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ぬか床をかき回すのと、指揮の動きは同じだった!?

どうも。村中です。
 
これまで
シューマンの交響曲は
その全4曲を
Orchester AfiAと演奏してきました。
 
同じくブラームスの交響曲は
これまで4曲全てを
様々な場所で演奏してきました。
 
この2人の作曲家
私の中では
かなり誤解が大きいと思う
作曲家なのです。
 
「ピアニスト列伝」という講座を
創るにあたり
シューマンの作品については

交響楽だけでなく
ピアノ作品をかなりの数
聴いてみました。
 
でもシューマンに対する
誤解だけでなく
やはり
ブラームスに対する誤解が
もっと大きいのではないか。
 
そう思いだしたキッカケは
交響曲第1番に対する
オーケストラの音楽家のイメージです。
 
おそらく
日本のどこに行こうとも
オーケストラのメンバーは

ブラ1は何百回と演奏した、と
言うでしょう。
 
でも彼らが持つ
ブラームスのイメージは
どこから来たのか?
 
そこがちょっと疑問符です。(笑)
 
確かに
ベートーヴェンの第九の次の
第十だという評価が

歴史的にあるのは
わからなくもないのです。
 
それまで
皆が交響楽の金字塔である
ベートーヴェンの交響曲を
超えようとしたわけですから。
 
でも私に言わせれば
ブラームスはブラームス。
ベートーヴェンはベートーヴェン。

みんな、違うんです。
 
これ、日本にいると
いつも思うことなんですね。
 
もういい加減、人それぞれで
いいんじゃないか。
 
そう思うんです。

でも違うとダメなんです。

だからシューマンはこう。
ブラームスはこう。
 
だけど。。。
 
私が思うには
シューマンもシューベルトも
ブラームスも
かなり誤解を受けているんです。
 
世界中でね。
 
それを指摘されても
誰も世界では何とも思わない。

むしろ
「あんた面白いこと言うね」
と言われる。
 
でも日本だと
「それはダメだ。間違いだ。」
になるんです。
 
それはそれで
感じ方は皆が違うんです。
 
だから
それぞれに
違う感じ方で行けばいい。
 
なのに、誰かが
ついて来てくれないと
コワくて足もでないのが
日本人なんです。
 
これ、本当のことですよ。

だからクラシックなんて
その権化みたいな世界ですから
誰も違うことは言えなくなる。
 
1970年代に新しいバージョンが
すでに出版されている
モーツァルトの「フィガロの結婚」や
「コジ・ファン・トゥッテ」などの
オペラの名作。
 
ベーレンライター版と言います。
知ってるよって?
 
ああ、そうですか。

じゃあ、あなたはその楽譜
どう使うか
使い方説明できますか?
 
そう訊いたら、大抵は
答えられないんです。
 
私もウィーンで
訊きまくりましたけど
学校では少なくとも
誰も答えられなかった。(笑)
 
私、横浜で「フィガロの結婚」を
ミヒャエル・ハンペ氏と
一緒にやるにあたり
 
まあ、自分が芸術監督だった
ということもあって

ある意味
ハンペ氏の伝統的なものを
現代的な雰囲気にするには
どうしたらよいか?
 
すごく悩んだんですね。
 
もちろん
歌手の選定は徹底的にやりました。
新しいコンセプトを出して。
 
だから
キャスティングは面白かった。

しかも優秀な歌手が
集まってくれました。
 
その4年前の
コジ・ファン・トゥッテの時は
イタリアのフェニーチェ歌劇場から
コンサート・マスターと
コレペティ(歌手コーチ)に
来てもらいましたから
 
この2人は私の右腕だったので
かなりやりたいことは
できたんですが

何と言うか
伝統的ではあるけれど
ちょっと
古い感じがしたんです。
 
この時は舞台が
簡素化されていたので
コンサートホールでの
現代的な雰囲気が
うまく醸し出せたはずです。
 
でも「フィガロ」になると
ハンペ氏の舞台は
ちょっと古い感じがした。
 
演出家は
やっぱりお金かけたいんですが
お金をかければかける程
古く感じるのはなぜでしょうかね。
 
私はその時、完全に別のことを
考えていました。
 
日本ってなぜ
こうなるのかなぁ?と。
 
その横浜のプロダクションってのは
私が横浜の街を練り歩いて
 
リハーサルの場所や
音を創る場所を決め
 
街の音、街の色を表現するために
生まれたものなんですよ。
 
私のアタマのなかにあったのは
ベーレンライター版で
「何か横浜で
独自の新しい音ができるか?」
 
ということでした。
 
さて。どんな音になったか。
聴いてみて下さい。
 
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https://vimeo.com/318160795/745814ab9b
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これは、全員日本人の歌手ですよ。
レベル半端なく高いです。

そして歌手の声は色々です。
 
でもその声を活かして
ホンマもんの音楽をやること。
 
そして時代が変わっても
古くならないものを求める精神。
 
それって。何でしょうね。(笑)
 
古くなったということは
変われなくなった、
ということでしょうね。
 
常に変化していかなければ
ぬか床だって
いつもかき回してやらないとね。
 
指揮者がオーケストラの音を
舞台の上でかき回すみたいに。(笑)
 
今日も素敵な一日を。
 
Muran

■P.S.
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■P.P.S.
次回の村中大祐指揮 Orchester AfiA の横浜公演は、
10月2日(金)19時、横浜みなとみらいホール

ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
ブルックナー:交響曲第7番

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