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【2026年版】eスポーツを副業にする方法|ゲームの腕を収入に変える「指導・コーチ」の始め方

「ゲームが好き」
「友達にゲームを教えるのが得意」
「自分のプレイを人に見てもらうのが好き」。

もし、あなたがこんな経験を持っているなら、そのスキルは思っている以上に仕事につながるかもしれません。

その仕事のひとつが、eスポーツの指導です。

eスポーツというと、プロゲーマーや大会で活躍するトッププレイヤーをイメージする人が多いでしょう。
もちろん、プロを目指す選手をサポートする仕事もあります。

しかし、2026年の今、eスポーツ指導の世界はそれだけではありません。

「ゲームを始めたばかりなので上達したい」という初心者から、
「ランクを上げたい」
「大会に出てみたい」
「子どもに安全にゲームを学ばせたい」
という人まで、指導を求める理由はさまざまです。

つまり、ゲームが上手い人だけがコーチになれるわけではありません。

むしろ大切なのは、「自分ができること」を「相手にもわかるように伝える力」です。

ここでは、2026年にeスポーツ指導を副業として始める理由と、具体的にどんな仕事なのかを、初心者にもわかりやすく紹介していきます。


eスポーツ市場と競技人口は広がっている

まず知っておきたいのが、eスポーツは「一部のゲーム好きだけの世界」ではなくなっているということです。

オンライン対戦ゲームの普及によって、自宅にいながら世界中のプレイヤーと対戦できる環境が当たり前になりました。

さらに、動画配信やライブ配信、ゲーム実況、オンライン大会なども一般的になり、
「ゲームを見る」
「ゲームを学ぶ」
「ゲームについて交流する」
という文化も広がっています。

ここで重要なのが、プレイヤーが増えるほど、教える人の需要も生まれるということです。

たとえば、スポーツを考えてみてください。

野球を始める人が増えれば、野球教室やコーチが必要になります。サッカーを始める人が増えれば、初心者に基本を教える指導者が求められます。

eスポーツも基本的な考え方は同じです。

「どうすれば上手くなれるのか?」
「なぜ自分は勝てないのか?」
「このキャラクターはどう使えばいいのか?」
「どこを改善すればランクが上がるのか?」
こうした疑問に答えてくれる人が必要になります。

もちろん、YouTubeなどの無料動画を見れば、ゲームの攻略情報を学ぶことはできます。

それでも個別指導には大きなメリットがあります。

動画では「100人に共通する内容」を説明できますが、コーチなら「あなたの場合はここを直しましょう」と具体的にアドバイスできます。

この違いは意外と大きいものです。

たとえば、同じゲームで「負けてしまう」という悩みを持っていても、原因は人によって違います。

Aさんは操作ミスが多いかもしれません。
Bさんは状況判断が苦手かもしれません。
Cさんは基本的な知識が不足しているかもしれません。
Dさんは実力があるのに、プレッシャーで本来のプレイができていないかもしれません。

このような違いを見つけて、本人に合ったアドバイスをする。
これがeスポーツ指導の面白いところです。

そして2026年に副業として注目したいのは、オンラインで指導できる環境が整っていることです。

昔のように、生徒とコーチが同じ場所に集まらなければいけないとは限りません。
ボイスチャットや画面共有などを使えば、自宅から遠く離れた相手にも指導できます。

つまり、住んでいる場所に関係なく、自分のゲーム経験を仕事に変えられる可能性があります。


「ゲームが得意」を、そのまま売る必要はない

ここで、ひとつ大切な考え方があります。

それは、
「ゲームが上手い=そのまま仕事になる」わけではない
ということです。

少し意外に感じるかもしれません。

たとえば、ゲームで非常に高いランクまで到達している人でも、「なぜその動きをするのか」を説明できなければ、指導では苦戦することがあります。

逆に、自分よりゲームが上手い人に教えることはできなくても、初心者に基本をわかりやすく教えるのが得意な人は、良いコーチになれる可能性があります。

ここで重要なのが、「プレイヤーとしてのスキル」と「コーチとしてのスキル」は別物だということです。

プレイヤーとしては、

  • 正確に操作する

  • 素早く判断する

  • ゲームの知識が豊富

  • 相手の行動を予測する

といった能力が求められます。

一方、コーチには、

  • 相手の問題点を見つける

  • 原因をわかりやすく説明する

  • 改善方法を提案する

  • 相手のモチベーションを保つ

といった能力が求められます。

たとえば、生徒が「なかなか勝てません」と相談してきたとします。

そこで「もっと練習しましょう」と答えるだけでは、良い指導とは言えません。

「どの場面で負けることが多いのか?」
「攻撃と防御のどちらで問題が起きているのか?」
「操作の問題なのか、判断の問題なのか?」
と細かく確認していきます。

そして、
「今は全部を直そうとしなくて大丈夫です。まず、この場面だけ意識してみましょう」
と、一つずつ改善していく。

これなら初心者でも取り組みやすくなります。

つまり、eスポーツ指導を副業にするなら、
「自分が何時間ゲームをしてきたか」だけではなく、
その経験から何を教えられるか」を考えることが大切です。

これは、初心者が副業を始めるうえで非常に重要なポイントです。

「自分はプロレベルじゃないから無理」
と最初から諦める必要はありません。

自分より経験の浅い人に教えられることがあるなら、そこに価値が生まれるからです。


eスポーツ指導では、実際に何をするの?

では、実際の仕事はどのようなものなのでしょうか。

一言で「eスポーツ指導」といっても、仕事内容はかなり幅広いです。
もっともイメージしやすいのは、マンツーマンのオンライン指導です。
生徒とオンラインでつながり、実際のプレイを見ながらアドバイスします。

たとえば、
「この場面では無理に前に出なくても大丈夫です」
「今の判断は良かったです」
「ここでマップを見るクセをつけると、次の行動が早くなります」
といった形で、プレイ中またはプレイ後にフィードバックを行います。

「フィードバック」とは、簡単にいうと、相手の行動について良かった点や改善点を伝えることです。

また、単純にプレイを見るだけではありません。

ゲームによっては、リプレイや録画映像を一緒に確認して、
「ここでは別の選択肢がありました」
「この判断をした理由を説明できますか?」
と、生徒自身に考えてもらうこともあります。

これはスポーツのコーチングにも似ています。
答えをすべて教えるのではなく、本人が自分で考えられるようにするわけです。

さらに、初心者向けなら「ゲームの基本ルールを教える」という仕事もあります。

たとえば、
「まず何を目標にすればいいのか」
「このキャラクターはどんな役割なのか」
「どの装備を選べばいいのか」
など、ゲームを始めたばかりの人には当たり前ではないことを一つずつ説明します。

そのため、eスポーツ指導は「上級者向けの高度な戦術を教える仕事」だけではありません。
むしろ副業として始めるなら、初心者向けの指導からスタートする方法も十分に考えられます。

さらに経験を積めば、

  • ランクアップを目的とした指導

  • 大会出場を目指す選手のサポート

  • チーム単位の指導

  • 戦術分析

  • リプレイ分析

  • 練習メニューの作成

  • eスポーツスクールでの講師

などへ仕事の幅を広げることもできます。

最初から全部できる必要はありません。
「自分は誰に、何を教えられるのか?」
ここを明確にすることがスタート地点です。


副業として始めるメリットと注意点

eスポーツ指導を副業にする大きなメリットは、自分のこれまでの経験を活かしやすいことです。

すでに特定のゲームを長くプレイしているなら、ゼロから新しいスキルを身につけるよりも始めやすいでしょう。

また、オンラインで指導する場合、店舗や事務所を借りる必要がありません。
そのため、比較的小さな規模から試せます。

たとえば、最初は週末に1~2人だけ指導してみる。

そこで
「どんな質問をされるのか」
「どこで説明につまずくのか」
を確認する。
慣れてきたら生徒数を増やす。

このように、小さく始めて徐々に大きくする方法が取れるのは、副業として大きな魅力です。

一方で、注意しておきたいこともあります。

まず、ゲームが好きだからといって、必ずしも指導が楽しいとは限りません。

人に教えるということは、相手のペースに合わせる必要があります。
自分なら簡単にできることでも、生徒にとっては難しいことがあります。

そんなときに、
「なんでこんなこともできないの?」
という態度を取ってしまうと、信頼を失ってしまいます。

できない理由を一緒に探す」という姿勢が大切です。

また、副業で収入を得る以上、仕事としての責任も発生します。

約束した時間を守ること、料金やサービス内容を明確にすること、個人情報を適切に扱うことなど、ゲームの腕前とは別の部分にも気を配る必要があります。

さらに、会社員の場合は勤務先の副業ルールを確認しておくことも重要です。

税金や確定申告についても、収入が増えてきたら基本的な知識を身につけておきましょう。

難しく考える必要はありません。
「ゲームが好きだから始めた副業」でも、お金を受け取る以上は、少しずつビジネスとして考えていけばいいのです。


2026年、eスポーツ指導を始めるなら「教える力」を磨こう

ここまで読んで、
「自分にもできるかもしれない」
と思った人もいるかもしれません。

その感覚は大切にしてください。

eスポーツ指導の副業で最初から必要なのは、完璧な実績でも、豪華な設備でもありません。
まず必要なのは、自分の経験を誰かの成長に役立てる視点です。

「自分はこのゲームを長くやってきた」
という経験は、それだけでは単なる趣味かもしれません。

しかし、
「初心者がつまずきやすいポイントを説明できる」
「プレイを見て改善点を伝えられる」
「生徒が楽しく上達できるようにサポートできる」
となれば、そこにはサービスとしての価値が生まれます。

そして2026年は、ゲームそのものだけでなく、プレイ動画やデータを分析する環境も身近になっています。

今後は、単に「もっと練習しましょう」と言うだけではなく、
「なぜ負けたのか」
「どこを改善すると効率がいいのか」
を具体的に説明できるコーチが、より重要になっていくでしょう。

だからこそ、これからeスポーツ指導を始める人は、ゲームの腕前だけを追いかける必要はありません。

プレイする力、分析する力、伝える力。

この3つを少しずつ伸ばしていけばいいのです。

最初の目標も、「いきなり月10万円稼ぐ」ではなくて構いません。

まずは一人に教えてみる。
その人が少し上達する。
「教えてもらってよかった」と言ってもらえる。
そこから次の生徒につながる。

そんな小さな成功の積み重ねが、やがて副業としての実績になっていきます。

ゲームをしてきた時間を、ただの「遊んだ時間」で終わらせるのか。
それとも、誰かの上達を助ける「経験」に変えるのか。
その違いを作るのは、ゲームの才能だけではありません。

「自分の経験を、どう人の役に立てるか」を考えること。

それが、2026年にeスポーツ指導を副業として始める第一歩です。

次の章では、さらに具体的に、
「eスポーツコーチとは実際にどんな仕事なのか」
「どんなゲームや生徒を対象にできるのか」
を掘り下げていきます。

「自分の場合、何を教えれば仕事になるんだろう?」
そんな疑問が、次の章を読むことで少しずつ見えてくるはずです。



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eスポーツ指導の副業とは?

eスポーツ指導の副業とは?

eスポーツの指導」と聞くと、プロゲーマーのような人が、さらに上を目指す選手を指導するイメージがあるかもしれません。

もちろん、そうした仕事もeスポーツコーチの大切な役割です。
ただ、副業として考えた場合は、もっと幅広く考えて大丈夫です。

たとえば、
「ゲームを始めたばかりなので基本を教えてほしい」
「友達と遊ぶだけでなく、もう少し上手くなりたい」
「ランクを上げたいけれど、何を練習すればいいかわからない」
「大会に出てみたいけれど、一人では練習方法がわからない」
といった人をサポートするのも、立派なeスポーツ指導です。

つまり、eスポーツコーチとは、単に「ゲームが上手い人」ではありません。

プレイヤーが目標を達成できるように、練習方法や考え方をサポートする人です。

ここでは、eスポーツ指導の副業がどのような仕事なのか、初心者にもわかりやすく整理していきましょう。



1. eスポーツコーチの役割とは?

