「人気です」「私も着ています」だけでは売れない|商品情報を“その人の買う理由”に変える接客
アパレル接客で、よく使われる言葉があります。
「こちら、人気なんですよ」
「私も着ています」
私も販売員として店頭に立っていた頃、この言葉を使うことはありました。
けれど、いつも疑問に思っていたことがあります。
人気であることや、販売員が着ていることは、目の前のお客様にとって本当に重要なのか。
人気の商品だと聞いて安心する方もいます。
販売員が実際に着ていると分かり、興味を持つ方もいます。
だから、この言葉自体が悪いわけではありません。
ただ、
「人気なんですよ」
「私も着ています」
だけで終わってしまうと、お客様にとって必要な情報が抜けています。
お客様が知りたいのは、その先にある理由
「人気です」と言われたお客様が、本当に知りたいのは、
なぜ人気なのか
ではないでしょうか。
シルエットがきれいだから。
体のラインを拾いにくいから。
仕事にも休日にも使えるから。
自宅で洗えて、お手入れがしやすいから。
理由が分かれば、お客様はその特徴が自分にも必要なのかを判断できます。
「私も着ています」も同じです。
販売員が持っているという事実だけでは、その方が購入する理由にはなりません。
けれど、実際に着たからこそ分かる、
- 長時間着ても疲れにくかった
- 洗濯後も形が崩れにくかった
- 思っていたより透けにくかった
- ジャケットの中でも、もたつかなかった
- 手持ちの服と合わせやすかった
といった情報が加われば、お客様が購入後を判断する材料になります。
商品知識は、たくさん話せば伝わるものではありません。
目の前のお客様に必要な情報を選び、その方の生活に置き換えて初めて、意味のある提案になります。
この記事では、私が9年間のアパレル販売で実践してきた、
- 商品の特徴を、お客様のメリットへ変える基本の型
- 「人気です」を伝えるときに必要な理由
- 「私も着ています」に加える実体験
- お客様によって情報を使い分ける方法
- ブラウス・パンツ・ジャケット別の接客例
- 押し売りにしないための確認方法
- 接客前に使える商品情報の準備シート
を、具体的な言葉とともにまとめます。
「商品知識は覚えたのに、接客でどう使えばいいか分からない」
「説明しているつもりなのに、お客様の反応が薄い」
「人気商品をすすめても、購入につながらない」
そんな販売員の方が、明日の店頭でそのまま使える形にしました。
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