移動の合間に「ワンパンマン展」に行ってきた
移動の合間に時間が少しあったので、前から気になっていた『アニメ10周年記念「ワンパンマン展」』(池袋サンシャイン60展望台 てんぼうパーク内イベントスペース、2026年7月20日まで開催)を観てきた。
「ワンパンマン」(ONE原作、村田雄介作画)とは、あらゆる敵をパンチ1発(ワンパン)で倒してしまう、最強ヒーロー、サイタマ(トップ画像の上段中央)が主人公のギャグ系アクション漫画。
YouTubeを通して知り、AmazonのPrime videoで全編を通して観て、気に入った。
かつては「少年ジャンプ」黄金期の読者だった自分も、すっかり漫画からは離れていたが、この歳になって新しく好きなアニメができるとは思わなかった。
何よりも、虚無感や無力感、コンプレックスや屈折を抱え込んだ、多様な登場人物たちのキャラクターが面白いし、作画も素晴らしい。
ヒーローたちが「ヒーロー協会」に所属してランキング(欺瞞だらけ)を争っている状況設定、そもそも「正義」とは何なのかを繰り返し問い、従来の少年漫画のヒロイズムに対する疑問をギャグでやんわり包み込む姿勢など、大人をも夢中にさせるパロディ的な面白さがある。
もちろんその根底には、やなせたかしや鳥山明など、これまでの少年漫画に対するリスペクトがある。
今回の展示に関しては、SNS用の撮影スペースとかはあまり興味を惹かれなかったが、原画は面白かった。
トップ画像は、購入した「複製原画セット(第2期)」の一部。
入稿用の袋が付録についているあたり、制作者のプロの作業現場の雰囲気を伝えてくれる。

こういう原画を見ると、デジタルとのハイブリッドな作業になろうとも、生身の人間が絵を描く手作業の温かみと創意があるからこそ、漫画やアニメも面白くなるのだとつくづく思う。
下記は第13話。ヒーローとは何か、人気や名誉や虚像とは何かが、ギャグタッチのストーリー展開の中で、繰り返し問われている。音楽や効果音の挿入の仕方、そして声優たちの演技も素晴らしい。