まず、「コーチ」という言葉から考えてみましょう。

スポーツのコーチをイメージするとわかりやすいかもしれません。

野球のコーチなら、選手と一緒に練習したり、フォームを確認したり、試合の内容を分析したりします。
サッカーなら、選手の動き方やチーム戦術についてアドバイスします。

eスポーツでも基本的な考え方は同じです。

ゲームの種類によって具体的な指導内容は変わりますが、コーチの仕事は大きく分けると、
「見る」「分析する」「伝える」「改善をサポートする」
という4つに分けられます。

まずは「見る」です。

生徒が実際にゲームをプレイしているところを確認します。
ここでは、ただゲームを眺めているわけではありません。

「どこでミスが起きているのか?」
「どういう判断をしているのか?」
「毎回同じところで困っていないか?」
といった点をチェックします。

次が「分析」です。

たとえば、生徒が何度も同じ場面で負けているとします。

その原因が「操作が苦手」なのか、「状況判断が遅い」なのか、「ゲームの知識が足りない」のかによって、必要な練習は変わります。

ここを見極めるのがコーチの重要な仕事です。

そして「伝える」。

実は、ここがかなり重要です。

どれだけ正しいアドバイスをしていても、生徒が理解できなければ意味がありません。

専門用語ばかり使ったり、一度に大量の改善点を伝えたりすると、初心者は混乱してしまいます。

そのため、
「まず今日はここだけ意識しましょう」
「この場面では、この選択肢を試してみましょう」
というように、できるだけ簡単に伝えることが大切です。

最後が「改善をサポートする」です。

一度アドバイスしたら終わりではありません。

実際に練習してもらい、次のプレイを見て、
「前よりここが良くなっています」
「今度はこの部分を少し変えてみましょう」
と継続的にサポートします。

この繰り返しによって、生徒の成長を手助けしていきます。

つまり、eスポーツコーチは「答えを教える先生」というより、プレイヤーが自分で上達できるように道案内をする存在と考えるとわかりやすいでしょう。


2. どんなゲームを指導できるの?

「eスポーツコーチになりたいけれど、どのゲームなら仕事になるの?」

これは、これから始める人が気になるポイントでしょう。

結論からいうと、特定のゲームだけに限定されるわけではありません。
eスポーツとして扱われているゲームには、さまざまなジャンルがあります。

代表的なものとしては、

  • FPS・TPS

  • MOBA

  • 格闘ゲーム

  • スポーツゲーム

  • レーシングゲーム

  • デジタルカードゲーム

  • ストラテジーゲーム

などがあります。

「FPS」は、銃などを使って戦う一人称視点のゲームジャンルです。
「TPS」は、キャラクターを後ろから見る三人称視点のゲームです。
「MOBA」は、複数のプレイヤーがチームを組み、キャラクターを操作して相手チームと戦うタイプのゲームです。

ジャンルによって、求められる能力はかなり変わります。

FPSなら、エイム、立ち回り、マップ理解、状況判断などが重要になります。
格闘ゲームなら、キャラクターごとの技やコンボ、相手の行動への対応、間合いなどが重要です。
スポーツゲームなら、操作技術だけでなく、試合展開を読む力や戦術理解も必要になるでしょう。

そのため、コーチになるなら「ゲームなら何でも教えられる人」を目指す必要はありません。

むしろ最初は、
「自分が詳しいゲームを一つ選ぶ」
ほうが始めやすいでしょう。

たとえば、何年もプレイしていてゲームの仕様や戦術をよく理解しているタイトルがあるなら、それを専門分野にします。

「このゲームなら初心者に基本を教えられます」
「このゲームならランクアップのためのアドバイスができます」
という状態を目指すわけです。

そして、指導対象もプロ志望だけではありません。

むしろ副業としては、さまざまなレベルのプレイヤーが対象になります。

たとえば、

ゲーム初心者
「そもそも何をすればいいかわからない」という人です。
基本操作やルール、ゲームの考え方などを教えます。

初心者から中級者
ある程度プレイできるものの、なかなか上達しない人です。
「練習しているのに勝てない」という悩みを持っていることが多く、改善点を一緒に探します。

ランクアップを目指すプレイヤー
オンライン対戦ゲームなどで、現在のランクからさらに上を目指している人です。
プレイ分析や戦術面のアドバイスなど、より具体的な指導が必要になります。

大会出場を目指すプレイヤー
大会で結果を出したい人です。
個人の技術だけでなく、対戦相手の分析やチーム内の連携などが重要になります。


このように考えると、「自分はプロではないから指導できない」という考え方が必ずしも正しくないことがわかります。

自分より経験の浅い人に価値を提供できれば、それは指導になります。


3. 個人指導・オンライン指導・スクール講師の違い

eスポーツ指導の仕事には、いくつかのスタイルがあります。

副業として始めるなら、それぞれの違いを知っておくと、自分に合った働き方を選びやすくなります。

個人指導
個人指導は、基本的に一人の生徒に対してマンツーマンで教えるスタイルです。

生徒のレベルや目標に合わせて内容を変えられるのが大きなメリットです。

たとえば、
「ランクを一つ上げたい」
「エイムを改善したい」
「大会に向けて戦術を見直したい」
など、生徒ごとに目標を設定できます。

そのため、きめ細かな指導がしやすい方法です。

一方で、毎回の指導内容を考えたり、生徒とのやり取りをしたりする必要があります。

「自分でサービスを作って販売する」という形なら、料金設定や予約管理なども自分で行うことになります。


オンライン指導
オンライン指導は、インターネットを使って遠隔で教える方法です。

現在のeスポーツとは非常に相性が良い働き方です。
生徒と同じ場所に行く必要がないため、移動時間を減らせます。

また、自宅から指導できるため、副業にも取り入れやすいでしょう。
画面共有やボイスチャットなどを使えば、実際のプレイを見ながらアドバイスできます。

ただし、通信環境やマイク、画面共有などの基本的な操作には慣れておく必要があります。

「ゲームは得意だけど、パソコンやオンラインツールは苦手」という人は、最初にここを少し勉強しておくと安心です。


eスポーツスクールの講師
もう一つが、eスポーツスクールなどで講師として働く方法です。

この場合、自分で生徒を探さなくても、スクール側から生徒を紹介してもらえる可能性があります。
そのため、「営業や集客は苦手だけど、ゲームを教えることに集中したい」という人には向いています。

一方で、指導方法や勤務時間などに一定のルールがある場合があります。

また、個人で活動する場合と比べて、自由に料金やサービス内容を決められないこともあります。

それぞれにメリット・デメリットがあるので、
「自分で生徒を集めて自由に働きたいのか」
それとも、
「仕組みが用意された場所で指導に集中したいのか」
を考えると選びやすくなります。

副業初心者なら、まずスクールなどで経験を積み、その後に個人指導へ広げるという方法も考えられます。

逆に、すでにSNSなどで発信していて、自分で集客できる人なら、最初から個人指導を目指す方法もあります。

正解は一つではありません。
自分の性格や使える時間に合わせて選びましょう。


4. 「ゲームが上手い人」と「教えられるコーチ」は違う

ここは、eスポーツ指導を始めるうえで特に重要なポイントです。

先ほども少し触れましたが、
「ゲームが上手いこと」と「ゲームを教えること」は同じではありません。

たとえば、あなたが非常に難しい操作を簡単にできるとします。

「この操作はこうやればできます」
と説明しても、生徒ができなかったらどうするでしょうか。

「練習すればできますよ」
だけでは、十分な指導とは言えません。

なぜできないのかを考える必要があります。

もしかすると、生徒はボタンの押し方がわからないのではなく、そもそも操作するタイミングを理解していないのかもしれません。

あるいは、ゲーム画面を見る余裕がなくて、操作そのものに集中できていない可能性もあります。

そこでコーチは、
「まず操作のスピードを上げる前に、タイミングを覚えましょう」
「この場面だけ繰り返し練習してみましょう」
など、生徒のレベルに合わせて課題を小さくします。

これは、ゲームの腕前とは別のスキルです。

さらに、コーチには「相手を否定しない力」も必要です。

ゲームで負けると、プレイヤーはどうしても落ち込んでしまいます。

そんなとき、
「その動きはダメです」
とだけ言われたら、次にプレイするのが嫌になってしまうかもしれません。

そこで、
「今の判断には良いところもありました。ただ、この場面では別の選択肢もあります」
と伝えれば、受け取り方が変わります。

もちろん、間違っている部分はきちんと伝える必要があります。

しかし、目的は生徒を叱ることではありません。
生徒が次のプレイで改善できる状態にすることが目的です。

そのため、良いコーチは「できていないこと」だけを見るのではなく、「できるようになったこと」も見つけます。

「前回より判断が早くなっていますね」
「ここはかなり安定してきました」
「次はこの部分を練習してみましょう」
こうした声かけが、生徒のモチベーションにつながります。


5. eスポーツコーチに必要なのは「教える技術」

ここまで読んで、
「じゃあ、コーチになるには何を身につければいいの?」
と思ったかもしれません。

答えは一つではありません。
ゲームの知識はもちろん必要ですが、それだけではありません。

特に大切なのが、相手に合わせて説明する力です。

たとえば、ゲームを始めたばかりの人に、上級者向けの専門用語をたくさん使っても伝わりません。

逆に、かなり上達している人に、初心者向けの説明ばかりしても物足りないでしょう。

つまり、生徒によって教え方を変える必要があります。

「この人は何を知っていて、何を知らないのか?」
「何が原因で困っているのか?」
「どんな説明なら理解できそうか?」
これを考えることが、コーチの仕事です。

そして、最初から完璧なコーチである必要はありません。
むしろ、最初のうちは実際に人へ教えてみることが大切です。

友人やゲーム仲間に協力してもらって、
「このプレイを見て、改善点を3つ伝えてみる」
「初心者に基本ルールを説明してみる」
といった練習をしてみましょう。

そのとき、
「説明が長すぎた」
「専門用語を使いすぎた」
「改善点を一度に言いすぎた」
など、自分の課題が見えてきます。

これらを一つずつ改善していけばいいのです。



eスポーツ指導の副業は、「自分がどれだけ上手いか」を証明するだけの仕事ではありません。

相手がどうすれば上達できるのか」を一緒に考える仕事です。
だからこそ、ゲームが好きで、人に教えることも好きな人には大きな可能性があります。

そして、ここからが副業として面白くなってくるところです。

「コーチになれることはわかった。でも、実際にどうやって生徒を見つけるの?」
「どこで自分のサービスを売ればいい?」
「最初の生徒には、いくらで教えればいい?」

こうした疑問が次に出てくるでしょう。

次の章では、「2026年にeスポーツ指導を副業にするメリット」を詳しく見ていきます。

初期費用、オンライン指導、将来的な収入アップなど、会社員や学生でも挑戦しやすい理由を具体的に紹介していきます。

2026年にeスポーツ指導を始めるメリット

2026年にeスポーツ指導を始めるメリット

eスポーツ指導を副業にしてみたいと思っても、
「でも、始めるのは大変そう」
と感じる人は多いでしょう。

たしかに、新しい仕事を始めるなら、準備や勉強は必要です。

しかし、eスポーツ指導には、ほかの副業と比べても始めやすい部分があります。

特に大きいのが、すでに持っているゲーム経験を活かせることです。

まったく知らない分野に挑戦する場合、知識をゼロから勉強しなければなりません。

一方、長くプレイしてきたゲームなら、
「自分がどうやって上達したか」
「初心者のころに何で苦労したか」
といった経験そのものが、指導に役立ちます。

もちろん、それだけでお金を稼げるわけではありません。
教え方やコミュニケーション、集客なども学ぶ必要があります。

それでも、スタート地点にすでに「ゲーム経験」があるのは大きな強みです。

ここでは、2026年にeスポーツ指導を副業として始めるメリットを、具体的に見ていきましょう。



1. 初期費用を抑えて始められる

副業を始めるとき、多くの人が気になるのが
「最初にいくらかかるの?」
という問題です。

たとえば、店舗を借りるビジネスなら、家賃や設備費などが必要になります。
商品を販売する副業なら、仕入れ費用や在庫を置く場所も必要です。

その点、eスポーツ指導は比較的小さな規模から始められます。

すでにゲーム機やパソコン、インターネット環境などを持っているなら、新たに大量の設備をそろえる必要はありません。
オンラインで指導する場合は、自宅を仕事場として使うこともできます。

