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【メノポーズ】揺らぎ始めた自分、どうやって受け止めたらいい?

更年期の始まりは突然に

 私が最初に『コーネンキ』という言葉を知ったのは、新卒で働き始めた頃のことだった。職場でたまたま、更年期症状のせいで精神的に動揺し、人目もはばからず泣く女性を見かけた。そのときは、やはり驚いた。ただ、他の人がそれを「コーネンキだから。」と言っているのを聞いても、どこか他人事としか思えなかった。

 いつしか時は流れ、子育てと仕事で忙しくしている一方、生理不順で婦人科へ通うようになった。40代で二人目を産んだ後、いつまで経っても生理が規則正しく来ない。私は内心変だなと思いつつも、「母乳をあげているからだろう。」と、たかをくくっていた。1人目の時とは違い、産後の体調がなかなか戻らず、いつも疲れ切っていた…。

 さすがに、おかしいと思って病院へ行くと、医師から「そろそろ、更年期なのかもしれないね。」と言われてしまった。どうも閉経しかかっている、とのことだった。「まさか、このまま生理が来なくなってしまうの〜⁉︎」と、私は目の前が真っ白になった。自分自身の気持ちが置き去りのまま、更年期がひとりでに幕開けした瞬間だった。

更年期症状と言っても、人それぞれ

 私は、いわゆるホットフラッシュはあまり気にならなかった。というのも、若い頃から暑がり、汗っかき。さらに、すぐ緊張する割に、なぜかリーダーとして前に出されることも多く、冷や汗・滝汗には慣れっこだった。ハンカチも常に持ち歩いてるから、汗が出て拭く回数が増えたかなぁ…という受け止め方で済んでいた。

 更年期症状の中で、終始私を悩ませているのが、筋骨格系トラブル。ばね指、腱鞘炎、手根管症候群、肋間神経痛、背筋痛、股関節痛、度重なるぎっくり腰。ひどいぎっくり腰の時は、10日間ぐらい寝たきりだったこともある。そして今、へバーデン結節の急性期で、両手指の痛みが強い。そして、それを庇っているのか、手首も痛い状態に…。

 夕飯の支度をしながら、「わが家の重い調理器具を軽いものに新調しよう!」と決心した。実は、次男が産まれてから、私は夫に料理を仕込んできた。数年後、ホンモノ志向の夫は得意げに鉄のフライパンを購入。これが本当に重い!夫が楽しんで料理出来るなら、多少の妥協は必要と思ったが、こういうところに原因があったのかもしれない…。

やはり自分ファーストって大切

 これは、単に自分だけを可愛いがるということではなくて…。実際、今、私が倒れたら、家族の生活が急に成り立たなくなる。特に、息子たちの学校や野球への送迎は夫と手分けしていて、毎日どこかへ車を出している。この辺りは電車やバスの便が悪く、代替案は無い。考えなしに無理をするより、細く長く、続けられるやり方を模索していくのが得策なのだ。

 思い返せば、長い間、律儀に規則正しく働いてくれた私の卵巣さん。旅行などで時々生理がズレることはあったけど、来ないとか止まる…ということはなかった。さらに、私は高齢出産だったから、もう十分過ぎるくらい働いてもらいました。今後は自分と向き合う時間を大切にして、意識的にカラダを整える習慣を作っていこうと思う。

 更年期というと、ついマイナス要素ばかりに目を向けがちだけど、実は、『自分のカラダを意識せよ』との天からのお知らせ、リマインドなのでは?と思う。一旦立ち止まり考える。これができるから、女性は強くなれるし、歳を重ねても元気なんじゃないかな?そう思うと、この更年期も『ただの厄介モノではない』と思えてくるからフシギ。

自分をメンテナンスする

 長年住んでいる家は、水回りを直したり、カーポートを修繕工事を頼んだり、そういうのは出来ている。それなのに、自分のことは何となく後まわし…。まさにトウダイモトクラシ(灯台下暗し)、あまりにも近すぎて、自分で気が付かないのだ。だけど、その状態は今日でサヨナラ!気持ちを新たにし、自分を大切にメンテナンスする。

 整形外科へ行き、婦人科の予約も入れた。それから、忙しくて休んでいたスイミングも、これを機に再開しよう。『五十の手習い』で始めた水泳は、とても自分に合っていた。水の中に入ると、全身の無駄なチカラがスッと抜けて、自然とほぐれていくのがわかる。心地よい疲労感は、夜の快眠にもつながるので、身体を動かすって大切!と思う。

 自分メンテナンスの極意は、①日々の習慣にする、②ハードルを下げる、③無理しないの3点。完ぺきを目指さず、小さなことから始めて、心地良さをじっくり味わう♡1回の時間を短く、回数を重ねてみるといいかも。最初はアレコレやってみて、自分が喜ぶことだけを残していけば、自分自身を見つめ直すキッカケにもなる。

自分と向き合う更年期

 人生の後半戦、これまでのやり方が通用しなくなり、急に心細くなってくる。そういうとき、現実をありのまま受け入れてみると、見える景色も変わってくると思う。無いものは無いけど、有るものは有る。私らしさ満開の生き方が見つかれば、更年期も必要な通過点の1つだったと思える日が来る。その日が来るのを今から楽しみで仕方ない!


 
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