それはいつかの夢だった|裸婦する絵描きがカフェを開くまで
そんなこんなで
小さな街の隅にあるような
昔の町屋の並びの
いくぶん使わなくなった民家に
80歳店主と通うようになる
(詳しく言うと今は82歳だ)
薬に頼らず
有機野菜を好んで食べて
思い立ったように動き回り
足腰も丈夫
くるくると機転が回り
ガラッと目の前の景色を変えてしまうのだ
この人も好奇心のかたまり
年齢は違えど類友の法則はあるのだ
湿気を含む畳を私と80店主とで
2人ではぐってKトラックに積む積む
私はもちろん繋ぎ服
絵を描く時にも愛用している2着を
交互に着て古民家再生作業に携わる
こんなにススだらけの家が
使えるようになるのか!?
と、思いながら始めたが
半信半疑の心は 無 にして
とりあえず手元を動かした
人生初めての作業
かたずけては
できた隙間に
新しき物品を大切に置いてゆく
80店主は嬉しそうに
長年集めてきた本を並べ売るんだと
様々な高さの本をコツコツと軽快な
音をたてて陳列してゆく
″80歳にしてまた新たな楽しみが増えたこと″
を目の前に見れ
しかもこんな近くで その新鮮なモノ を
私が感じれるとゆうのは
なかなかない
わたしも嬉しくなった
一 でも私が思っていた事は違った
急に80店主の手が止まり
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