もちろん、マイクやヘッドセット、カメラなど、より快適に指導するための機材をそろえることはできます。
しかし、最初から高価な機材を購入する必要はありません。

ここで副業初心者がやりがちな失敗があります。

それは、
「仕事を始める前に、完璧な環境を作ろうとする」
ことです。

高性能なパソコンを買う。
高価なマイクを買う。
部屋をゲーム配信者のように整える。
ロゴやホームページを作る。

もちろん、必要になれば整えていけばいいでしょう。
でも、最初から全部そろえる必要はありません。

たとえば、まずは知人やゲーム仲間に協力してもらい、無料または低価格で数回の指導を試してみます。

そこで、
「声が聞き取りにくい」
「画面共有が見づらい」
「この機能があると便利」
といった問題が出てきたら、その都度改善すればいいのです。

この考え方は非常に重要です。

副業では、
「最初に大きなお金を使うこと」より
実際にサービスを提供してみること」を優先しましょう。

なぜなら、実際にやってみないと必要なものがわからないからです。

そして、初期費用を抑えられるということは、失敗したときのリスクも小さくできます。

「やってみたけれど自分には合わなかった」という場合でも、大きな損失になりにくい。
逆に、「思ったより楽しい」「生徒から喜ばれた」ということがわかれば、そこから少しずつ投資していけばいいのです。

副業は、最初から大きく始める必要はありません。

小さく試して、反応を見ながら育てる。

この方法は、eスポーツ指導と非常に相性がいいのです。


2. オンライン指導との相性がいい

eスポーツ指導の大きなメリットとして、オンラインとの相性の良さがあります。
考えてみれば、これはかなり自然なことです。

そもそもeスポーツは、インターネットを通じて離れた場所にいるプレイヤー同士が対戦することが多い世界です。
そのため、指導もオンラインで行いやすいのです。

たとえば、コーチが東京にいて、生徒が大阪にいても問題ありません。
さらに距離が離れていても、オンライン環境があれば指導できます。

会社員の人にとっても、これは大きなメリットです。

仕事が終わってから移動して、どこかの施設で指導するとなると、それだけでかなりの時間が必要になります。
しかし、自宅からオンラインで指導できれば、移動時間を大幅に減らせます。

たとえば、
19時まで本業。
19時30分から夕食。
20時から1時間だけeスポーツ指導。
といった働き方も考えられます。

もちろん、本業とのバランスを取る必要がありますが、時間を柔軟に使いやすいのは大きな魅力です。

また、オンライン指導なら全国の生徒を対象にできる可能性があります。

自分の住んでいる地域だけで生徒を探す必要がありません。
「近所にeスポーツスクールがないけれど、ゲームを教えてほしい」
という人にもサービスを届けられます。

さらに、オンラインなら指導方法の幅も広がります。

実際のプレイ画面を共有してもらう。
リプレイ映像を一緒に見る。
録画した試合を後から分析する。
チャットで練習課題を送る。
次回までの目標を決める。

こうした方法を組み合わせれば、単純に「ゲームを一緒にプレイする」だけではないサービスを作れます。

たとえば、
「60分間、一緒にゲームをする」
というサービスより、
「60分のプレイ分析+改善ポイント3つ+次回までの練習メニュー」
というサービスのほうが、何をしてくれるのかが明確です。

これが「サービス設計」という考え方です。

サービス設計とは、簡単に言えば、「お客さんに何を、どんな形で提供するのかを決めること」です。

eスポーツ指導は、このサービス設計を工夫しやすい仕事でもあります。


3. 子ども・初心者・社会人など、幅広い需要がある

「eスポーツの指導を必要としているのは、どんな人なの?」

ここも非常に重要です。

プロを目指している若者だけだと思っているなら、それは少しもったいない考え方です。
実際には、さまざまな人が「ゲームを教えてほしい」と感じる可能性があります。

たとえば、最初に考えられるのが子どもです。

ゲームが好きな子どもは多くても、保護者からすると、
「せっかくゲームをするなら、何か良い経験につなげてほしい」
と考えることがあります。

そこで、単に勝ち方を教えるだけではなく、

  • 目標を決める

  • 練習する

  • 振り返る

  • 相手とコミュニケーションする

  • チームで協力する

といった経験を提供できれば、指導の価値は広がります。

もちろん、未成年者を対象にする場合は、保護者とのやり取りや安全管理など、大人を対象にする場合とは違った配慮が必要です。

そのため、「子ども向けだから簡単」と考えてはいけません。
むしろ、責任を持って丁寧に対応する必要があります。

次に、非常に身近なのが初心者です。

「ゲームを始めたけど、何をすればいいかわからない」
「オンライン対戦をすると負けてばかり」
「専門用語が多すぎて理解できない」
という人です。

この層は、コーチにとっても指導しやすい可能性があります。
なぜなら、ゲームの基本から説明できるからです。

上級者向けの高度な戦術だけが、eスポーツ指導ではありません。
初心者が「最初の一歩」を踏み出すサポートも立派な仕事です。

そして、意外と見落とされがちなのが社会人です。
社会人になると、仕事や家庭などで自由な時間が少なくなります。

だからこそ、
「限られた時間で効率よく上達したい」
というニーズが生まれます。

独学で何十時間も試行錯誤するより、経験のある人に自分の弱点を教えてもらったほうが効率的だと考える人もいるでしょう。

この場合、コーチの価値は「ゲームを教えること」だけではありません。
「上達までの遠回りを減らすこと」にもあります。

さらに、
「昔ゲームをやっていたけど、久しぶりに復帰した」
という人もいます。

昔はある程度プレイできたけれど、久しぶりに遊んだら環境が大きく変わっていた。
そんな人に、現在のゲーム環境や基本的な考え方を教えることもできます。

このように考えると、eスポーツ指導の対象者はかなり広いことがわかります。

大切なのは、
「誰でも教えます」ではなく、「誰の、どんな悩みを解決するのか」を決めることです。

たとえば、
「FPS初心者向け」
「忙しい社会人向け」
「特定タイトルのランクアップ向け」
など、対象を絞るほどサービスの特徴が伝わりやすくなります。


4. 実績や経験を積み上げやすい副業

eスポーツ指導には、もう一つ面白い特徴があります。

それは、経験がそのまま次の仕事につながりやすいことです。

もちろん、「1回指導したから、すぐに有名コーチになれる」という話ではありません。
ですが、一人目の生徒を教えた経験は、二人目の生徒を教えるときに役立ちます。

二人目を教えた経験は、三人目の指導に役立ちます。

少しずつ、
「初心者にはこの説明がわかりやすい」
「このゲームでは、この質問がよく出る」
「この練習方法は効果があった」
という知識が増えていきます。

これが、自分だけの「指導ノウハウ」になります。

さらに、許可を得たうえで、生徒の成長事例などを実績として紹介できれば、次の生徒にサービスの価値を伝えやすくなります。

たとえば、
「初心者に基本操作を指導しました」
だけより、
「ゲームを始めたばかりの生徒に4週間の基礎指導を行い、苦手だった○○を重点的に練習しました」
のほうが、具体的なイメージを持ってもらいやすくなります。

ただし、実績を紹介するときには、生徒の個人情報やゲームアカウントなどを勝手に公開してはいけません。
本人の同意を取ることが大切です。

そして、実績は必ずしも「大会優勝」や「トップランク」だけではありません。

「初心者を指導した」
「継続して3か月指導した」
「チームの練習をサポートした」
「プレイ分析のサービスを提供した」

こうした経験も、積み重ねれば立派な実績になります。
副業として考えるなら、この積み上げが非常に重要です。

最初の月は、たった1人の生徒しかいないかもしれません。
でも、その1人から学んだことを次のサービスに反映する。

そして、次の生徒により良い指導をする。
こうして少しずつサービスの品質を高めていきます。

これは、いきなり大きな収入を狙う副業とは違う面白さがあります。

自分の成長と仕事の成長が同時に進んでいくのです。


5. 将来的には本業化やスクール化も目指せる

最後に紹介したいのが、eスポーツ指導を「副業だけで終わらせない」という可能性です。

もちろん、無理に本業化する必要はありません。

「毎月数万円の副収入があれば十分」
という人もいるでしょう。

それも立派な副業の形です。

しかし、経験を積んでいけば、さらに大きな展開を考えることもできます。

たとえば、個人コーチとして活動しながら、SNSや動画で情報発信をする。

すると、
「この人の解説はわかりやすい」
「この人に教えてもらいたい」
というファンが少しずつ増える可能性があります。

そこから、

  • 個人レッスン

  • グループレッスン

  • 動画教材

  • オンライン講座

  • チーム指導

  • eスポーツイベント

  • eスポーツスクール

などへサービスを広げることも考えられます。

たとえば、一人の生徒を60分間マンツーマンで指導する場合、時間には限りがあります。

自分が1日に指導できる人数には上限があります。
しかし、動画教材やオンライン講座なら、同じコンテンツを複数の人に提供できます。

もちろん、教材を作るための時間や品質管理は必要です。
それでも、「自分の時間を使って直接教える」だけではない仕組みを作れるのは大きな可能性です。

さらに経験を積めば、自分でeスポーツスクールを運営するという道もあります。

最初は一人で指導していたところから、
「自分以外のコーチにも協力してもらう」
「複数のゲームタイトルを扱う」
「初心者向けコースと上級者向けコースを作る」
といった形で、事業を広げていくこともできます。

ただし、ここまで来ると単純な副業ではなく、経営や事業運営の知識も必要になります。
だからこそ、最初から「スクールを作ろう」と考える必要はありません。

まずは一人に教える。
次に3人。
その次に10人。

というように、段階的に進めていけばいいのです。



副業として始めるなら、最初の目標は小さくていい

ここまで紹介したメリットをまとめると、eスポーツ指導には、
「小さく始めて、経験を積みながら大きくできる」
という特徴があります。

最初から高額な設備をそろえる必要はありません。

自宅からオンラインで指導できます。
初心者から社会人まで、さまざまな人を対象にできます。
一人ひとりの指導経験を、自分の実績やノウハウとして積み上げられます。

そして、将来的には個人コーチ、講師、動画教材、オンラインスクールなど、さまざまな方向へ展開できます。

もちろん、すべての人が成功するわけではありません。

ゲームが好きでも、人に教えるのが苦手な人もいます。
集客に苦労することもあります。
生徒との相性が合わないこともあるでしょう。

だからこそ、最初から大きなお金をかけたり、会社を辞めたりする必要はありません。

まずは小さく始めて、
「自分は教えるのが好きなのか?」
「どんな人に喜んでもらえるのか?」
「どんな指導なら価値を感じてもらえるのか?」
を確認していきましょう。

そして、ここまで考えると、次に気になるのはやはり「自分にはどんなスキルが必要なのか?」ということです。

ゲームが上手いだけで十分なのか。
それとも、コミュニケーションや分析の勉強も必要なのか。
さらに、2026年ならではのAIや分析ツールは、eスポーツ指導にどう活用できるのでしょうか。

