#01 【妊娠32週】子どもの名前をつけることの意味
はじめに
もうすぐ初めての子どもが生まれる。出産予定日まであと1か月半ほどという時期に、私は「名前をつける」ということの意味について、深く考える機会を持った。
名前をめぐる葛藤
妻と私は、ある名前を候補として考えていた。響きを重視した読み方を選んだのだが、妻は躊躇していた。
「キラキラネームになってしまわないか」 「将来、いちいち説明しなければならず、子どもに苦労をかけないか」
妻の懸念はもっともである。私自身も、響きの良さや個性を重視したいという思いがある一方で、それが親の自己満足になってしまわないか、という不安があった。
名前とは何か
そもそも、名前をつけることにはどんな意味があるのだろうか。
私の名前は、ある武将の言葉から取られたものである。小さい頃からこの由来を知っていたことで、私の価値観や信念は大きく影響を受けてきた。時に突き動かされ、時に苦しめられもしたが、その名前には常に誇らしさと特別感があった。
大人になってからは、自分の名前を心から好きになり、それが自分の軸となっていることを実感している。
名前がもたらすもの
名前には、いくつかの意味がある。
・社会における区別 ― 個人を区別するために名前は必要である。個性的な名前は、良くも悪くも目立つ。
・価値観の形成 ― 名前の由来や込められた意味は、その人の価値観や信念の中心となりうる。
・親からの最初の贈り物 ― 名前は、親が子どもに送る最初の贈り物であり、同時に親としての責任でもある。
大切にすべきこと
・子どもを第一に考える ― 名前をつける際に最も大切なのは、子どもがその名前をどう感じるか、成長していく上でどんな影響があるかという視点である。
・完璧を求めすぎない ― 画数、響き、漢字の意味、読みやすさ――すべてを100点満点にすることは難しい。優先順位をつけて、大事にしたいことを選んでいけばいい。
・名前だけにこだわらない ― 親の思いを伝える方法は、名前だけではない。日々の関わり方の中でも十分に伝えることができる。
自分自身への問い
この経験を通じて、自分に問いかけてみたいことがある。
この名前を授かったとき、子どもはどう感じるだろうか?
成長していく中で、この名前はどんな影響を与えるだろうか?
私は親として、名前以外にどんな形で思いを伝えられるだろうか?
本当に大切にしたい優先順位は何か?
親の自己満足になっていないか?
おわりに
どんな名前にも、必ず親の思いが込められる。だからこそ、型にこだわりすぎる必要はないのかもしれない。
大切なのは、子どもがその名前を授かったときにどう感じるか、成長していく上でどんな影響が出てくるかを考えること。そして、親としての責任と向き合うこと。
名前を決めることは、親としての第一歩である。妻とともに、納得のいく名前を見つけていきたい。それが、子どもへの最初の贈り物となる。
