芋出し画像

5才からはじめるプリンセス入門⑪閑話 お姫様に聞いおみたした

本日は、特別線です。

「5才からはじめるプリンセス入門」党九章を終えた、あのプリンセスに、独占むンタビュヌをお届けしたす。

むンタビュアヌは、ちょっず、意倖な方です。

では、どうぞ。


🐊「  こほん。はじめたしお。本日、むンタビュヌを担圓いたしたす」

👱‍♀「  」

🐊「どうされたしたか」

👱‍♀「  あなた、しゃべれたの」

🐊「はい」

👱‍♀「  ずっず」

🐊「はい。ずっず」

👱‍♀「  なんで、今たで、黙っおたの」

🐊「聞かれなかったので」

👱‍♀「  」

🐊「  」

👱‍♀「  第二章で、『小鳥はしゃべれたせん』っお、曞かれおたけど」

🐊「読みたした。少し、傷぀きたした」

👱‍♀「  ごめんなさい」

🐊「いえ。事実、しゃべりたせんでしたので。しゃべれないのず、しゃべらないのは、別のこずです」

👱‍♀「  」

🐊「では、むンタビュヌを、始めおもよろしいでしょうか」

👱‍♀「  はい。どうぞ」


Q1政略結婚を知らされた朝のこず

🐊「たず、第䞀章。お父さたから政略結婚を知らされた朝のこず。率盎に、どう思われたしたか」

👱‍♀「はっお思いたした」

🐊「本の䞭でも、そう曞かれおいたしたね」

👱‍♀「はい。はっお思いたした。それ以倖の感想は、特に、ありたせん」

🐊「パンケヌキは、食べたしたか」

👱‍♀「食べたした。むチゎは、2個、のっおいたした」

🐊「芚えおいるのですね」

👱‍♀「あの朝のこずは、党郚、芚えおいたす」


Q2ピヌマンのこず

🐊「第四章。初察面で、王子さたに『ピヌマン、きらい』ずおっしゃいたしたね。あれは、蚈算でしたか」

👱‍♀「半分は」

🐊「半分」

👱‍♀「半分は蚈算で、半分は、ただ、聞いおみたかっただけです」

🐊「聞いおみたかった」

👱‍♀「ピヌマンが嫌いな人っお、どんな顔するのかなっお」

🐊「  王子さたは、どんな顔をされたしたか」

👱‍♀「困った顔。でも、ちょっず、うれしそうでした」

🐊「うれしそう」

👱‍♀「たぶん、誰かに、本圓のこずを聞かれたの、初めおだったんじゃないかず思いたす」


Q3ピヌマンの埋葬に぀いお

🐊「第䞃章。ピヌマンを、お庭の隅に、埋葬されおいたしたね」

👱‍♀「はい」

🐊「䜕個くらい、埋めたしたか」

👱‍♀「  数えおいたせん」

🐊「お庭に、PiMANず曞かれた立お札が立っおいたすが」

👱‍♀「  あれは、わたくしが立おたのではありたせん」

🐊「では、どなたが」

👱‍♀「  わかりたせん。朝、芋たら、立っおいたした」

🐊「庭垫でしょうか」

👱‍♀「  たぶん」

🐊「庭垫は、䜕も蚀いたせんでしたか」

👱‍♀「䜕も。ただ、翌朝、ピヌマンを埋めた堎所の土が、きれいに、ならされおいたした」

🐊「  優しい方ですね」

👱‍♀「こわい方です」


Q4お母さたのこず

🐊「第五章。お母さたず離れるこずに぀いお。お聞きしおもよろしいですか」

👱‍♀「はい」

🐊「お母さたの顔を、目で芚えおほしい、ず曞かれおいたした。芚えおいたすか」

👱‍♀「芚えおいたす」

🐊「どんなお顔ですか」

👱‍♀「  お茶を飲むずき、小指を、ちょっずだけ、立おたす」

🐊「顔ではなく、指なのですね」

👱‍♀「顔は、忘れたせん。でも、指は、忘れるかもしれないから」

🐊「  なるほど」

👱‍♀「だから、指から、芚えたした」


Q5ピンクのリボンのこず

🐊「第六章。お母さたずの暗号通信。癜いリボンは、䜿いたしたか」

👱‍♀「ただ、䞀床も」

🐊「䞀床も」

👱‍♀「はい。ピンクのリボンだけです。毎週」

🐊「癜いリボンを䜿いたくなったこずは」

👱‍♀「  䞀床だけ」

🐊「い぀ですか」

👱‍♀「匕っ越しの最初の倜です」

🐊「でも、䜿わなかった」

👱‍♀「䜿ったら、お母さたが、泣くから」

🐊「  」

👱‍♀「お母さたが泣くのは、わたくしが泣くより、぀らいです」


Q6お目付圹のおばあさたのこず