次の第3章では、「eスポーツコーチになるために必要なスキル」を、ゲームの腕前だけではない「教える側の能力」という視点から詳しく解説していきます。


eスポーツコーチになるために必要なスキル

eスポーツコーチになるために必要なスキル

「eスポーツコーチになるには、やっぱりゲームがものすごく上手くないとダメなの?」

これは、これから副業を始めたい人がよく感じる疑問です。

たしかに、ゲームの知識や技術力は大切です。
何も知らない状態で人に教えることはできませんし、生徒から質問されたときに答えられなければ、信頼してもらうのも難しいでしょう。

ただし、コーチに必要なのはゲームの腕前だけではありません。
むしろ、ある程度ゲームができるようになった後は、「自分ができることを、相手にもできるように伝える力」が重要になってきます。

さらに2026年は、プレイ動画やゲームデータを分析するツール、AIなども身近になっています。
こうした技術を上手に使えば、これまで感覚だけで行っていた指導を、より具体的にできる可能性があります。

ここでは、eスポーツコーチとして活動するために身につけておきたい5つのスキルを紹介します。



1. まずはゲームの技術力と知識を身につける

最初に必要なのは、やはりゲームそのものの知識です。

これは当然のように思えるかもしれません。
しかし、「ゲームが好き」と「人に教えられるほど詳しい」は少し違います。

たとえば、長くゲームをプレイしていても、
「なんとなくこの武器が強い」
「なんとなくこの動きがいい」
という感覚だけでプレイしている人もいるでしょう。

自分がプレイするだけなら、それでも問題ありません。

でも、人に教えるとなると、
「なぜこの武器を選ぶのか?」
「なぜこの場所で戦うのか?」
「なぜ今は攻撃せずに待つのか?」
といった理由まで説明できる必要があります。

つまり、コーチを目指すなら、自分のプレイを言語化する力が重要になります。

言語化」とは、簡単に言えば、自分の頭の中にある考えを言葉にして説明することです。

たとえばFPSをプレイしているなら、
「敵がいるから撃つ」だけではなく、
「この場所では敵が出てくる可能性が高いので、先に有利な位置を取る」と説明できるようにします。

格闘ゲームなら、
「この技が強いから使う」ではなく、
「この距離では相手の攻撃が届きにくく、自分の技が当たりやすいから使う」というように、理由まで考えます。

こうした習慣をつけるだけでも、コーチとしての視点がかなり変わってきます。

もちろん、すべてのゲーム情報を完璧に覚える必要はありません。
アップデートによってゲームの仕様やキャラクターの性能が変わることもあります。

だからこそ、コーチ自身も常に情報を更新していくことが大切です。

「昔はこの方法が正解だったから、今も同じ」ではなく、
「現在の環境ではどうなのか?」と考える姿勢が必要になります。

ゲームの環境や流行する戦術が変わったときに対応できるコーチは、それだけで価値があります。


2. 「なぜ勝てないのか」を見つける分析力

次に必要なのが、分析力です。

分析というと難しく聞こえますが、簡単に言えば、
「何が原因でうまくいっていないのかを見つける力」
です。

たとえば、生徒が「全然勝てません」と相談してきたとします。

そこで、
「もっと練習しましょう」
と言うだけでは、コーチとして十分ではありません。

なぜ勝てないのかを調べる必要があります。

たとえば、

  • 操作に問題がある

  • ゲームのルールを理解できていない

  • マップを十分に把握していない

  • 攻撃するタイミングが悪い

  • 引くべき場面で無理をしている

  • 周囲を見る習慣がない

  • チームとの連携ができていない

  • 緊張して普段のプレイができない

など、原因はいくつも考えられます。

しかも、一人の生徒に複数の問題がある場合もあります。

ここで大切なのは、全部を一度に直そうとしないことです。

たとえば、10個の問題が見つかったとしても、
「全部直してください」
と言われたら、生徒は何から始めればいいのかわからなくなります。

そこで、
「今はこの1つを優先しましょう」
と課題を絞ります。

たとえば、
「今はエイムよりも、敵と戦う前の位置取りを改善しましょう」
という具合です。

そして次のプレイで、その部分だけを意識してもらいます。
これを繰り返していけば、少しずつプレイが変わっていきます。

この考え方は、スポーツのトレーニングにも似ています。
一度に全部を完璧にするのではなく、現在の課題を見つけて、一つずつ改善するわけです。

また、分析するときには「失敗」だけを見る必要はありません。
むしろ、うまくいったプレイを分析することも重要です。

「今のプレイはなぜ成功したのか?」
「何が良かったのか?」
を考えます。

生徒本人が「自分は何が得意なのか」を理解できれば、それをさらに伸ばせます。

良いコーチは、弱点を見つけるだけではありません。
長所を見つけて、それを武器に変えることもできる人なのです。


3. ゲームの知識以上に重要なコミュニケーション能力

eスポーツコーチとして活動するなら、コミュニケーション能力も非常に重要です。

「ゲームのコーチなのだから、ゲームが上手ければいい」と考えてしまう人もいるかもしれません。
しかし、実際にはそうではありません。

コーチと生徒の間に信頼関係がなければ、どれだけ正しいアドバイスをしても、生徒は実践してくれません。

たとえば、
「その動きはダメです」
「それでは勝てません」
「もっと練習してください」
といった言葉ばかり使っていたら、どうでしょうか。

生徒は「怒られている」と感じてしまうかもしれません。

そこで、
「今の判断は良かったです。ただ、ここだけ変えるとさらに良くなります」
「この場面では、別の選択肢も試してみましょう」
と伝えます。

同じような内容でも、受け取り方は大きく変わります。

もちろん、何でも褒めればいいわけではありません。
改善するべきところは、きちんと伝える必要があります。

大切なのは、「相手を否定する」のではなく、「行動を改善する」ことに集中することです。

また、コーチは「話す」だけでなく「聞く」ことも重要です。

たとえば、生徒が同じミスを繰り返しているとします。

そのとき、
「あなたは判断が遅いです」
と決めつけるのではなく、
「この場面では、何を考えていましたか?」
と聞いてみます。

すると、
「敵がどこにいるかわからなくて、動けませんでした」
という答えが返ってくるかもしれません。

そうすれば、単純に「判断が遅い」のではなく、「情報が足りないこと」が原因だとわかります。

このように、生徒の話を聞くことで、本当の問題が見えてくることがあります。

コーチにとって大切なのは、
「自分が正しいことを言う」ことではなく、
「相手が理解して行動を変えられる状態を作る」こと
です。


4. 生徒のレベルに合わせて教える力

eスポーツ指導で意外と難しいのが、「相手に合わせて教える」ことです。

自分が上級者になるほど、このスキルは重要になります。
なぜなら、自分にとって当たり前のことが、初心者にとっては当たり前ではないからです。

たとえば、ゲームを何年もプレイしている人なら、
「ここは引いて、次のタイミングで仕掛ける」
という判断を無意識にできるかもしれません。

でも初心者には、
「なぜ引くの?」
「なぜ今じゃないの?」
という疑問があります。

そこで、
「上級者なら普通はこうします」
と説明するだけではなく、
「今は体力が少ないので、このまま戦うと不利です。一度安全な場所に移動して、立て直してから戦いましょう」
と理由まで説明します。

これなら初心者にも理解しやすくなります。

さらに、生徒によって「覚え方」も違います。
実際にプレイしながら説明したほうがわかりやすい人もいれば、動画や図を見ながら説明したほうが理解しやすい人もいます。

そこでコーチ側が、
「この人にはどんな説明方法が合うだろう?」
と考えることが大切です。

また、目標設定も人によって変わります。

ある生徒は「とにかく楽しく遊びたい」と思っているかもしれません。
別の生徒は「ランクを上げたい」と思っているかもしれません。
さらに別の生徒は「大会に出たい」と考えているかもしれません。

同じゲームでも、目標が違えば指導内容も変わります。

だから、指導を始める前に、
「何ができるようになりたいですか?」
「今、一番困っていることは何ですか?」
と聞いておくことが大切です。

この質問だけでも、指導の方向性がかなり明確になります。

そして、初心者には初心者向けの言葉を使い、中級者にはもう少し具体的な戦術を教える。
上級者には細かい判断や分析まで踏み込む。

このように、生徒の現在地に合わせて指導の深さを変えることが、良いコーチになるためのポイントです。


5. 2026年はAI・分析ツールも味方にする

そして2026年にeスポーツコーチを目指すなら、ぜひ知っておきたいのがAIや各種分析ツールです。

もちろん、AIにすべてを任せればいいという話ではありません。
大切なのは、AIを「コーチの代わり」ではなく「コーチを助ける道具」として使うことです。

たとえば、生徒のプレイ動画を記録しておけば、後から見直すことができます。
リアルタイムでは気づかなかった問題も、録画を止めながら確認すれば見つかるかもしれません。

「この場面で毎回同じ動きをしている」
「この時間帯になると判断ミスが増えている」
といった傾向を見つけることもできます。

さらに、ゲームによっては戦績やプレイデータを確認できる場合があります。
勝率、使用キャラクター、平均的な成績など、さまざまな数字を見られるケースがあります。

こうしたデータを参考にすると、「なんとなく弱い」という感覚を、より具体的な課題に変えられます。

たとえば、
「最近勝てない」
という相談に対して、
「最近は負けている」
だけで終わらせるのではなく、
「特定の状況で失敗が増えている」
「特定のキャラクターを使ったときだけ成績が落ちている」
など、具体的な傾向を探します。

AIも、こうした情報整理やアイデア出しに活用できる可能性があります。

たとえば、コーチがプレイ内容を整理したうえで、
「この生徒向けに練習課題を3つ考えて」
「初心者にもわかる言葉で、この戦術を説明して」
とAIにアイデアを出してもらう方法があります。

ただし、ここで注意したいことがあります。

AIの回答をそのまま生徒に伝えればいいわけではありません。

AIがゲームの最新環境や特定タイトルの細かな仕様を正確に把握しているとは限りません。

ゲームはアップデートによってルールや性能が変わることもあります。

そのため、AIから得た情報はコーチ自身が確認し、
「現在のゲーム環境に合っているか?」
「この生徒に本当に必要なのか?」
を判断する必要があります。

また、生徒のプレイ動画や個人情報などをAIサービスに入力する場合は、利用するサービスの規約やプライバシー面を必ず確認しましょう。

「便利だから何でもアップロードする」という使い方は避けるべきです。
AIは非常に便利な道具ですが、最終的に判断するのは人間です。

むしろ、AIが普及するほど、
「AIが出した情報をどう判断し、生徒にどう伝えるか」
というコーチ側の能力が重要になるでしょう。



5つのスキルを組み合わせると、コーチとしての価値が高まる

ここまで紹介した5つのスキルをまとめると、

  1. ゲームの技術力・知識

  2. 分析力・課題発見力

  3. コミュニケーション能力

  4. 生徒に合わせて教える力

  5. AI・分析ツールを活用する力

となります。

この中で、最初からすべてを完璧にする必要はありません。

まずは自分の得意なゲームについて知識を深める。
次に、自分や友人のプレイを見て「なぜこのプレイになったのか」を考えてみる。
そして、実際に誰かに教えてみる。

すると、
「ここは説明しにくい」
「もっとわかりやすい言葉が必要だ」
といった課題が見えてきます。

その課題を一つずつ改善していけばいいのです。

特に副業として始めるなら、「勉強が全部終わってから始める」のではなく、「実際に教えながら学ぶ」という考え方がおすすめです。

最初の生徒を教えた経験は、本を10冊読むだけでは得られない貴重な経験になります。

そして、指導経験が増えるほど、
「初心者はここでつまずきやすい」
「この説明なら伝わりやすい」
「この練習方法は効果がある」
という自分だけのノウハウが増えていきます。

