回の『ドラキュラ』のは、これまで以上に多くの方に読んでいただいており、
この作品の人気を改めて感じています。

韓国語がすべて聞き取れなくても、登場人物たちの感情や「選択」の意味を知っているだけで、舞台はぐっと分かりやすくなります。

でも、ミュージカルの魅力は物語だけではありません。

本当に心を揺さぶられるのは、登場人物たちが歌うナンバーです。

次回からは、ジュンスが歌うドラキュラの代表曲を中心に、

「この一節だけ聞き取れたら、もっと物語に入り込める!」

という視点で、一曲ずつ紹介していきます。

歌が歌われる場面や歌詞の意味、そして劇場でぜひ耳を澄ませてほしい韓国語のフレーズもあわせて解説する予定です。

『She』『Fresh Blood』『Loving You Keeps Me Alive』『It's Over』『The Longer I Live』『At Last』──。

ジュンスが歌声で描くドラキュラの400年の旅を、一緒にたどっていきましょう。

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