心に残る言葉⑦考え方が違っても話し合いの余地は残しておく
平和の語り部育成事業の4回目に、沖縄本島中部の戦跡めぐりをしました。その時にガイドをして下さった読谷村教育委員会の中田耕平さんの言葉です。
ここに、中田さんのガイドがとても素晴らしく分かりやすかったことを残しておきたいです。これから、平和ガイドをしようとする私たちの良いお手本になる方だと心から思いました。
中田さんは、戦跡を説明する時だけでなく、移動中、またバスの車内でも、深い知識のもと興味深い話をずーっとして下さってました。雑談にも心動かされるとは、本当に素晴らしいガイドでした。平和ガイドには深い知識が必要なことと、それを相手に分かりやすく伝えるためにはどうするのか、少しヒントをもらったような気がします。
さて、グループワークではやはりみんな、言葉の選び方を気にしている印象がありました。これはガイドをする上で気をつけなければならないポイントなので、みんなの関心は高かったです。1人の受講生の方が、言葉尻を捉えて揚げ足を取るような見学者に会ったことがあるというエピソードを不安そうに教えてくれました。
例えば、「返還」という言葉。
基地返還と聞くと、まるで沖縄からアメリカ本土へ基地が返還されたかのような印象を受けますが、沖縄県の基地はそのほとんどが返還されてはいません。でも返還と言ってるけど基地はどこへ行ったのか?と疑問が湧きますが、実はほとんどの基地は、県内に移設されています。強化されて移設されたものも少なくありません。例を挙げると以前、読谷村に「象の檻」と呼ばれたレーダー施設がありましたが、現在は、金武町へ強化されて移設されています。
言葉選びでトラブルになった事例も、よく頭に入れておかないといけないと思いました。ただ、1番大切なのは、知識を身につけることだなと痛感します。中田さんのように知識が豊富であれば、誤解を生むことを避けられたり、誤解されたとしても分かりやすく伝え直してそこから分かり合えたりできるかもしれない。
考え方が違っても話し合いの余地は残しておく。
中田さんがこう言った時、考え方の違う相手に対して、今の私が頑張って話し合いをしようとしても、きっと分かりやすく伝えられないだろうなと感じました。私の知識が乏しいからです。やはり、今の私にできることは学習することしかないなぁ、と。考え方が違う相手とも冷静に分かりやすく話し合いができるくらい、たくさんの引き出しが持てたらいいなぁと、未来の自分に期待して、勉強を頑張りたいと思いました。