それが、やがてコーチとしての強みになります。


さて、ここまで来ると、いよいよ「実際にどうやって仕事を取るのか?」という疑問が出てきます。

どれだけゲームが上手くても、生徒が見つからなければ副業として収入にはなりません。

プロフィールには何を書けばいいのか。
SNSはどう使えばいいのか。
最初の生徒に選んでもらうには、どんなサービスを作ればいいのか。

次の第4章では、「eスポーツ指導の仕事を獲得する方法」を具体的に見ていきます。

「ゲームは教えられる。でも、お客さんをどうやって見つければいいかわからない」

そんな人こそ、次の章からが本番です。


副業として仕事を獲得する方法

副業として仕事を獲得する方法

ここまで読んで、
「eスポーツコーチに必要なことはわかってきた。でも、実際にどうやって生徒を見つけるの?」
と思った人も多いでしょう。

これは、副業としてeスポーツ指導を始めるうえで、かなり重要なポイントです。

どれだけゲームが上手くても、どれだけ教える能力があっても、指導を受けてくれる人がいなければ仕事にはなりません。

とはいえ、最初からたくさんの生徒を集める必要はありません。
むしろ初心者の場合は、「まず一人の生徒を見つける」ことを目標にするくらいでちょうどいいでしょう。

一人に教えてみれば、自分のサービスの問題点も見えてきます。

「説明が長かった」
「料金設定を変えたほうがいい」
「この部分はもっとわかりやすく説明できそう」
といった改善点が見つかります。

そして、その経験を次の生徒に活かしていけばいいのです。

ここでは、eスポーツ指導の仕事を獲得するための具体的な方法を紹介します。



1. スキル販売サービスやSNSを活用する

副業初心者にとって比較的始めやすいのが、スキル販売サービスやSNSを活用する方法です。

「スキル販売サービス」とは、簡単に言えば、自分ができることを商品として出品し、必要としている人に購入してもらうサービスです。

たとえば、
「○○というゲームの初心者向けレッスン」
「ランクアップを目指す人向けのプレイ分析」
「リプレイ動画を見て改善点をアドバイス」
といった形で、自分のサービスを掲載します。

ここで大切なのは、「ゲームを教えます」とだけ書かないことです。
これでは、何をしてくれるサービスなのかが少しわかりにくいからです。

たとえば、
「初心者向けに基本操作から解説します」
「60分間プレイを見ながら、改善点を3つに絞ってアドバイスします」
など、具体的に書いたほうがサービスの内容が伝わります。

さらにSNSも有効です。

XやYouTube、動画配信サービスなどを使って、自分の知識やプレイ経験を発信します。

たとえば、
「初心者がやりがちなミス3選」
「ランクアップするために最初に見直したいポイント」
「この場面ではなぜ攻撃しないほうがいいのか?」
といった内容です。

こうした投稿を続けていると、
「この人の説明はわかりやすい」
「この人に教えてもらいたい」
と思ってくれる人が出てくる可能性があります。

ここで重要なのは、SNSを単なる宣伝場所にしないことです。

毎回、
「生徒募集中です!」
「レッスン買ってください!」
と投稿しているだけでは、なかなか興味を持ってもらえません。

それよりも、
「この人をフォローするとゲームが少し上手くなりそう」
と思ってもらうことが大切です。

たとえば、週に何回か役立つ情報を発信し、その中で自然に指導サービスを紹介します。

「もっと詳しく個別に見てほしい人向けに、マンツーマン指導もしています」
くらいの伝え方でも十分です。

また、SNSを使うなら、プロフィールも重要です。

「ゲームが好きです」
だけではなく、
「○○を○年プレイ」
「初心者向けのオンライン指導」
「プレイ動画を見ながら改善点を解説」
など、自分が何をしている人なのかが一目でわかるようにしましょう。


2. eスポーツスクールやチームで働く

「自分で生徒を集めるのは難しそう」
という人には、eスポーツスクールやチームなどで指導経験を積む方法もあります。

この方法の大きなメリットは、自分一人ですべてを準備しなくてもいい可能性があることです。

個人で活動する場合、
「生徒を探す」
「予約を管理する」
「料金を決める」
「問い合わせに返信する」
「指導する」
など、多くの仕事を自分で行う必要があります。

一方、スクールなどに所属すれば、集客や運営の一部を任せられる場合があります。

その分、個人活動より自由度が低くなることもありますが、
「まずはコーチとしての経験を積みたい」
という人には良い選択肢になるでしょう。

特に初心者にとって大きいのは、他の講師の指導方法を学べることです。

自分一人でやっていると、
「この教え方で合っているのかな?」
と不安になることがあります。

しかし、スクールなどで経験を積めば、
「こういう順番で説明するとわかりやすい」
「初心者にはこの質問を最初にするといい」
といった実践的な知識を学べます。

また、チームのサポートスタッフやコーチとして活動する道もあります。

チームの場合は、個人の技術指導だけでなく、

  • 練習内容の管理

  • 対戦相手の分析

  • チーム内のコミュニケーション

  • 大会前の準備

  • リプレイの確認

など、さまざまな仕事を経験できる可能性があります。

こうした経験は、将来的に自分でコーチ業をする際にも役立ちます。

ただし、応募するときは、
「ゲームが上手いから採用されるだろう」
と考えるだけではなく、自分の経験や得意分野を整理しておきましょう。

「どのゲームが得意なのか」
「どのレベルのプレイヤーを教えられるのか」
「どんな指導ができるのか」
を説明できるようにしておくと、自分の強みが伝わりやすくなります。


3. 自分で生徒を集める方法

次は、自分自身で生徒を集める方法です。

これは少し難しそうに見えますが、考え方は意外とシンプルです。

ポイントは、
「自分を必要としている人が、どこにいるのか?」
を考えることです。

たとえば、初心者向けのFPS指導をするなら、ゲーム初心者が集まるコミュニティやSNSを探します。

ただし、いきなり知らない人に、
「私のレッスンを買いませんか?」
と営業するのはおすすめできません。

まずはコミュニティに参加して、普通に交流しましょう。

ゲームについて質問されたら答える。
初心者が困っていたらアドバイスする。
役立つ情報を投稿する。

こうした活動を続けていると、少しずつ信頼が生まれます。

その結果、
「もっと詳しく教えてもらえませんか?」
と相談される可能性があります。

これが自然な集客につながります。

また、友人やゲーム仲間に声をかける方法もあります。

「今、eスポーツの指導を始めていて、試しに協力してくれる人を探しています」
と伝えてみるのです。

最初は無料または低価格でモニターを募集し、実際に指導してみる方法もあります。
ただし、無料だからといって適当に教えてはいけません。

むしろ、
「実際のサービスと同じように丁寧に対応する」
ことが重要です。

そのうえで、
「説明はわかりやすかったですか?」
「どこが一番役に立ちましたか?」
「もっと改善してほしいところはありますか?」
と感想を聞きます。

この feedback、つまり「利用した人からの感想」は、次のサービスを作るときに非常に役立ちます。

さらに、SNSで情報発信を続けることも重要です。

たとえば、
「初心者向け○○講座」
「毎週1つ、ランクアップのポイントを解説」
など、テーマを決めて継続的に発信します。

すると、単発の宣伝よりも、
「この人はこのゲームに詳しい」
というイメージを作りやすくなります。

集客は、一晩で大量の生徒を集めるものではありません。
信頼を少しずつ積み重ね、その結果として生徒が増えていくものと考えましょう。


4. プロフィール・実績・指導メニューの作り方

生徒を集めるうえで非常に重要なのが、「プロフィール」です。

プロフィールを見た人が、
「この人にお願いしてみようかな」
と思えるかどうかが大切です。

おすすめは、次の4つを簡潔に入れることです。

① 何のゲームを教えられるか
まず、対象となるゲームを明確にします。

「FPSが得意です」よりも、
「○○を中心に初心者向け指導をしています」
のように具体的にしたほうが伝わりやすいでしょう。


② 自分の経験
次に、自分のゲーム経験を書きます。

たとえば、
「○年以上プレイ」
「最高ランク○○」
「大会出場経験あり」
などです。

ただし、実績が少なくても問題ありません。

「初心者への指導経験○人」
「○か月間継続指導」
といった経験も立派な実績になります。


③ どんな人を指導できるか
ここも重要です。

「誰でもOK」ではなく、
「ゲームを始めたばかりの人」
「ランクアップしたい人」
「忙しい社会人」
など、対象者を明確にします。


④ 何をしてくれるのか
最後に指導内容です。

たとえば、
「60分マンツーマン」
「プレイ動画を分析」
「改善点を3つ提示」
「次回までの練習課題を作成」
などです。

この4つがそろっていると、
「この人に頼むと何をしてもらえるのか」
がかなりわかりやすくなります。

そして、もう一つ大切なのが「指導メニュー」です。

最初から複雑なコースをたくさん作る必要はありません。

たとえば、

初心者向け60分レッスン

  • 基本操作の確認

  • 実際のプレイ

  • 改善点の解説

  • 次回までの練習課題

というシンプルなメニューでも十分です。

慣れてきたら、
「プレイ分析コース」
「ランクアップコース」
「月4回の継続指導」
などを追加していけばいいでしょう。

大切なのは、「何をするのか」が購入前にわかることです。


5. 初心者が最初の生徒を獲得するまでの流れ

最後に、実際の流れを一つの例として見てみましょう。

たとえば、あなたがFPSを長くプレイしていて、初心者向けのオンライン指導を始めたいとします。
最初のステップは、自分の強みを決めることです。

「FPSなら何でも教えます」ではなく、
「○○というゲームの初心者向け」
と絞ります。

次に、指導メニューを作ります。

たとえば、
「60分オンライン指導」
「プレイを見ながら改善点を説明」
「初心者でもわかる言葉で解説」
という内容です。

その次にプロフィールを作ります。

ここでは、自分の経験だけでなく、
「どんな人の役に立てるのか」
をしっかり書きます。

そして、SNSやスキル販売サービスなどで公開します。

ただし、ここですぐに生徒が来なくても落ち込まないでください。
最初は誰からも申し込みがないことも珍しくありません。

そこで、SNSで初心者向けの情報を発信します。

「初心者が最初に覚えたい3つのこと」
「負けたときにチェックしたいポイント」
など、実際に役立つ内容を投稿します。

その中で、自分の指導サービスも紹介します。

さらに、友人やゲーム仲間にモニターをお願いして、実際の指導経験を作ります。
ここで感想をもらいます。

「説明がわかりやすかった」
「自分では気づかなかった問題を教えてもらえた」
といった感想が得られれば、本人の許可を取ったうえで、プロフィールなどに掲載できる場合があります。