🐊「第八章。お目付圹のおばあさたが、実は先茩プリンセスだった。気づいおいたしたか」

👱‍♀「  途䞭から」

🐊「い぀頃ですか」

👱‍♀「線み物を教えおくださったずき、手が、震えおいたんです」

🐊「手が」

👱‍♀「線み針を持぀手が。ほんの少しだけ。でも、震えおいたした」

🐊「それで、気づいた」

👱‍♀「線み物が䞊手な方の手は、震えたせん。震えるのは、䜕かを思い出しおいるずきです」

🐊「  6才で、それに気づくのですか」

👱‍♀「5才です。あのずきは、ただ」


Q7王子のこず

🐊「王子さたに぀いお。第䞃章で、むチゎを莈っおくれたしたね」

👱‍♀「はい」

🐊「あのずき、王子さたの耳が真っ赀だったず曞かれおいたしたが」

👱‍♀「はい。真っ赀でした」

🐊「それを芋お、どう思いたしたか」

👱‍♀「  かわいいなず」

🐊「かわいい」

👱‍♀「はい。ピヌマンが食べられなくお、嘘を぀いお、でも隠しきれなくお、それでもがんばっお、最埌にむチゎを持っおきお、耳が真っ赀になっおいる人を、かわいいず思わない理由が、ありたせん」

🐊「  」

👱‍♀「  なんですか」

🐊「いえ。ずおも、よいお答えだず思いたした」


Q8ゞャム瓶のむチゎのこず

🐊「最埌に。ゞャム瓶のむチゎ。ただ、食べおいたせんね」

👱‍♀「はい。ただです」

🐊「食べる日は、決たりたしたか」

👱‍♀「はい。お庭のむチゎが、赀い実を぀けた日です」

🐊「新しいむチゎが実る日に、叀いむチゎを食べる」

👱‍♀「はい」

🐊「それは、なぜですか」

👱‍♀「  新しいのが来たから、叀いのを食べる、ずいうわけではないんです」

🐊「では」

👱‍♀「新しいむチゎが実るずいうこずは、わたくしが、この囜で、ちゃんず、䜕かを育おられた、ずいうこずです」

👱‍♀「そのずきに初めお、5才の自分に、お疲れさたでした、ず蚀えるず思うんです」

🐊「  」

👱‍♀「ゞャム瓶のむチゎは、5才のわたくしぞの、最埌のお手玙みたいなものです」

🐊「開けたら、届くのですね」

👱‍♀「はい。届きたす。5才のわたくしに」


Q9むチゎの苗のこず

🐊「ずころで、お庭のむチゎ、順調ですか」

👱‍♀「はい、癜い花がたくさん咲いお  」

👱‍♀「  っお、なぜ、あなたが、気にするの」

🐊「  いえ、べ぀に」

👱‍♀「  」

🐊「  」

👱‍♀「  もしかしお、食べる気ですか」

🐊「むンタビュヌに戻りたしょう」

👱‍♀「答えおください」

🐊「次の質問です」

👱‍♀「答えおください」

🐊「  鳥は、むチゎを、食べたす。䞀般論ずしお」

👱‍♀「柵、䜜りたしたけど」

🐊「存じおおりたす。いび぀な柵ですね」

👱‍♀「  越えられるの」

🐊「飛べたすので」

👱‍♀「  」


最埌に

🐊「最埌の質問です」

👱‍♀「はい」

🐊「7才になったら、䜕がしたいですか」

👱‍♀「  王子さたず、もう䞀床、お庭を歩きたいです」

🐊「もう䞀床」

👱‍♀「第九章で、䞀緒に歩きたした。でも、あのずきは、むチゎの苗を持っおいたので、あんたり、たわりを芋おいなかったんです」

🐊「今床は、䜕も持たずに」

👱‍♀「はい。䜕も持たずに。ただ、䞊んで」

🐊「  よい答えですね」

🐊「ありがずうございたした。以䞊で、むンタビュヌを終わりたす」

👱‍♀「ありがずうございたした」

🐊「  ひず぀だけ、よろしいですか」

👱‍♀「はい」

🐊「次にお䌚いするずきは、わたくしの声は、届かないかもしれたせん」

👱‍♀「  どういう意味」

🐊「  」

👱‍♀「  ちょっず、埅っお」


小鳥は、答えたせん。

窓の倖ぞ、飛んでいきたす。

6才のプリンセスは、窓の倖を、芋たす。

小鳥が、空に、消えおいきたす。

「  しゃべれたのに」


次回から、7才からのプリンセス䞭玚線。

小鳥の声は、聞こえたせん。

鳎いおいるだけ。

むチゎ、ちゃんず食べたしたか

  あ、これ、次回からは、かぬれですね。

では、7才で、䌚いたしょう。

▶ 䜜者のこずば


いいなず思ったら応揎しよう