すると、最初は何もなかったプロフィールに、
経験 → 指導実績 → 感想
という流れができます。

これが次の生徒を獲得するための材料になります。

そして、一人目の生徒が来たら、その指導を大切にしましょう。

約束した時間を守る。
事前に目標を聞く。
指導内容を準備する。
終わった後に改善点をまとめる。
次回までの課題を伝える。

こうした基本を丁寧に行うだけでも、印象は大きく変わります。

もし生徒が、
「またお願いしたいです」
と言ってくれたら、それは非常に大きな一歩です。

なぜなら、単発の仕事が「継続的な仕事」に変わる可能性があるからです。



最初の一人を大切にする

eスポーツ指導の副業を始めるとき、「100人の生徒を集める方法」を考える必要はありません。

まずは一人です。

その一人に、
「教えてもらってよかった」
と思ってもらう。

そして、次の一人に同じような価値を提供する。

この積み重ねが、やがて実績になります。

さらに、実績が増えればプロフィールを改善できます。

プロフィールが改善されれば、サービスの魅力が伝わりやすくなります。
サービスの内容が良くなれば、継続してくれる生徒も増えていくかもしれません。

つまり、
「生徒を集める → 指導する → 感想をもらう → サービスを改善する → 次の生徒を集める」
という循環を作ることが大切なのです。

副業を始めたばかりのころは、売上よりもこの循環を作ることを目標にするといいでしょう。


そして、仕事が少しずつ増えてくると、次に気になるのが
「結局、いくらで指導すればいいの?」
という問題です。

安すぎれば自分が疲れてしまいます。

かといって、最初から高すぎれば生徒が集まりにくいかもしれません。

さらに、単発レッスンだけでなく、月額制や継続指導にすると、安定した副収入につなげやすくなります。

次の第5章では、eスポーツ指導の料金設定と収入を増やす方法について、初心者でもイメージしやすいように具体的に解説していきます。


料金設定と収入を増やす方法

料金設定と収入を増やす方法

eスポーツ指導を副業として始めるなら、避けて通れないのが「料金」の問題です。

「1時間いくらにすればいい?」
「初心者だから安くしたほうがいい?」
「月に1万円くらいなら、何人の生徒が必要?」

最初はわからないことばかりでしょう。

特にゲームが好きな人ほど、
「お金をもらって教えるなんて申し訳ない」
と考えてしまうことがあります。

しかし、指導には時間がかかります。

生徒との連絡、予約の調整、プレイ内容の確認、レッスンの準備、指導後のアドバイスなど、ゲームを一緒にプレイしている時間以外にも仕事があります。

だからこそ、最初から「安ければいい」と考えるのではなく、自分が提供する価値と使う時間を考えて料金を決めることが大切です。

また、eスポーツ指導は「1回教えて終わり」だけでなく、継続指導や動画教材などに広げることもできます。

ここでは、初心者でも考えやすい料金設定の方法から、月1万円、5万円、10万円を目指す場合のイメージまで、具体的に見ていきましょう。



1. eスポーツ指導の料金を決める考え方

まず大前提として、eスポーツ指導に「全国共通の正解料金」があるわけではありません。

ゲームの種類、コーチの実績、生徒のレベル、指導時間、指導内容などによって変わります。

たとえば、初心者に基本操作を教えるレッスンと、大会を目指す選手に本格的な戦術分析を行うレッスンでは、必要な知識や準備時間が違います。

そのため、
「他の人がこの金額だから、自分も同じにする」
だけではなく、自分のサービスとして考えることが重要です。

最初に考えたいのは、「1回の指導にどれくらい時間を使うのか」です。

仮に60分のレッスンをするとしても、実際の仕事は60分だけではありません。

たとえば、

  • 生徒との事前連絡

  • 目標や悩みの確認

  • 指導内容の準備

  • 60分のレッスン

  • 指導後のフィードバック

  • 次回の練習課題作成

などがあります。

こう考えると、「60分のレッスン=60分だけ働く」というわけではありません。
だから、料金を決めるときは、実際に自分が使う時間全体を考えましょう。

さらに、自分の経験や実績も料金に影響します。

たとえば、指導経験がほとんどない段階なら、まず利用してもらいやすい価格からスタートする方法があります。

そして、指導経験が増えたり、専門性が高くなったり、継続して依頼してくれる生徒が増えたりすれば、料金を見直すこともできます。

ここで大切なのは、
「初心者だから、ずっと安くしなければいけない」わけではない
ということです。

最初は実績作りのために低めに設定していたとしても、経験が増えればサービスの価値も変わってきます。

たとえば、
「最初は初心者向けの60分レッスンだけ」
だったものが、
「プレイ分析+個別練習メニュー+月4回の継続サポート」
に成長したなら、同じサービスではありません。

料金も、それに合わせて見直していいのです。


2. 1回制・月額制・継続指導の違い

eスポーツ指導の料金体系には、大きく分けて「1回制」と「月額制・継続指導」があります。

それぞれにメリットがあります。

1回制のレッスン
1回ごとに料金を支払ってもらう方法です。

副業を始めたばかりなら、この形が比較的わかりやすいでしょう。

たとえば、
「60分のオンラインレッスン」
「90分のプレイ分析」
などです。

生徒側からすると、「まず1回試してみよう」と申し込みやすいメリットがあります。

コーチ側にとっても、最初から長期契約をお願いする必要がありません。

そのため、最初の生徒を獲得する入口として使いやすい方法です。

一方で、毎回新しい生徒を探す必要があるため、収入が安定しにくいというデメリットがあります。


月額制・継続指導
こちらは、毎月決まった回数のレッスンを提供する方法です。

たとえば、
「月4回のレッスン」
「週1回のオンライン指導」
といった形です。

生徒にとっては、継続的に上達をサポートしてもらえるメリットがあります。
コーチ側からすると、毎月継続してくれる生徒が増えれば、売上の見通しを立てやすくなります。

たとえば、月額1万円の生徒が5人いれば、単純計算で月5万円です。
ただし、月額制にするなら「毎月お金を払ってもらうだけの価値」を提供しなければなりません。

毎回同じことをするのではなく、
「今月は基礎」
「次は実戦」
「その次は苦手分野の改善」
というように、成長の流れを作るといいでしょう。


どちらから始めればいい?
副業初心者なら、最初は1回制から始める方法がおすすめです。

まず1回の指導を経験してもらい、
「また教えてほしい」
となったら継続プランを提案する。

この流れなら、無理に長期契約をお願いする必要がありません。

つまり、
1回制は「入口」
月額制は「継続」
と考えるとわかりやすいでしょう。


3. 月1万円・5万円・10万円を目指すモデル

では、実際にどのくらいの生徒が必要なのでしょうか。

ここではあくまで「収入イメージ」を作るための例として考えてみます。
実際の料金や必要人数は、指導内容や経費などによって変わります。

月1万円を目指す
まずは月1万円です。

これは副業として最初の目標にしやすい金額でしょう。

たとえば、1回5,000円のレッスンを月2回提供すれば、単純計算で1万円になります。
あるいは、月額1万円の継続生徒を1人持つ方法もあります。

「たった1人」と考えると、かなり現実的に感じるのではないでしょうか。

最初から10人、20人の生徒を集める必要はありません。

まず一人に満足してもらう。
そこから口コミや紹介につなげる。

これが第一歩です。


月5万円を目指す
次に月5万円です。

たとえば、月額1万円の生徒が5人いれば、単純計算で月5万円になります。
または、1回5,000円のレッスンを月10回行う方法もあります。

ただし、ここからは「自分の時間」も意識する必要があります。

単純にレッスン数を増やしていくと、本業との両立が難しくなる可能性があります。

そこで、
「継続指導を増やす」
「1回のレッスンに付加価値をつける」
「プレイ分析を商品化する」
などの工夫が必要になってきます。

たとえば、
60分のレッスンだけ
ではなく、
60分のレッスン+プレイ動画分析+次回までの練習課題
というサービスにする方法です。

同じ時間でも、提供する価値を高められます。


月10万円を目指す
月10万円になると、副業としてはかなり大きな収入です。

たとえば、月額1万円の生徒を10人持つという方法があります。
しかし、10人をマンツーマンで毎週指導するとなると、それなりの時間が必要です。

そこで、別の方法も考えます。

たとえば、

  • マンツーマン指導

  • 少人数レッスン

  • 動画教材

  • プレイ分析

  • オンライン講座

などを組み合わせます。

「自分が直接1時間教えなければ売上が発生しない」という状態から少しずつ抜け出すわけです。

ここで大切なのは、月10万円を目標にしたからといって、最初から10万円分の商品を作る必要はないということです。

まず月1万円。
次に月3万円。
その後、月5万円。
そして、必要なら月10万円。

このように段階的に考えたほうが、無理なく続けやすいでしょう。

また、ここで紹介した金額は売上のイメージであり、利益とは異なります。

機材費、サービス利用料、通信費などの経費が発生することもありますし、税金についても考える必要があります。

「月10万円売れた=10万円がそのまま手元に残る」とは考えないようにしましょう。


4. リピート率を高める指導方法

eスポーツ指導で安定した収入を作るなら、「新しい生徒を探し続ける」だけでは大変です。

そこで重要になるのが、リピートです。

リピートとは、一度利用してくれた生徒が、もう一度サービスを利用してくれることです。

たとえば、
「1回教えて終わり」より、
「毎月継続して指導する」ほうが、コーチ側も予定を立てやすくなります。

では、どうすれば「またお願いしたい」と思ってもらえるのでしょうか。

ポイントは、生徒の成長を実感してもらうことです。

たとえば、最初のレッスンで、
「今の課題はこの3つです」
と整理します。

その後、
「まずはこの1つを練習しましょう」
と目標を決めます。

次回のレッスンでは、
「前回と比べて、ここが改善しました」
と伝えます。

こうすると、生徒自身も、
「ちゃんと上達している」
と感じやすくなります。

さらに、指導後に簡単なまとめを送るのも効果的です。

たとえば、

今回できていたこと

  • 状況判断が前より早くなった

  • 無理な攻撃が減った

次回までの課題

  • マップ確認を意識する

  • 特定の場面で一度引く

といった形です。

これなら生徒も、次に何を練習すればいいのかわかります。

そして、継続指導では「毎回同じ内容」にならないことも大切です。

生徒が成長すれば、課題も変わります。

最初は操作。
次は立ち回り。
その次は状況判断。
さらに上達したら戦術。

というように、指導内容を変えていきます。

こうして、
「今の自分に必要なことを教えてくれる」
という状態を作れれば、コーチとしての価値は高まります。

ただし、リピートを増やすために無理に契約を迫る必要はありません。

「次回はここを確認しましょう」
「もし継続して練習したい場合は、月4回のプランもあります」
くらいの自然な案内で十分です。

最終的に継続するかどうかを決めるのは生徒です。

無理な営業より、「またお願いしたい」と自然に思ってもらえる指導を目指しましょう。


5. 指導以外の商品・サービスへ展開する

eスポーツ指導で収入を増やす方法は、単純に「レッスンの人数を増やす」だけではありません。

むしろ、副業として長く続けるなら、ここを考えることが重要になります。
なぜなら、マンツーマン指導には時間の限界があるからです。

自分が1日に8時間指導できるわけではありません。
本業があるなら、なおさらです。

そこで考えたいのが、一度作った知識や経験を、別の形で提供することです。

たとえば、プレイ動画を分析するサービスがあります。

生徒が録画した動画を送ってもらい、
「改善ポイント」
「良かったポイント」
「次に練習すること」
などをまとめて返します。

これなら、必ずしもリアルタイムで一緒にプレイする必要はありません。

また、初心者向けの動画教材を作る方法もあります。

たとえば、
「初心者が最初の1週間で覚えたいこと」
「○○ゲームの基本戦術」
「ランクアップのためのチェックポイント」
などです。

さらに、少人数のオンライン講座も考えられます。

1対1ではなく、数人に同時に教える方法です。

もちろん、人数が増えれば一人ひとりへの対応は難しくなります。
そのため、初心者向けの基礎講座など、内容をある程度共通化できるテーマと相性がいいでしょう。

ほかにも、

  • 練習メニューの作成

  • リプレイ分析

  • チーム向け研修

  • 大会前の集中講座

  • ゲーム攻略コンテンツ

  • YouTubeなどの動画発信

といった展開が考えられます。

ここで大切なのは、最初から全部やらないことです。

まずは指導をする。
生徒から質問を受ける。
何度も同じ質問が出てくる。

そこで、
「この内容を教材にできるかもしれない」
と考える。

これが自然なサービス展開です。

たとえば、初心者から毎回、
「最初に何を練習すればいいですか?」
と聞かれるなら、その答えを整理して「初心者向け練習ガイド」にできます。

「同じ質問に何度も答える」という経験が、新しい商品を作るヒントになるのです。



「時間を売る副業」から少しずつ変えていく

eスポーツ指導を副業として始めたばかりなら、自分の時間を使って直接教えることが中心になります。

これは悪いことではありません。
むしろ、最初は直接教えるからこそ、生徒の悩みがわかります。

ただ、経験が増えてきたら、
「自分の時間以外にも価値を提供できないか?」
と考えてみましょう。

マンツーマン指導。

プレイ分析。

少人数レッスン。

動画教材。

オンライン講座。

このように、少しずつサービスを増やしていくイメージです。

もちろん、すべてのコーチがここまで広げる必要はありません。
「週末に数人だけ教えて、月数万円の副収入を得る」という働き方でも十分です。

大切なのは、自分がどこまでやりたいのかを決めることです。


料金よりも「生徒が得られるもの」を考える

料金設定で迷ったときは、「いくらなら売れるか」だけを考えないようにしましょう。

それよりも、
「この料金を払った生徒は、何を得られるのか?」
を考えることが重要です。

60分間ゲームを一緒にプレイするだけなのか。

それとも、
「自分の弱点がわかる」
「練習方法がわかる」
「次に何をすればいいかわかる」
というところまでサポートするのか。

同じ60分でも、提供している価値は大きく変わります。

eスポーツ指導は、「ゲームを一緒にする仕事」ではありません。
生徒の「上手くなりたい」を、「次に何をすればいいのか」に変える仕事です。

ここを意識すると、料金設定もサービス作りも考えやすくなります。


そして、副業として収入を増やしていくうえで、もう一つ重要なのが「生徒との信頼関係」です。

特に、子どもや初心者を対象にする場合は、ゲームの腕前だけでなく、安全面やお金の管理、個人情報などにも注意しなければなりません。

「知らなかった」では済まされない問題もあります。

次の第6章では、副業としてeスポーツ指導をする際のトラブルを防ぐための注意点を取り上げます。

副業を長く続けるために、始める前に知っておきたいルールや、お金・個人情報・未成年者への指導などについて、初心者向けにわかりやすく解説していきます。


トラブルを防ぐための注意点

トラブルを防ぐための注意点

eスポーツ指導は、パソコンやゲーム機があれば比較的始めやすい副業です。

その一方で、
「ゲームを教えるだけだから、特に難しいルールはないだろう」
と考えてしまうのは少し危険です。

実際にお金を受け取ってサービスを提供するなら、一般的な副業と同じように確認しておきたいことがあります。

特に注意したいのが、勤務先の副業ルール、税金、未成年者への対応、個人情報の管理、広告表現です。

どれも難しそうに感じるかもしれませんが、最初に基本だけ押さえておけば大丈夫です。

ここでは、eスポーツ指導を安心して続けるために知っておきたいポイントを紹介します。



1. 副業を始める前に勤務先のルールを確認する

会社員として働きながらeスポーツ指導を始める場合、最初に確認したいのが勤務先の副業に関するルールです。

最近は副業を認める会社もありますが、すべての会社が同じルールではありません。

「副業OK」と書いてあっても、

  • 事前申請が必要

  • 届け出だけ必要

  • 競合する仕事は禁止

  • 本業に支障が出る働き方は禁止

  • 会社の情報や設備を副業に利用してはいけない

など、条件が決められている場合があります。

そのため、
「周りの人も副業しているから、自分も大丈夫」
と判断するのではなく、就業規則や社内の副業規定を確認しましょう。

わからない場合は、人事や担当部署に確認する方法もあります。

特に気をつけたいのが、本業と副業の線引きです。

たとえば、本業の勤務時間中に生徒からの問い合わせに返信したり、会社のパソコンを使ってレッスンを行ったりするのは避けるべきです。
また、本業の会社で知った情報を副業に利用するようなことも問題になります。

eスポーツ指導をするなら、
「本業は本業」
「副業は副業」
と分けて考えることが大切です。

さらに、副業に時間を使いすぎて、本業の仕事や生活に影響が出るのも避けたいところです。

最初は、
「平日の夜に週2回」
「土日に数時間」
など、自分が無理なく続けられる範囲から始めましょう。

副業は短期間で頑張りすぎるより、半年、1年と続けられるペースを作ることが大切です。

なお、会社員ではなくフリーランスや学生などの場合は、それぞれ確認すべきルールが異なります。

自分の立場に応じて、必要な手続きがないか確認しておきましょう。


2. 確定申告・所得・経費の基本を知っておく

副業で収入を得るようになると、「税金はどうなるの?」という疑問も出てきます。

ここは少し難しく感じるかもしれません。

まず覚えておきたいのが、「売上」と「所得」は同じではないということです。

たとえば、eスポーツ指導で年間30万円の売上があったとします。

そのために必要な仕事用の費用が5万円かかった場合、単純なイメージでは、
30万円 − 5万円 = 25万円
となります。

この「25万円」のように、売上から必要な経費を差し引いたものが所得を考えるうえでの基本になります。

ただし、実際の税金や確定申告が必要かどうかは、会社員なのか個人事業主なのか、ほかの所得があるのかなどによって変わります。

また、「副業所得が年間20万円を超えたら必ず税金が発生する」と単純に考えるのも正確ではありません。

20万円という数字は、会社員などの一定の条件における所得税の確定申告に関するルールとしてよく知られていますが、すべての人にそのまま当てはまるわけではありません。

さらに、所得税の確定申告が不要なケースでも、住民税について別途申告が必要になる場合があります。

そのため、収入が増えてきたら国税庁や自治体の案内を確認し、不明点があれば税理士などの専門家に相談すると安心です。

経費になるものを記録しておく
副業としてeスポーツ指導をするなら、仕事に必要な費用が発生することがあります。

たとえば、

  • 指導用のマイク

  • Webカメラ

  • 必要なソフトウェア

  • オンラインサービスの利用料

  • 指導に使う資料

  • 業務に必要な通信費など

です。

ただし、「ゲームに使ったお金なら全部経費」ではありません。
仕事で使った部分と、プライベートで使った部分を分けて考える必要があります。

たとえば、ゲーム用のパソコンを副業だけで使っているのか、普段のゲームや動画視聴にも使っているのかでは考え方が変わります。

仕事と私生活の両方で使っているものについては、合理的な基準で仕事に使った部分を区分する必要がある場合があります。

だからこそ、レシートや領収書を保管し、
「何のために使ったお金なのか」
が後からわかるようにしておくことが大切です。

副業を始めたばかりなら、最初から難しい会計システムを導入する必要はありません。

まずは、
売上・支出・日付・内容
を記録する習慣を作りましょう。

そして、収入が増えてきたら会計ソフトなどを利用する方法もあります。

税金は後からまとめて考えると大変です。

「稼ぎ始めたら記録する」
これを習慣にしておきましょう。


3. 未成年者を指導するときは特に慎重に

eスポーツ指導では、子どもや中高生が生徒になるケースも考えられます。

ここは大人を指導する場合とは少し違った注意が必要です。

まず重要なのが、保護者との関係です。

未成年者を対象にする場合は、申し込みや契約、料金、連絡方法などについて、保護者が関与する仕組みを作っておくと安心です。

たとえば、
「保護者の同意を確認してから指導を開始する」
「料金やキャンセルルールを事前に説明する」
「連絡は保護者も確認できる方法を使う」
などです。

特に、未成年の生徒とコーチが1対1で直接やり取りする場合は慎重になりましょう。

ゲーム内のチャットやSNSのDMだけで連絡を続けるのではなく、必要に応じて保護者を含めた連絡手段を用意するなど、透明性を高めることが大切です。

また、個人的な連絡先や住所などを必要以上に交換しないことも重要です。
そして、指導内容についても注意が必要です。

子どもの場合、「勝つこと」だけが目的とは限りません。

ゲームを通して、

  • 楽しく続ける

  • コミュニケーションを学ぶ

  • 目標を決める

  • 自分で考える

といったことも大切になります。

「負けたからダメ」
「もっとゲームをしないと上手くならない」
など、過度にプレッシャーをかける指導は避けましょう。

また、ゲームのプレイ時間についても、生活や学業とのバランスを考える必要があります。

特に保護者から依頼を受ける場合は、
「どのくらい練習すればいいか」
「どんな内容を指導するのか」
を明確にしておくと、後から認識の違いが起きにくくなります。

未成年者を対象にするなら、ゲームの技術だけでなく、安全に学べる環境を作ることもコーチの仕事だと考えておきましょう。


4. 個人情報・ゲームアカウント・オンライン上の安全を守る

オンラインでeスポーツ指導をする場合、意外と重要なのが「情報管理」です。

たとえば、生徒と連絡を取るために、

  • 本名

  • メールアドレス

  • SNSアカウント

  • ゲームID

  • ボイスチャットの情報

  • 支払いに関する情報

などを扱うことがあります。

これらを適当に管理してはいけません。

まず、必要以上の個人情報を集めないことです。

「指導に必要だから」といって、生徒の住所や学校名などまで聞く必要は通常ありません。

必要な情報だけを取得する
という考え方を持ちましょう。

また、自分自身の情報も守る必要があります。

副業用のSNSアカウントを作るなら、プライベートのアカウントと分ける方法もあります。

本名や住所などを公開しすぎないようにすることも大切です。


ゲームアカウントを預からない
特に注意したいのが、ゲームアカウントのIDやパスワードです。

生徒から、
「代わりにプレイしてランクを上げてください」
と言われることがあるかもしれません。

しかし、アカウントを預かることは、セキュリティ上の問題だけでなく、ゲーム運営会社の規約に抵触する可能性もあります。

そのため、基本的には生徒のアカウント情報を預からない仕組みにするのが安全です。

「プレイを代行する」のではなく、
「本人がプレイしているところを見てアドバイスする」
という形にしましょう。

これならコーチとしての本来の役割にも合っています。

また、パスワードを教えてもらう必要があるサービスは、特に慎重になりましょう。

自分自身のアカウントについても、二段階認証など利用できるセキュリティ機能を設定しておくと安心です。

オンライン指導では、
「便利だから何でも共有する」のではなく、「必要なものだけ共有する」
という意識を持っておきましょう。


5. 「必ず勝てる」などの誇大な表現を使わない

最後に、サービスを宣伝するときの注意点です。

eスポーツ指導では、
「絶対に勝てます!」
「必ずランクが上がります!」
「1か月で誰でもプロになれます!」
といった表現を使いたくなるかもしれません。

しかし、こうした断定的な表現には注意が必要です。

ゲームの結果は、コーチの指導だけで決まるものではありません。
生徒自身の練習量、プレイ時間、対戦相手、その日のコンディションなど、さまざまな要素があります。

そのため、
「必ず勝てる」と約束するのではなく、「上達をサポートする」
という伝え方が基本です。

たとえば、
「初心者が基本を身につけるための指導」
「プレイ動画を分析して改善点を提案」
「ランクアップを目指すための練習方法を一緒に考えます」
といった表現なら、サービス内容も伝わりやすくなります。

実績を紹介するときも注意しましょう。

「この生徒は○○ランクになりました」
という事実を紹介するなら、その内容が本当に事実なのか確認する必要があります。

また、生徒の名前やプレイ画面などを掲載する場合は、本人や保護者など必要な人から適切な許可を得ることも重要です。

「実績を増やしたいから」といって、勝手に生徒の情報を公開するのは避けましょう。

そして、実績がまだ少ないなら、無理に大きく見せる必要はありません。

「指導実績100人」
と書くより、
「現在、初心者向け指導を中心に経験を積んでいます」
と正直に伝えるほうが、長い目で見ると信頼につながります。


「売るための言葉」より「信頼される言葉」

副業を始めたばかりのころは、
「どうすれば申し込んでもらえるだろう?」
と考えてしまいます。

もちろん集客は重要です。

しかし、短期的に申し込みを増やすことだけを考えて、できないことまで約束してしまうと、後でトラブルにつながります。

それよりも、
「何を教えられるのか」
「どんな人に向いているのか」
「どこまでサポートするのか」
を正直に伝えましょう。

eスポーツ指導は、ゲームが上手いだけで成立する仕事ではありません。

「この人なら安心して任せられる」
と思ってもらえることが、とても大切です。



安心して続けられる副業にするために

ここまで紹介した注意点をまとめると、次の5つを覚えておけば大きく外しにくくなります。

  1. 勤務先の副業ルールを確認する

  2. 売上や経費を記録して、税金について早めに確認する

  3. 未成年者を指導するときは保護者との関係を明確にする

  4. 個人情報やゲームアカウントを適切に管理する

  5. 「必ず勝てる」など、結果を保証する表現を避ける

どれも特別に難しいことではありません。

むしろ、副業を始める前に最低限のルールを決めておけば、後から慌てずに済みます。

そして、ルールをきちんと整えることは、生徒からの信頼にもつながります。

「料金はいくらなのか」
「キャンセルするとどうなるのか」
「どのような指導をするのか」
「連絡はどの方法でするのか」

こうしたことを最初に明確にしておけば、生徒側も安心してサービスを利用できます。


ここまで来ると、eスポーツ指導を副業にするための基本的な準備はかなり整ってきました。

ゲームの技術を身につける。
指導方法を学ぶ。
生徒を集める。
料金を設定する。
そして、安全にサービスを提供する。

では、その先にどんな未来があるのでしょうか?

最初は月1万円を目標にしていた副業が、月5万円、10万円と成長する可能性もあります。

さらに、指導経験を積んで専門性を高めれば、スクール運営やチーム指導、コンテンツ販売など、別の仕事につながる可能性もあります。


次の最終章では、「2026年からeスポーツ指導の副業を始めるための具体的なロードマップ」を紹介します。

「興味はあるけれど、結局何から始めればいいのかわからない」
という人に向けて、最初の準備から初案件、そして継続的な収入を目指すまでの流れを整理していきます。


まとめ:2026年からeスポーツ指導を副業にするために

まとめ

ここまで、eスポーツ指導を副業にするための考え方から、必要なスキル、仕事の探し方、料金設定、トラブル対策まで紹介してきました。

最後に一番伝えたいのは、「ゲームが得意」という経験は、それだけで終わらせる必要はないということです。

もちろん、ゲームが上手いだけで簡単に稼げるわけではありません。

しかし、自分がこれまで積み重ねてきたプレイ経験に「教える力」を組み合わせれば、誰かの役に立つサービスに変えていくことができます。

2026年からeスポーツ指導を始めるなら、最初から大きな副業にしようとする必要はありません。

小さく始めて、実際に教えて、改善していく。

この繰り返しが、最も大切です。



1. 最初から完璧を目指さない

副業を始めるとき、多くの人が最初から完璧な準備をしようとします。

「もっとゲームが上手くなってから」
「資格を取ってから」
「SNSのフォロワーを増やしてから」
「立派なホームページを作ってから」
と考えているうちに、時間だけが過ぎてしまうことがあります。

もちろん、必要な知識を身につけることは大切です。

しかし、eスポーツ指導の場合、実際に人へ教えてみなければわからないこともたくさんあります。

たとえば、自分では簡単だと思っていたことが、初心者には難しかったりします。

逆に、
「ここは教えなくても大丈夫だろう」
と思っていた部分で、生徒がつまずくこともあります。

実際に指導すると、
「この説明では伝わらない」
「もっと具体例を出したほうがいい」
「この練習方法なら続けてもらえそう」
といった発見があります。

だからこそ、最初から完璧なコーチを目指す必要はありません。

「まず一人に教えてみる」
くらいの気持ちで始めてみましょう。

最初のレッスンが終わったら、改善点を考える。
次のレッスンで改善する。
また感想をもらう。

この繰り返しで、少しずつサービスの質が高くなっていきます。

副業は「準備が100%終わったらスタート」ではなく、「小さく始めて、走りながら改善する」くらいでもいいのです。


2. 「得意なゲーム×教える力」を強みにする

eスポーツ指導で強みを作るなら、単純に「ゲームが上手い」だけではなく、
得意なゲーム × 教える力
という組み合わせを意識してみましょう。

たとえば、同じゲームをプレイしている人が100人いたとして、その全員がコーチになれるわけではありません。

自分のプレイを分析して、理由を説明できる。
初心者にもわかる言葉に置き換えられる。
生徒の弱点を見つけられる。
その人に合った練習方法を考えられる。

こうした能力が加わることで、「ただゲームが上手い人」から「ゲームを教えられる人」に変わっていきます。

さらに、自分の得意分野を絞るのもおすすめです。

たとえば、
「FPSが得意」だけではなく、
「FPS初心者向け」
「ランクアップを目指す人向け」
「プレイ動画の分析が得意」
「社会人向けの短時間レッスン」
などです。

対象を絞ると、
「自分に合ったコーチかもしれない」
と思ってもらいやすくなります。

すべての人に対応する必要はありません。

「この人なら自分の悩みを理解してくれそう」
と思ってもらえることが、仕事につながる大きなポイントです。


3. 小さく始めて実績を作る

これから副業を始める人におすすめしたいのが、最初から大きな目標を設定しないことです。

まずは、
「最初の一人を教える」
ことを目標にしてみましょう。

最初の一人なら、友人やゲーム仲間でも構いません。

実際に指導してみて、
「どこがわかりにくかったですか?」
「どんなアドバイスが役に立ちましたか?」
と感想を聞きます。

そこで得られた経験を、次のサービス改善に使います。

さらに、許可を得たうえで感想を実績として紹介できれば、次の生徒を探すときにも役立ちます。

この流れを繰り返していきましょう。

一人目 → 三人 → 五人 → 十人
と少しずつ増やしていけばいいのです。

最初から「月10万円稼ぐぞ」と考えるより、
「まず5,000円のサービスを一件販売する」
「次に継続してくれる生徒を一人作る」
といった具体的な目標のほうが行動しやすくなります。

そして、最初の売上は金額以上の意味を持ちます。

自分のゲーム経験を使って、誰かから実際にお金を受け取った。
これは、単なるゲームの経験から「仕事」に一歩進んだということです。


4. 継続的に学び、指導サービスを改善する

eスポーツの世界では、ゲームの環境が変化します。

アップデートによってキャラクターや武器の性能が変わることもあります。
新しい戦術が広まることもあります。
プレイヤーの流行も変わります。

そのため、一度覚えた知識だけで何年も指導するのは難しいでしょう。

コーチ自身も学び続ける必要があります。

ただし、学ぶのはゲームのことだけではありません。

「どう説明すればわかりやすいか」
「初心者はどこでつまずくのか」
「どうすれば練習を継続してもらえるか」
といった、指導そのものについても勉強していきましょう。

2026年は、AIやプレイ分析ツールなども活用しやすくなっています。
ただし、便利なツールを使うこと自体が目的になってはいけません。

大切なのは、
「このツールを使えば、生徒にどんな価値を提供できるのか?」
と考えることです。

たとえば、プレイ動画を整理したり、練習メニューを考えたり、指導内容をまとめたりする作業を効率化できます。

その分、コーチは生徒とのコミュニケーションや、実際の課題解決に時間を使えるようになります。

そして、指導するたびに、

  • 生徒は何に困っていたか

  • どんな説明が伝わったか

  • どこでつまずいたか

  • どんな練習が効果的だったか

を記録しておきましょう。

こうした記録は、時間が経つほど貴重な財産になります。

最初は「自分の経験」だったものが、やがて「自分だけの指導ノウハウ」になっていくからです。


5. eスポーツ経験を収入につなげるための具体的な第一歩

ここまで読んで、
「じゃあ、結局何から始めればいいの?」
と思っている人もいるでしょう。

そこで、最後に具体的な行動をまとめます。

STEP1:教えるゲームを一つ決める
まず、自分が最も自信を持って教えられるゲームを一つ選びます。

「このゲームなら初心者に説明できる」
と思えるタイトルから始めましょう。


STEP2:教えられる相手を決める
次に対象者を決めます。

たとえば、

  • ゲームを始めたばかりの初心者

  • ランクを上げたい人

  • プレイ動画を分析してほしい人

  • 忙しい社会人

  • 大会を目指すプレイヤー

などです。

最初は「初心者向け」にすると、サービス内容を作りやすいでしょう。


STEP3:60分程度のシンプルなメニューを作る
最初から複雑なコースを作る必要はありません。

たとえば、

初心者向け60分レッスン

  • 現在の悩みを確認

  • 実際にプレイ

  • 改善点を解説

  • 次回までの練習課題を決める

これだけでも立派なサービスになります。


STEP4:プロフィールを作る
「何のゲームが得意なのか」
「どんな経験があるのか」
「誰に教えられるのか」
「どんな指導をするのか」
を簡潔にまとめます。

実績が少なくても問題ありません。

最初は、
「○年プレイしています」
「初心者向けにわかりやすく指導します」
といった形でもいいでしょう。


STEP5:一人目を探す
SNS、スキル販売サービス、ゲーム仲間、コミュニティなどを活用して、最初の生徒を探します。

必要ならモニターとして低価格で試してもらい、感想をもらう方法もあります。

ただし、料金やサービス内容、キャンセル条件などは事前に明確にしておきましょう。


STEP6:指導して、改善する
一人目の指導が終わったら、必ず振り返ります。

「何がうまくいった?」
「何がわかりにくかった?」
「次は何を変える?」
を考えます。

この繰り返しが、コーチとしての成長につながります。


STEP7:継続指導につなげる
生徒が「また教えてほしい」と感じてくれたら、継続プランを用意します。

月2回、月4回など、自分と生徒の両方が無理なく続けられる形を作りましょう。

その後、プレイ分析、少人数講座、教材などにサービスを広げることもできます。


eスポーツ経験は「趣味」で終わらせなくてもいい

ゲームを何年もプレイしていると、
「これまでゲームに使ってきた時間は、何か役に立つのだろうか?」
と考えることがあるかもしれません。

もちろん、ゲームはまず楽しむためのものです。
無理に仕事にする必要もありません。

しかし、
「自分が苦労して身につけた知識を誰かに教える」
「初心者の悩みを解決する」
「上達するための方法を一緒に考える」
という形に変えれば、これまでの経験が誰かの役に立つ可能性があります。

そして、それに価値を感じてくれる人がいれば、収入につながる可能性もあります。

これが、eスポーツ指導を副業にする面白さです。

最初からプロコーチになる必要はありません。
大きなスクールを作る必要もありません。
高額な機材をすべてそろえる必要もありません。

まずは、自分が得意なゲームを一つ選ぶ。

教えられる相手を決める。
小さな指導メニューを作る。
そして、最初の一人に教えてみる。

ここから始めればいいのです。

その一人から得た経験を次の生徒に活かし、少しずつサービスを改善していく。

月1万円を目指す。
できたら月3万円、5万円と次の目標を考える。
もっと続けたいと思ったら、指導以外のサービスにも広げていく。

こうして考えると、「eスポーツで副業をする」というのは、単純にゲームをしてお金をもらうことではありません。

自分が積み重ねてきたゲーム経験を、誰かの成長を助ける価値に変えることなのです。


2026年、eスポーツを取り巻く環境はこれからも変化していくでしょう。

だからこそ、「自分には無理」と最初から決めつける必要はありません。

ゲームが好き。
得意なタイトルがある。
人に教えることに興味がある。

その3つがあるなら、まず小さく試してみる価値はあります。


あなたのゲーム経験を、次は「誰かの役に立つスキル」に変えてみてください。

最初の一歩は、思っているよりずっと小さくて構いません。

「いつか始めよう」ではなく、今日、自分が教えられるゲームと、教えられそうな相手を一つずつ書き出してみる。

それが、eスポーツ経験を副業につなげるための具体的な第一歩です。



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